meiyo活動10周年公演閉幕 SAKANAMONと加藤慎一が祝福「タカシ、あんなに跳ねるんだな」

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meiyoと東京・新宿LOFTの共催企画「ワタナベタカシ10周年記念×新宿LOFT presents Back to the music」が8月22日に同会場で開催された。ロックバンド・シガテラのドラマーとして活動したのち、ワタナベタカシ名義で2015年にソロ活動を開始したmeiyo。「Back to the music」は彼のアーティスト活動10周年を祝したイベントで、SAKANAMONとcrowzet(加藤慎一 from フジファブリック)がゲスト出演した。

左から守屋優樹、meiyo、小林ファンキ風格。

左から守屋優樹、meiyo、小林ファンキ風格。

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SAKANAMON

藤森元生(Vo, G / SAKANAMON)

藤森元生(Vo, G / SAKANAMON)[拡大]

イベントの幕開けを飾ったのはSAKANAMONの「花色の美少女」。森野光晴(B)と木村浩大(Dr)が生み出す盤石なビートの上で、藤森元生(Vo, G)が細やかなギターフレーズを奏でる。続けざまに披露された「幼気な少女」ではコール&レスポンスが炸裂。笑顔を浮かべて歌う藤森の横顔に、カラフルな照明の光が美しく反射した。

木村浩大(Dr / SAKANAMON)

木村浩大(Dr / SAKANAMON)[拡大]

「CATCHY」が届けられたのち、3人は和気あいあいとしたトークを開始。「皆様、新宿にお集まりいただきまして、誠にありがとうございます」と口火を切った藤森に、「神妙だな(笑)」と森野と木村がツッコむ。さらに藤森が「このたびは、ワタナベタカシくんの活動10周年ということで。いつもの呼び方で呼ばせてもらいます……meiyoくん。本当におめでとうございます」と語ると、森野が「結婚式のスピーチのやつ(笑)」と口にして、場内にさらなる笑いがあふれた。

森野光晴(B / SAKANAMON)

森野光晴(B / SAKANAMON)[拡大]

和風サマーチューン「お祭りランドスケープ」で演奏が再開され、息の合ったアンサンブルが場内の熱気を高めていく。「ミュージックプランクトン」では激しく歪んだベースの音色がバンドサウンドを派手に、重厚に彩る。間奏で森野はステージを縦横無尽に動き回りながら演奏。その後、藤森が奏でるアルペジオに合わせて観客の大合唱がこだました。

左からmeiyo、藤森元生。

左からmeiyo、藤森元生。[拡大]

SAKANAMONとmeiyoのコラボ曲「4696」がスタートすると、大きな歓声が鳴り響く中、meiyoがステージに登場。藤森とmeiyoの声が重なり、美しいハーモニーが生み出される。グルーヴィなビートに乗って、2人は抜群のリズム感でリリックを捲し立てた。meiyoと観客は一緒になって飛び跳ね、会場の一体感が増したのち、大きな拍手を背に受けながらmeiyoはステージ袖に去った。森野が同曲について「meiyoくんがいないときは、僕とキムさん(木村)が代わりに歌ってるんですよ」と話し、木村は「タカシのパート、すごいよ」と語り、「タカシ、あんなに跳ねるんだな」としみじみ。森野が「親戚のおじさんやん!」とツッコむと、フロアに大きな笑いが巻き起こった。

SAKANAMONのライブは「箱人間」でラストスパートへ。スネアの音色が力強く響き、3人の演奏がさらなる熱を帯びていく。藤森は「光の中へ」で難解なギターリフを弾きこなし、crowzetにバトンを渡した。

crowzet(加藤慎一 from フジファブリック)

crowzet(加藤慎一 from フジファブリック)

crowzet(加藤慎一 from フジファブリック)[拡大]

ステージとフロアを隔てる幕がゆっくりと上がり、加藤慎一とサポートミュージシャンたちが姿を現す。序盤で披露された2曲は初披露の新曲。フジファブリックを彷彿とさせるようなキーボードの音色が響く中、加藤とサポートギタリストの竹内サティフォ(ONIGAWARA)、カナタタケヒロ(LEGO BIG MORL)が代わる代わるボーカルを担当していく。ステージ中央でベースを弾きながら、メンバーと目を合わせて笑顔を浮かべる加藤。カナタが「とんでもない曲を作りはるじゃないですか」と口にすると、加藤は「そうですか(笑)」と言葉少なに答えた。

左から加藤慎一、meiyo、竹内サティフォ。

左から加藤慎一、meiyo、竹内サティフォ。[拡大]

続いて届けられたのは、meiyoが和田アキ子に提供した「KANPAI FUNK」のカバー。グルーヴィなベースと軽やかなカッティングギターが観客の体を揺らす。曲終わりに呼び込まれたmeiyoは加藤との出会いについて「僕が歌い始めて4年くらい経ったとき、加藤さんがライブを観に来てくださったんです。それからちょいちょい飲みに行かせてもらうようになって。飲めないお酒を……」と回顧すると、加藤が慌てて「強要はしてないですからね! 僕だけ飲んでます」と割って入り、会場に笑いが起きた。

左から北澤ゆうほ、加藤慎一、meiyo。

左から北澤ゆうほ、加藤慎一、meiyo。[拡大]

加藤がレコーディングに参加した楽曲「希望の唄」がmeiyoとともに披露されたのち、今度は北澤ゆうほ(Q.I.S.)が呼び込まれる。豪華7人編成となったバンドは、加藤が作詞作曲を手がけたフジファブリック「たりないすくない feat.幾田りら」をカバー。聴き慣れたイントロが鳴り響き、フロアにいるフジファブリックのファンが歓喜する。この日が初対面のmeiyoと北澤だが、それぞれ山内総一郎パート、幾田りらパートを歌いこなし、美しいハーモニーを生み出した。

加藤慎一

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最後のMCではcrowzet名義初の楽曲リリースと、10月に行われるワンマンライブが告知され、新曲に北澤が参加していることが明らかに。ラストナンバーとして届けられたその新曲では、北澤のハイトーンが伸びやかにこだまし、ポップなバンドサウンドがcrowzetの明るい未来を予感させた。

meiyo

meiyo

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meiyoは小林ファンキ風格(G / PARIS on the City!)、出口博之(B / モノブライト)、守屋優樹(Dr / Ezoshika Gourmet Club)とともに4人編成でパフォーマンス。1曲目を飾った「STICKER!!!」では、小林がファンキーなカッティングを披露し、meiyoは小気味よい滑舌でリズミカルなリリックを届ける。ハンドクラップが鳴り響いた「クエスチョン」、シンガロングが巻き起こった「まぁいっか!」を経て、おもむろに語り出すmeiyo。「歌い始めて10周年、こんな素敵な日……お前らのおかげ!」と歓喜の声を上げた彼は、そのあとすぐに「『お前ら』って言われて気を悪くした人、ごめん!」と謝罪を入れ、観客の笑いを誘った。

meiyo

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場内のボルテージを急上昇させたのはアッパーチューン「クラクラ」。小林と出口による技巧的なソロ、守屋のアグレッシブなドラムプレイが炸裂し、ハイレベルな演奏に大歓声が沸き起こる。meiyoが言葉数の多いリリックを捲し立てたのち、「ちょっとだけ」で激烈な空気は一変。穏やかな演奏に合わせて、ゆったりとしたハンドクラップがこだまする。「っすか?」ではバンドメンバーがサングラス姿になり、meiyoとともに不気味なダンスを披露。meiyoの代表曲「なにやってもうまくいかない」は音源とは大きく印象の異なるライブアレンジで届けられ、歪んだバンドサウンドがファンを魅了した。

meiyo

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その後、郷愁を誘うような新曲が演奏されてライブ本編は終了。アンコールに応えてステージに戻ってきたmeiyoは、音楽に対する思いをゆっくりと語り始める。「僕は本当にポップが大好きで、ポップに生かされてきたと思ってるんです。もともとはバンドっぽい曲を作ってたんですけど、メジャーデビューして、EDMっぽい要素を取り入れた曲を作るようになって。『meiyo、変わったな』って言われたりもしたけど、僕的には何も変わってなくて。ポップという1本の柱。これだけはずっと大事にしてきました。SAKANAMONも、crowzetも、僕にとってポップな存在です。そして、新宿LOFTがここにあって、ポップを好きでいてくれる皆様が集まってる。本当に素晴らしいことだなと思います。ありがとうございます」と感謝を述べた。

meiyo

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meiyoは最後に「悲しいこと、つらいことを、ポップな楽曲で踊り倒して、ちょっと忘れよう。そういう気持ちで作った曲です!」と宣言して「ビートDEトーヒ」を披露。ミラーボールの光が場内を照らす中、バンドメンバーたちのソロ回しが繰り広げられ、温かい拍手に包まれながらmeiyo、もといワタナベタカシの10周年記念ライブはさわやかに幕を閉じた。

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セットリスト

「ワタナベタカシ10周年記念×新宿LOFT presents Back to the music」2025年8月22日 新宿LOFT

SAKANAMON

01. 花色の美少女
02. 幼気な少女
03. CATCHY
04. お祭りランドスケープ
05. ただそれだけ
06. ミュージックプランクトン
07. 4696
08. 箱人間
09. 光の中へ

crowzet(加藤慎一 from フジファブリック)

01. 新曲
02. 新曲
03. KANPAI FUNK
04. 希望の唄
05. たりないすくない
06. 新曲

meiyo

01. STICKER!!!
02. クエスチョン
03. まぁいっか!
04. ちょ待って!
05. クラクラ
06. ちょっとだけ
07. PAKU
08. っすか?
09. なにやってもうまくいかない
10. 新曲
<アンコール>
11. ビートDEトーヒ

撮影:丸山恵理(Loft project)

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meiyo @meiyo_music

記事タイトルおもろすぎるかも https://t.co/vRbrU0yHu9

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