KERAの主催企画「
2022年6月以来、およそ3年ぶりの開催となった「ケラリーノ・サンドロヴィッチ・ミューヂック・アワー」。今回はKERA自身が率いる
KERA & Broken Flowers
この日1番手を務めたのは、KERAが2022年に結成したKERA & Broken Flowers。「大発見(休息と抵抗)」「新しい椅子」といった
本日休演
続いての本日休演は、KERAが数年前から注目し、複数回ライブも鑑賞したことがあるという岩出拓十郎(Vo, G)、有泉慧(B)、樋口拓美(Dr)の3名からなる京都のロックバンド。冒頭ではKERA自身がバンドについて紹介しつつ、そのまま「天使の沈黙」にゲストボーカルとして参加するサプライズを行った。通常編成に戻ると、彼らはブルースからの影響も感じさせる「全然、静かなまま」、お互いに向き合いスリリングにセッションした「6th dream」など、豊富な経験に裏打ちされた、緊張感に満ちたパフォーマンスを披露。一方「バラが足りない」ではサイケかつメロウな音色で、心地よくフロアのムードをほぐしていった。
KERA SOLO UNIT
トリを飾ったKERA SOLO UNITは、ロンバケのテクノインスト「Introduction」に乗せて登場。KERAはまずSOLO UNITバンドの演奏で「いつか聴いた歌」など3曲のロンバケナンバーを披露した。そして「エノラ・ゲイの悲劇」からはバンドメンバーと入れ替わりで中野とみのすけが加わり、中野がこの日のために制作した打ち込みと、アコースティックギター2本のみというシンプルな体制で演奏を繰り広げた。「君について」からは先ほど退場したバンドメンバーも合流。「僕のソプラノ」ではみのすけがリードボーカルをとり、「中野が歌うぞー!」の煽り文句でおなじみの「LEGS」ではみのすけがひさびさにドラムを叩いた。最後はロンバケを代表するカバー曲「シェリーにくちづけ」でフィニッシュ。アンコールを含む合計14曲を披露した。「同窓会は好まない」というKERAだが、「暑くなると虫のように集まってくるとか、元気なことを確認するために集まるのもいいかな」と盟友たちとの共演を喜んだ。
セットリスト
「ケラリーノ・サンドロヴィッチ・ミューヂック・アワー2025 LONG VACATION again!」2025年7月23日 渋谷CLUB QUATTRO
KERA & Broken Flowers
01. 大発見(休息と抵抗)
02. 新しい椅子
03. シャープさんフラットさん
04. フローズン・ワルツ
05. 骨と軽蔑
06. 耳と砂漠(砂漠監視隊隊歌)
07. エレキテル・ハイ(仮)
08. ロケット・ソング
09. できない(オリジナル:ゆらゆら帝国)
10. BROKEN FLOWERS
本日休演
01. 天使の沈黙 feat. KERA
02. 全然、静かなまま
03. 6th dream
04. 踊りと呪文
05. ダメなギター
06. バラが足りない
07. 秘密の扉
KERA SOLO UNIT
01. ブルー・スカイラーキング
02. FOOLS ON THE MOON
03. いつか聴いた歌
04. エノラ・ゲイの悲劇(オリジナル:Orchestral Manoeuvres in the Dark)
05. 雲
06. 君について
07. Sunday Love
08. マダム・エピステーメーの消息
09. 僕のソプラノ
10. LEGS
11. BEACH TIME
12. シェリーにくちづけ(オリジナル:ミッシェル・ポルナレフ)
<アンコール>
13. RULING CLASS(オリジナル:The Monochrome Set)
14. BABY GO ROUND
ケラリーノ・サンドロヴィッチ @kerasand
ナタリーさんいつもありがとうございます。音楽も演劇も。 https://t.co/5SL1VVJgWU