2009年に初開催され、年々規模を拡大しているこのイベント。今年は広島、福岡、大阪、名古屋、東京の5都市で実施され、最終公演となった東京には
トップバッターのサカナクションがステージに登場すると、フロアのテンションは早くもピークに。この日のライブはアルバム「kikUUiki」のレコ発ツアーでも行われていた岩寺基晴(G)と草刈愛美(B)による太鼓の乱れ打ちからスタート。リズムにあわせてハンドクラップが巻き起こり、会場に一体感が生み出されていく。そして山口一郎(Vo, G)の登場とともに「Ame(B)」のイントロが高らかに鳴り、ライブが本格的にスタートした。
そのまま序盤から「アルクアラウンド」「セントレイ」とキラーチューンが連投され、会場の熱気はさらに上昇。「ホーリーダンス」でしっとりした空気が漂ったかと思えば、刺激的なレーザー演出とともに「マレーシア32」の躍動的なリズムがオーディエンスを踊らせる。ラストの「アイデンティティ」で山口は「みんな歌ってくれ!」と呼びかけ、オーディエンスの合唱を巻き起こした。
続いて登場したandymoriは、1曲目の「投げKISSをあげるよ」から強固なバンドサウンドを披露。さらに「FOLLOW ME」「ベンガルトラとウィスキー」「Transit in Thailand」とスピーディなナンバーをたたみ掛け、オーディエンスを翻弄していった。
MCでは小山田壮平(Vo, G)が「何かあるかい?」と新メンバーの岡山健二(Dr)に話を振る。観客の熱狂を目の当たりにした彼が「俺も音楽好きです!」と発言すると、それに応じるように小山田と藤原寛(B)が「俺も!」と口にして会場を大きく沸かせる。
そして3番手のOGRE YOU ASSHOLEは、昨年のアメリカツアーでの経験を感じさせる進化したステージを展開。「ひとり乗り」「フラッグ」「コインランドリー」といった楽曲で会場を彩っていく。
出戸学(Vo, G)は終盤に「『version21.1 third』終わっちゃいますね。すごく楽しかったです。こんなに集まってくれてありがとう」とオーディエンスに感謝の意を表明。そしてラストナンバー「ワイパー」を奏で、マイペースなステージで満員の会場を酔わせた。
そして迎えたクライマックス。この日のトリ、the telephonesのステージは石毛輝(Vo, G, Syn)の「トーキョー!」というシャウトで幕を開け、1曲目の「I Hate DISCOOOOOOO!!!」からそのテンションは最高潮。「My Final Fantasy」の演奏中には石毛がマイクをフロアに向け、普段は「We are DISCO!」と叫ぶところを「We are『version21.1』!」に変え、このイベントならではのコール&レスポンスを繰り広げた。
アンコールでは岡本伸明(Syn)が「雪に負けないで来た君たちを、心から愛しています!」と叫ぶ。続いて石毛が同志である出演バンドに愛のこもったコメントを贈り、「やっぱり最後は愛だよね!」と「Love&DISCO」へ。巨大バルーンの中からハート型のバルーンが登場する演出もあり、会場はハッピーな空気に包まれた。
最後は全出演者がステージに再登場し、観客を巻き込んだ撮影大会に。さらに山口の提案により一本締めが行われ、イベントは大団円を迎えた。
リンク
- andymori official site
- サカナクション Official Site
- The Telephones | news
- OGRE YOU ASSHOLE official web site
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
音楽ナタリー @natalie_mu
telephones、OGRE、サカナ、andymori熱演にZepp歓喜 http://natalie.mu/music/news/44924