踊る準備はできていますか?
「超特急 ユーキの『振り付けSTATION』」は、超特急のダンスリーダーであるユーキが8号車(超特急ファンの呼称)に超特急の楽曲の振付をレクチャーするというダンスレッスンのイベントで、今回が初開催。普段はステージ上で展開されているパフォーマンスを、メンバーから直接指南を受ける形で一緒に踊れる貴重な機会とあり、全3部にわたって行われたイベントには定員いっぱいの8号車が参加した。この記事では、第3部の模様をレポートする。
参加者1人ひとりのダンススペースを確保するためのエリアが仕切られたフロアに、一面鏡張りの前方の壁。巨大なダンススタジオと化したガーデンホールに集まる8号車も、荷物を最小限にまとめた軽装……と、普段のライブ会場とは明らかに異なる会場の雰囲気にこれから始まるレッスンへの期待感が高まる中、ユーキは「こんばんはー!」と元気いっぱいに姿を見せた。鏡張りの壁の上に設けられたステージから会場を見渡した彼は「皆さん、踊る準備はできていますか?」と8号車に語りかけ、「まずはストレッチね!」とひと言。お気に入りの楽曲を流し、8号車に声をかけながら念入りに体を伸ばしていく。
Lesson I 「Love Song」
ウォーミングアップが完了すると、さっそく本題へ。ユーキはまず、「Love Song」のイントロとサビの振付を8号車にレクチャーした。「Na na na na Na na na na na na」という歌い出しのパートで作るのは、「(親指と人差し指で作った)7を重ねて作るNのポーズ」。このように、ユーキは1つひとつの動きをわかりやすい比喩や擬態語に置き換えながら、8号車へ丁寧に伝えていく。“教材”となるのはユーキが踊るパート、動くカウントとあって「覚えておくと、僕と同じ動きができるようになるから!」というひと言も、彼のメンバーカラーである赤いウェアでレッスンに臨んだユーキ推し8号車たちの心に火を点ける。
「恋のバタフライ 心にひらり」から始まるサビパートでは、胸の前でハートを作ってから蝶のようにふわりと腕を広げる動きを指導したユーキ。続く「そっと抱きしめたくなる」では、右左右左……と踏み続ける、軽やかながらもテクニカルなステップに8号車がにわかにざわつく。するとこの雰囲気を察知したユーキは「付いて来れてる?」と足の動きにフォーカスし、スローな動きでステップを見せながら8号車の理解を深めていった。また「見えない優しさに 気付いた時に」のパートでは、上半身を左右に大きく振る動きに込める感情についても解説したユーキ。「わしゃーっとした動きに、思いを馳せてほしくて。好きな人に思いを伝えたいけど、『いや、どうしよう!』みたいな。『もうもうもう!』みたいな(もどかしい)気持ちで、思いっきりやってほしくて」と熱っぽく語る。続く「それは愛に変わった」の振り入れでも「『ふざけんなよ~』とかじゃれあってたのが、実は好きだったみたいなことあるじゃないですか(笑)。皆さんそれぞれのエピソードを交えると、よりいいと思います。気持ちを込めて」と、思いの強さによって表現が豊かになっていくことの重要性を8号車に説いた。
“ハート”に込められた意味
1フレーズごとに丁寧に振り入れを行い、「ほら笑って そばにいてよ」と歌うサビの最後までたどり着くと、ここからは反復練習。ユーキは「シャイなだけで踊れてるからね。大丈夫、素晴らしいです」と、夢中でダンスに取り組むファンを見守った。反復練習の中では8号車が立つエリアの前後を入れ替える時間もたびたび設けられ、これによって参加者の理解度をくまなく確認していたユーキ。「踊れるまでずっと見てるんで。スパルタです!」と、笑いながらも真剣な眼差しで8号車を鼓舞し「間違ってなんぼ、楽しんでなんぼ。ダンスは自信を持ったもん勝ちです!」とアドバイスを送った。
また振り固めの中では、コレオに込められた細やかなこだわりが明かされる場面も。「恋のバタフライ」で形作るハートと「それは愛に変わった」で形作るハートについて、ユーキは「最初のハートは人差し指だけで作るけど、2度目は手を全部使ってしっかり作るんです」と“恋”が“愛”に変わる意味が込められていることを説明して8号車の感嘆の声を誘う。ある程度形になったところで一連の動きを通し、イントロとサビの振り入れを仕上げたユーキ。指切りをするようなポーズでダンスを締めくくると、ユーキは「この動きができたらライブ本番でも“約束”ができるわけですから、契り交わそうねって話です。ペンライト置いて、契り交わそうね(笑)」と8号車に求めていた。
Lesson II「Drawイッパツ!」
イベント後半には「Love Song」から難易度を上げ、ハイカロリーなアッパーチューン「Drawイッパツ!」のレッスンが行われた。「喜んでいるのも今のうちかもしれない。今の倍の量、汗かきますよ(笑)」と忠告したユーキは、この曲のサビの振りを順にレクチャーしていく。「Drawイッパツ! 夢のその先へ」というサビ頭のフレーズからダイナミックなステップを踏むユーキの姿を見た8号車からは「ひゃー」という声が漏れ、この素直な反応にユーキは思わず笑顔。そして、「夢のその先へ」の腿上げステップをマネする8号車に「足低いですね。そんなんじゃダメですよ!」と指摘を入れる。その後もユーキの指導には熱が籠もり、彼が作る妥協なしのムードに8号車も真摯な態度で応える、熱い空気感の中で振り入れは進んでいく。
「どんな壁も壊し乗り越え夢のドームへ連れてって!」という8号車のコールに合わせ、伸ばした左手で“ドームの夢”を引き寄せるターンから始まるサビの振り。体全体を大きく、激しく躍動させるこの曲のダンスについて、ユーキは「ダンスって言うより有酸素運動でしょ。やり始めると急に汗かく!」と語る。「Rage on スッパンと完全勝利」という歌詞を「レモンすっぱい完全勝利」と自己流の“空耳バージョン”で教える奔放さでファンの笑顔を誘ったり、「俄然俺ら 無敵なのさ」と歌うパートで「ここは自由に暴れてほしいです。みんなが狂う姿を見たいです(笑)」と要求したり。彼らしい自由なレッスンが進んだところで振りを通してみると、振り数のボリュームとスピード感に思わず慌てるファンの姿が散見される。ユーキは「後悔したでしょ(笑)。ホントにすごいんだから、この曲!」と8号車たちに声をかけながらも「普段見られない光景を見れてうれしいよ。みんなが踊っている姿を見るのが新鮮だから楽しいです、すごく」と、夢中でダンスに取り組むその姿に目尻を下げていた。
「愛おしくて仕方ないです」
その後は「Love Song」のときと同様、エリアの入れ替えを繰り返しながら何度も動きを反復して振り入れを進めていったユーキと8号車。レッスンの中で、ユーキは「普段僕らを見てるから、みんなけっこう踊れるんだね」「こんなに踊ってるみんなの姿を見るのが初めてだから新鮮で最高。すごいエナジーを感じる」と、何度も何度も感動の声を漏らしていた。あらかた動きを確認したのち「元のスピードに付いてきてこそ超特急!」とユーキが原曲のテンポで曲を流すと、8号車は導入のコールもしっかりと叫んでから全力でサビのダンスを踊る。8号車と一緒に曲を踊りつつ、ここでも「パッションが足りないです。気持ちでいきましょう!」と、ダンスに気持ちを入れることを求めたユーキ。回を重ねるごとに8号車のダンスの熱量は高まっていき、コールの声も大きくなっていく。レッスンを全力で楽しむ8号車に「ナイスダンス、めっちゃよかった!」と声をかけたユーキは「一生懸命な姿に心打たれます。愛おしくて仕方ないです」と拍手を送った。
レッスンの総仕上げに通した「Drawイッパツ!」で、ユーキはステージを勢いよく下り、8号車のすぐそばを駆け抜けながら仕上がりを確認した。ステージに戻ると、彼は「みんなが踊ってる姿がかわいくて。自分が振付した曲を踊ってくれて、本当にうれしい限りです」と喜びを語る。そして「踊れるようになったら掛け持ちしてください。皆さん、これからは“メインダンサー&8号車”で(笑)。僕らより大変かも」と冗談めかして笑いつつも「ライブ中、ペンライトを置いてみんなが踊りまくるという奇跡が見れるかもしれない」と期待を寄せたユーキ。「ダンスを習っていなかったら、普段なかなか踊ることなんてないはずだから。みんなが付き合ってくれてうれしい」と改めて8号車への感謝を口にした。
残り時間を確認した彼は、「あと1分あるからラスト!」と最後に「Drawイッパツ!」を8号車と踊り、イベントを締めくくる。「今日をきっかけに『ダンス楽しい』と思ってもらえたかな? 一緒に踊って同じ時間を過ごせたことが僕は楽しかったので、ありがとうございました。踊ってるとね、つらいこととかもけっこう解消されるので。今日のことを思い出して、日々をがんばってもらえたらうれしいです」。熱い思いのこもった言葉に8号車が大きな喝采を送ると、ユーキは「ハッピーだわ。ありがとうございます! みんな、ホントにラブでした!」と声を上げる。そして「こういうイベント、またやりたいと思っているのでまた是非来てください!」と再会を約束し、8号車に何度も手を振りながら会場をあとにした。
関連人物
तैमूर का जीजा 😎 🇮🇳 @brijeshchaodhry
@natalie_mu @sd_bt @murachan_secret ◤#超特急 ユーキの熱血ダンスレッスン「振り付けSTATION」レポート◢
自らの手で“メインダンサー兼8号車”を育成⁉️
「Love Song」「Drawイッパツ!」をレクチャー💃✨
❤️「心打たれます。愛おしくて仕方ないです」