WEST.初主催野外フェスで豪華アーティストとセッション! WOWOWでの独占放送・配信を前に見どころ紹介 「WESSION FESTIVAL 2025」

WEST.初主催の野外フェス「WESSION FESTIVAL 2025」の模様がWOWOWにて独占放送・配信される。

「WESSION FESTIVAL 2025」はWEST.とWOWOWがタッグを組んだ音楽番組「WESSION」から生まれた野外音楽フェス。10月12日と13日に大阪・万博記念公園 東の広場で行われ、WEST.と豪華アーティストのセッションが話題を呼んだ。

WOWOWではWEST.、Lucky Kilimanjaro、アイナ・ジ・エンド、Saucy Dog、サンボマスター、オープニングゲストの横山裕(SUPER EIGHT)と石原慎也(Saucy Dog)が出演したDAY 1の模様を12月20日18:30、WEST.、MONGOL800、eill、wacci、Little Glee Monster、ウルフルズが登場したDAY 2の模様を1月25日17:00から独占放送・配信。計9時間超の番組内で全披露曲のパフォーマンスの様子が届けられる。さらに、2月には出演アーティストのインタビューやフェスのリハーサル、バックヤードの様子に密着した特番が放送・配信される。番組に先駆けて、音楽ナタリーではDAY 1の見どころを中心に紹介する。

文 / 真貝聡

番組情報

WOWOWプライム / WOWOWオンデマンド「WESSION FESTIVAL 2025」

公式サイト

WOWOWプライム / WOWOWオンデマンド「WESSION FESTIVAL 2025」DAY 1

DAY 1

2025年12月20日(土)18:30~
※放送・配信終了後~1カ月間のアーカイブ配信あり
<出演者>
WEST. / Lucky Kilimanjaro / アイナ・ジ・エンド / Saucy Dog / サンボマスター
オープニングゲスト:横山裕(SUPER EIGHT) / 石原慎也(Saucy Dog)

WOWOWプライム / WOWOWオンデマンド「WESSION FESTIVAL 2025」DAY 2

DAY 2

2026年1月25日(日)17:00~
※放送・配信終了後~1カ月間のアーカイブ配信あり
<出演者>
WEST. / MONGOL800 / eill / wacci / Little Glee Monster / ウルフルズ


密着特番

2026年2月放送・配信予定
※放送・配信終了後~1カ月間のアーカイブ配信あり
出演アーティストのインタビューをはじめ、リハーサルやバックヤードの様子に密着した特番。

10周年を経て、広がり続けるWEST.の音楽

2024年、デビュー10周年を迎えたWEST.は、グループ初のベストアルバム「AWARD」をリリースし、全国9都市を巡るアリーナツアー「WEST. 10th Anniversary LIVE TOUR AWARD」と3大ドームツアー「WEST. DOME TOUR AWARD ~10th Anniversary~」を成功に収めるなど、精力的な活動を見せた。そんな中、特にWEST.にとって新たな試みとなったのはWOWOWとタッグを組み、映像作家の丹修一演出のもと今までにはないコンセプトで挑んだオリジナルライブ「WEST. 10th Anniversary Live "W"」だ(参照:WEST.インタビュー|WOWOWとタッグを組み、大人っぽい魅力満載のオリジナルライブ)。バンドやストリングスをバックに、オリジナル楽曲をパフォーマンスするこだわりの演出が話題を呼び、2024年11月には待望の映画化が実現した。

そして今年6月、WEST.はWOWOWと新たなコラボレーション企画を始動させた。WEST.が親交のあるアーティストとセッションやトークを繰り広げるレギュラー音楽番組「WESSION」。この番組は全5回と未公開映像の番外編で編成され、WEST.がMONGOL800、wacci、アイナ・ジ・エンド、Lucky Kilimanjaro、石原慎也(Saucy Dog)という多彩なアーティストを招いての特別なセッションやトークが話題を呼んだ。「WESSION」に紐付けて、WEST.が初めて主催した野外音楽フェスが「WESSION FESTIVAL 2025」。10月12日と13日に大阪・万博記念公園 東の広場で行われ、2日間で6万人を動員した。

前半は横山裕、石原慎也、ラッキリ、アイナ

DAY 1のステージにまず現れたのは、「WESSION」の主催者WEST.だ。挨拶代わりに歌われたのは、彼らのデビュー曲にして代表曲の1つでもある「ええじゃないか」。ホーンセクションも加わったバックバンドによる迫力のサウンドとWEST.の快活な歌声が快晴の空へ伸びやかに響き渡り、会場の興奮を一気に上昇させる。そしてメンバー重岡大毅の合図をきっかけに、WEST.は全員で「『WESSION FESTIVAL 2025』スタート!」と開幕を宣言した。

「WESSION FESTIVAL 2025」1日目開幕の様子。(撮影:森好弘)

オープニングゲストとしてWEST.がステージに呼び込んだのは、SUPER EIGHTの横山裕だ。横山は「行くぞー!」と声を張り上げ、ギターをかき鳴らして6月にリリースした初のソロアルバム「ROCK TO YOU」のリード曲「ロックスター」を届ける。魂をぶつけるように、がなりながらまっすぐ飛ばしたその歌は、観客の心を見事につかんでいた。曲のラスト「ロックしてるだろう?」のフレーズに呼応するように、多くの観客の腕が上がった。このフェスはWEST.とのセッション=“WESSION”を掲げているだけあって、WEST.とゲストアーティストのコラボが見られるのが醍醐味。WEST.の楽曲「ズンドコ パラダイス」に横山も参加して、8人で歌って踊ってまさに“お祭り”な盛り上がりを見せた。

横山裕(撮影:髙橋定敬)
WEST.と横山裕のコラボの様子。(撮影:髙橋定敬)

続いて登場したのは、Saucy Dogの石原慎也だ。披露された「虹をかける僕ら」は、「WESSION」のために石原が書き下ろした楽曲。異なる色を放つ7つの線が重なり大きな虹になっていくような、前向きで温かいその歌は、まさにWEST.そのものを表しているようだった。

石原慎也(撮影:堀卓朗[ELENORE])

Lucky Kilimanjaroは、彼ららしい抜群に心地いいダンスナンバー「楽しい美味しいとりすぎてもいい」を演奏。ボーカルの熊木幸丸が観客に向かって「もうわかったでしょ? ダンスに音楽を知ってるとか知らないとか関係ないの! 皆さんが踊れるように、まだまだ行きますよ!」と言い放ち、熱狂の渦を創出した。WEST.とのセッションでは、番組のためにラッキリが書き下ろした「踊るしかないじゃん!」をパフォーマンス。歌詞の通り、「いかしたビート」が会場にこだました。

Lucky Kilimanjaro(撮影:河上良)

次に登場したのは、圧倒的な歌唱力と表現力を持つアイナ・ジ・エンド。ライブの定番曲である「サボテンガール」でアイナは「一緒に踊ろう」と観客に呼びかけ、手でサボテンのポーズを作って会場の一体感を生んだ。その後、アイナはWEST.をステージに呼び込みWEST.の楽曲「星の雨」を歌唱。アイナのはかない歌声が憂いを帯びた歌詞の世界観を増幅させる。さらにテレビアニメ「ダンダダン」のオープニングテーマで、ストリーミングの累計再生回数が1億回を突破した「革命道中 – On The Way」も披露し、アイナのエモーショナルな歌声に乗せて、WEST.はキレのあるダンスを見せた。

アイナ・ジ・エンドのパフォーマンスの様子。(撮影:髙橋定敬)

後半はサウシー、サンボ、トリのWEST.

後半戦に突入し、6組目に登場したのはSaucy Dog。石原が初めて女性目線で歌詞を書いたヒットソング「シンデレラボーイ」を演奏したとき、大阪の空は鉛色に染まり始める。そんな景色と、曲が描く切なくはかない世界観が見事にマッチし、より一層観客の胸を締めつけた。

Saucy Dog(撮影:ハヤシマコ)

感動的なムードに包まれる中、次にステージに現れたのはサンボマスターだ。人気曲「できっこないを やらなくちゃ」を披露しながら、山口隆が「かかってらっしゃい!」「笑ってっか!」と観客の高揚感を引き上げつつ、会場を激情の世界へと染めていく。WEST.をステージに呼び込むと、WEST.への提供曲「週刊うまくいく曜日」を一緒に歌唱。続いてサンボマスターの楽曲「花束」を披露している途中で、山口が「神ちゃん、ギターソロいってみましょうか!」と自身の黄色いレスポールスペシャルを神山智洋に渡すと、神山は驚いた表情を見せつつ、即興のギターソロで会場を盛り上げた。

WEST.とサンボマスターのコラボの様子。(撮影:堀卓朗[ELENORE])
山口隆(撮影:髙橋定敬)

トリを務めたのは、言わずもがなWEST.である。ライブは山口がWEST.に提供した「しあわせの花」で幕開け。サビで「幸せよこの指にとまれ」と歌いながら7人が夜空に向かって人差し指を立てると、それをつかむように多くの観客が手を伸ばす。感動的な情景を作り上げたあとは「証拠」や「僕らの理由」など、数々の大型フェスでオーディエンスの心を揺さぶった必殺のキラーチューンを連打して、有終の美を飾った。

WEST.が出演者をステージに呼び、この日二度目の「ええじゃないか」でフィナーレへ。ラストのサビで中間淳太がうれしそうに空を見上げると、桐山照史もうれしそうに遠くを指差す。その先には大きな花火が上がっており、まるで映画のワンシーンのような光景が広がっていた。アウトロで重岡が「みんな集合!」とメンバーや出演者をステージ中央に集め、最後は全員でピースサイン。「WESSION FESTIVAL 2025」初日は大盛り上がりのうちに幕を閉じた。

「WESSION FESTIVAL 2025」で打ち上げられた花火。(撮影:髙橋定敬)

「WESSION FESTIVAL 2025」をより深く堪能するため

MONGOL800、eill、wacci、Little Glee Monster、ウルフルズといった、DAY 1同様豪華アーティストが出演したDAY 2の模様は1月25日に独占放送・配信される。2月にはWEST.や出演アーティストのインタビューをはじめ、リハーサルやバックヤードに密着した特番も独占放送・配信が決まっており、12月から3カ月にわたって「WESSION FESTIVAL 2025」の全貌を楽しむことができる。

また、より深く「WESSION FESTIVAL 2025」を堪能するアイテムとして、番組開始から本フェスまで、およそ半年間にわたる活動の様子を収めたアフターパンフレットの発売も決定。「WESSION」の収録現場やフェスでのオフショットはもちろん、メンバーによる座談会などWEST.の魅力をより深く感じられる貴重なコンテンツが盛りだくさんの1冊に仕上がっているので、ぜひチェックしよう。予約受付は12月18日15:00にスタートする。予約方法など詳しい情報は特設サイトのWOWOW百貨店を確認いただきたい。さらに「WESSION FESTIVAL 2025」独占放送・配信記念を記念し、フェスグッズのアンコール販売が2月末まで実施されることも決定した。ラインナップは特に人気のあったロゴTシャツ、フェスTシャツ、ロングTシャツ、フード付きフェイスタオルの4種類。グッズを身に着けて、番組を楽しもう。

公演情報

WEST. SPECIAL LIVE「WESTA!」2025-2026

  • 2025年12月31日(水)大阪府 京セラドーム大阪
  • 2026年1月1日(木)大阪府 京セラドーム大阪

プロフィール

WEST.(ウエスト)

重岡大毅、桐山照史、中間淳太、神山智洋、藤井流星、濵田崇裕、小瀧望の7人からなるアイドルグループ。2014年4月にシングル「ええじゃないか」でCDデビューし、2016年12月には初の単独ドーム公演を大阪・京セラドームで、2022年夏には東名阪で初のドームツアーを開催。2023年10月にグループ名を「WEST.」に変更した。最新シングルは2025年5月リリースの「ウェッサイソウル! / BIG LOVE SONG」。2025年10月にはキャリア初となる主催フェス「WESSION FESTIVAL 2025」を大阪・万博記念公園 東の広場で2日間行い、成功に収めた。WOWOWでは2025年12月にフェスのDAY 1、2026年1月にDAY 2の模様が、2月には出演者のインタビューやリハーサル映像などで構成される特番が独占放送・配信される。

「WESSION FESTIVAL 2025」DAY 2のエンディングより。(撮影:ハヤシマコ)