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宮沢りえ、柳楽優弥、小松菜奈らキネマ旬報ベスト・テン表彰式で喜び噛み締める

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「2016年 第90回キネマ旬報ベスト・テン」表彰式の様子。

「2016年 第90回キネマ旬報ベスト・テン」表彰式の様子。

本日2月5日、キネマ旬報社が主催する「2016年 第90回キネマ旬報ベスト・テン」の表彰式が東京・文京シビックホールにて行われ、受賞者らが登壇した。

「キネマ旬報ベスト・テン」は、1924年度に当時の編集同人の投票によりベストテンを選定したことを発端とする歴史ある映画賞。現在は映画評論家、日本映画記者クラブ員らにより選定されている。

湯を沸かすほどの熱い愛」の演技が評価され主演女優賞を獲得した宮沢りえは「『紙の月』の吉田大八監督から届いたメールの最後に“うらやましい”と書いてありました。この賞はそれほど特別なんだって思います」と喜びを噛み締める。さらに「演じた役は自分の人生の1つなんだって思うようになりました。(主人公の)双葉を演じたことは、この私の人生にとってとても豊かな経験になったと思います」と感慨深げに語り、同じ作品で助演女優賞を受賞した杉咲花のほうを向いて「花、おめでとう!」と声をかけた。表彰後は今回の受賞作でメガホンを取った中野量太が登場し、両腕に抱えた花束を宮沢と杉咲に手渡す。中野は「お母ちゃんと娘の役がりえさんと花に決まったときに、(この映画は)いけるんじゃないかとおもいました。(2人の受賞は)もうびっくりだし、めちゃくちゃうれしいです!」と声を弾ませた。

ディストラクション・ベイビーズ」で主演男優賞に輝いた柳楽優弥は、トロフィーの授与前にマイクをつかんで「柳楽優弥です!」と挨拶し、観客を笑わせる。そして授与後に「改めまして、柳楽優弥です。『誰も知らない』で新人男優賞をいただいてから、12年間悩んだりいろいろとやっていたので、今回主演男優賞を受賞できたことが光栄です。このヘビー級のトロフィーに負けないように、筋トレをしないと(笑)。演技に対して真面目に向き合って、いい作品に出られる人でいないとと思います」「家族や、子役の頃から応援してくださった皆様に感謝しています。これからも気合いを入れていくので応援してください」と力強いまなざしで語った。

そして助演女優賞を受賞した杉咲は「宮沢りえさんはカメラに映らないところでもお母ちゃんでいてくださって、何度も救っていただきました。温かい人々しかいない作品に巡り会えただけでも幸せなのに、こんな賞をいただけるなんて。すべての出会いにただただ感謝しかありません」と緊張の面持ちで挨拶する。「永い言い訳」で助演男優賞を受賞した竹原ピストルは「西川美和監督の監督にまた出演できたら『ああ竹原さん、そんなこともできるようになったんですね』と褒めてもらえるようになりたいです。こんな素敵な賞をいただけるなら、バカみたいな芸名にしなければよかったです!」とスピーチして笑いを誘い、「本木さんが僕の歌を気に入ってくださっていたんです。どうしたら竹原ピストルは売れるのかと1時間くらい熱弁してくださったこともあって」と、同作で共演した本木雅弘との思い出話を明かした。

新人女優賞は小松菜奈、新人男優賞は村上虹郎と、真利子哲也監督作「ディストラクション・ベイビーズ」に出演した2人が受賞。同作のほかに「溺れるナイフ」「黒崎くんの言いなりになんてならない」などにも出演した小松は「『溺れるナイフ』の夏芽という役は特別。血を吐くんじゃないかというくらいつらくて、すべてをむき出しにして無我夢中でただただ走り続けるような現場でしたが、大切な作品になりました」と述べ、「『ディストラクション・ベイビーズ』では素晴らしいキャストの方々とお仕事できたことをうれしく思います。これからも努力を惜しむことなくがんばりたいです」と続けた。そんな小松を、柳楽と真利子が前に出て祝福する一幕も。映画撮影のため欠席の村上に代わって登壇した真利子は、「願わくば柳楽さんと一緒に(舞台に)立ちたかったです。オーディションのときから今日この日も、将太という一途な役とともに生きた時間が愛おしいです」と村上からの手紙を代読した。

なお映画ナタリーでは、同表彰式の様子を引き続きレポートする。

※「2016年 第90回キネマ旬報ベスト・テン」表彰式
第2弾レポートはこちらから

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