菅田将暉「キネマ旬報ベスト・テン」表彰式で幸せ噛みしめる、蒼井優は感謝を語る

「2017年 第91回キネマ旬報ベスト・テン」の表彰式が本日2月12日、東京・文京シビックホールにて開催され、主演男優賞を獲得した菅田将暉と、主演女優賞に輝いた蒼井優が登壇した。

「キセキ ーあの日のソビトー」「帝一の國」「あゝ、荒野」「火花」での演技が評価された菅田は「皆さんのスピーチを聞きながら、そして過去の受賞者の方々のお名前を見て、重い賞であることを実感しています」とコメント。続けて「知らないこともたくさんあり、何ができるかもわかりませんが、真摯にワンカットワンカットやっていきたい」と今後について語る。

2017年に多数の作品に出演したことに関して「ありがたいことに『菅田くんとやりたい』と言ってくれる方がいて、その人の瞳に宿った熱意を見るとありがたいというか、幸せです」と振り返る。また「自分の作品を観ていると現場の時間、現場の体温みたいなものを思い出します」と述懐した。

「彼女がその名を知らない鳥たち」の演技で主演女優賞を贈られた蒼井は「2006年 第80回キネマ旬報ベスト・テン」で助演女優賞を受けたことに触れ「11年経ってまたここに呼んでいただけて光栄です。たくさんの素晴らしい人たちとの出会いによってこうしてここに立たせていただいています。これからも素敵な方々とお会いして、差し伸べていただいた手をしっかりと信じていきたい」と思いを述べた。

「キネマ旬報ベスト・テン」は、1924年度に当時の編集同人の投票によってベストテンを選定したことを発端とする映画賞。映画ナタリーでは、表彰式全体の様子を追ってレポートする。