これがKERA流ジャズ!聖地Billboardでビッグバンドライブ

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KERAのワンマンライブ「KERA『Brown, White & Black』SPECIAL SOLO LIVE」が3月13日に東京・Billboard Live TOKYOで開催された。

「KERA『Brown, White & Black』SPECIAL SOLO LIVE」の様子。

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KERA

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1月にジャズを題材としたアルバム「Brown, White & Black」をリリースしたKERA。本作の発売を記念した本公演は、計17名による大編成で演奏が行われた。本記事では昼夜2部公演のうち、第2部の模様をレポートする。

「KERA『Brown, White & Black』SPECIAL SOLO LIVE」の様子。

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会場が暗転するとまずはバックバンドが入場し「Overture」の演奏を開始。しばらくするとKERAもステージに上がり、オーディエンスを歓迎した。彼らは「Old Boys(SWING)」「What's New Pussycat?」といったナンバーを披露。途中では軽快なサウンドに乗せ、KERAが軽やかにステップする一幕も見られた。

KERA

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「What's New Pussycat?」ののち、KERAは「1日2回やることもあんまりないので……新鮮です」「座って観れるのはいいね! 足腰つらいもんね」と、ライブハウスとはまた違った雰囲気を楽しむ様子を見せた。またKERAのジェスチャーを交えたパフォーマンスも飛び出したナンバー「半ダースの夢」を終えると、彼は「(鈴木)慶一さんももうすぐこの会場ではちみつぱいのライブをやるみたいで。ナゴムレコードのダブルオーナーが出演したんだから、その次は空手バカボンとか木魚も……」とかつてナゴムレコードで音源をリリースしたバンドを例に挙げ、観客の笑いを誘った。

「KERA『Brown, White & Black』SPECIAL SOLO LIVE」の様子。

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中盤ではKERAの愛猫、ごみちゃんについて歌った「これでおあいこ」や、有頂天時代に発表したナンバーをアレンジした「ミシシッピ」を演奏。「流刑地」ではシリアスな曲調も相まって、緊張感あふれる雰囲気が会場を包み込んだ。「東京の屋根の下」演奏後、KERAはアルバム「Brown, White & Black」を制作したいきさつを話題に。およそ2年をかけて完成させたことや次作への意気込みも語り「次はオザケン(小沢健二)の『LIFE』みたいなアルバムを作りたいね! 53歳で『痛快ウキウキ通り』!」と明るく口にした。

「KERA『Brown, White & Black』SPECIAL SOLO LIVE」の様子。

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ライブ後半の「Lover, Come Back to Me」では伏見蛍(G)のソロや、川村成史(Dr)とホーン隊による激しい掛け合いも飛び出し、客席から歓声が上がった。そしてアルバム収録曲「地図と領土」「いつか聴いた歌」を続けて披露し本編は終了。アンコールではKERAと杉山圭一(Key)による「復興の唄」の後、改めて出演メンバーを紹介。「なかなか大所帯で大変で。なんせスタジオが見つからない!」と練習時のエピソードをコミカルに語りつつ、最後は「フォレスト・グリーン(或いは、あの歌をいつか歌えるか)」で公演の幕を閉じた。

KERA「KERA『Brown, White & Black』SPECIAL SOLO LIVE」2016年3月13日 Billboard Live TOKYO セットリスト

01. Overture
02. Old Boys(SWING)
03. What's New Pussycat?
04. 月光値千金
05. 半ダースの夢
06. Shine(That's Why They Call Me Shine)
07. これでおあいこ
08. ミシシッピ
09. 流刑地
10. バラ色
11. 東京の屋根の下
12. Lover, Come Back to Me
13. 学生時代
14. 俗界探検隊
15. 地図と領土
16. いつか聴いた歌
<アンコール>
17. 復興の唄
18. フォレスト・グリーン(或いは、あの歌をいつか歌えるか)

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ナゴム魂 @soul_of_N

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