hideの61歳誕生日を豪華メンツで祝福!「hide Birthday Party 2025」大盛況

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X JAPANのギタリストでソロアーティストとして1990年代に活躍したhideの誕生日である12月13日に神奈川・CLUB CITTA'でバースデーライブ「hide Birthday Party 2025」が開催された。

hideとは?

神奈川県横須賀市出身。X JAPANのギタリスト、ソロアーティスト。1993年にシングル「EYES LOVE YOU」「50% & 50%」2枚同時発売でソロデビューを果たした。1994年2月に1stアルバム「HIDE YOUR FACE」を発表し、3~5月に初のソロツアー「hide FIRST SOLO TOUR '94 HIDE OUR PSYCHOMMUNITY ~hideの部屋へようこそ~」を実施した。1996年9月に2ndアルバム「PSYENCE」をリリース。同月に千葉・千葉マリンスタジアムで野外イベント「LEMONed presents hide Indian Summer Special」を開催。同時期に2ndソロツアー「hide solo tour 1996 -PSYENCE A GO GO-」で全国13カ所19公演を行った。12月にはマキシシングル「Hi-Ho / GOOD BYE」を発表し、カップリング「Beauty&Stupid TOKYO SKA VERSION」で東京スカパラダイスオーケストラとコラボ。1997年8月に東京・六本木エリアのクラブ5カ所でオールナイトクラブイベント「hide presents MIX LEMONed JELLY」を同時開催し、各地の様子をインターネットで中継した。同年12月の東京・東京ドーム公演をもってX JAPANが解散。1998年1月にhide with Spread Beaverを始動し、シングル「ROCKET DIVE」をリリースした。5月2日に永眠。予定されていたシングル「ピンク スパイダー」「ever free」は予定通り同月にリリースされた。7月にレイ・マグヴェイ(ex. Professionals)、ポール・レイヴン(ex. Killing Joke, ex. Prong)との多国籍バンドZilchのアルバム「3・2・1」を発表。10月にhide with Spread Beaverのツアー「appear!! "1998 TRIBAL Ja,Zoo"」が行われ、ツアーファイナルの翌日11月21日に3rdアルバム「Ja,Zoo」がリリースされた。2000年に地元横須賀にhide MUSEUMがオープンし、2005年の閉館までに43万人を動員。2018年に没後20周年プロジェクト「hide 20th Memorial Project」が発足し、映画「HURRY GO ROUND」が公開されたほか、東京・お台場ではメモリアルライブ「hide 20th memorial SUPER LIVE『SPIRITS』」が行われた。現在でも誕生日、命日に例年イベントが行われるなど、世代を超えて多くのファンを魅了している。

「hide Birthday Party 2025」集合写真

「hide Birthday Party 2025」集合写真

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hide生誕61周年を祝うライブ

2025年はhideの還暦イヤー。神奈川・横浜でhideの展覧会が実施されたり、命日の5月2日と翌3日には東京・東京体育館でhide with Spread Beaverのワンマンライブが行われたりと、さまざまなプロジェクトが展開された。バースデーライブには、オープニングアクトの桃知みなみ、machine、VINYL、heidi.、DJ-INA、shame、Sillys、defspiral、PATA(X JAPAN、Ra:IN)という豪華なラインナップが集結し、hideの61歳の誕生日を盛大に祝った。

machine「犬を探しています」

トップバッターを飾ったのはHAKUEI(Vo / PENICILLIN)、KIYOSHI(G / hide with Spread Beaver)のユニット・machineだ。12月16日で55歳になるHAKUEIは長身に厚底ブーツ、ロングヘア、眼帯、赤と黒の衣装という存在感のある出で立ちで、セクシーかつアバンギャルドなボーカルを披露。黒と赤の衣装を身にまとうKIYOSHIは、グリーンのボディにエイリアンのイラストが描かれたhideモデルのギターを構えて暴れ回った。サポートメンバーはseek(B / Psycho le Cému)、CHARGEEEEEE...(Dr)、COLA(Manipulate)。「突然ですが相談があります。犬を探しています……」というHAKUEIの呼びかけから、彼らは犬をモチーフにしたhideのロックチューン「LASSIE」のカバーを寸劇混じりに届け、1999年発表の代表曲「reset human」「機械児」で迫力あるデジタルロックサウンドを響かせた。KIYOSHIは秘技である“両手離し奏法”を繰り出したり、ピックを何度も投げたりと大暴れだった。

HAKUEI(Vo / machine)

HAKUEI(Vo / machine) [高画質で見る]

machine

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VINYL「1996年の千葉マリンから29年、今日も変わらずぶっ放していくぞ!」

福井祥史(Vo / ex. D'ERLANGER、ex. STRAWBERRY FIELDS)、鈴木新(G / ex. 黒夢)からなるVINYLは、hideの助言を受けて結成されたロックユニットで、1996年にhide主宰のインディーズレーベル・LEMONedに参加。1999年の活動停止以降、ほぼ活動が止まっていたが、2024年に再始動を果たした。サポートメンバーのJUN(B / Valentine D.C.)は、2023年10月にこの世を去ったX JAPANのベーシスト・heathの愛用ベースとストラップで演奏に加わった。福井は90年代と変わらぬ歯切れのよいボーカルで「BE」などキャッチーなパンクチューンを熱唱。鈴木はトレードマークのフライングVギターをひざまずいてかき鳴らしたり、高く掲げたりと華のあるロックなパフォーマンスで観客を魅了した。「1996年の千葉マリンスタジアム(『LEMONed presents hide Indian Summer Special』)から29年。今日も変わらずぶっ放していくぞ! 一緒に行くぜ!」と福井が叫び、VINYLは「50tの頭」「とまらない鼓動」という1997年発表の楽曲を連投。1990年代に青春を過ごしたファンたちの記憶を呼び覚ます。そして福井と鈴木はステージ後方に映るhideの写真の前でハグをし、ステージをあとにした。

VINYL

VINYL [高画質で見る]

福井祥史(Vo / VINYL)

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heidi.は急遽出演でも「ピンク スパイダー」が演奏できる

hide with Spread Beaverのキーボーディスト・DIEが、目の手術を行うことになったためこの日のライブ出演を断念した。このため、急遽ピンチヒッターとして駆けつけたheidi.だったが、いきなり「ピンク スパイダー」のカバーを披露。同期を用いない生演奏で攻め、hide愛の深さをうかがわせるスタートを切る。パーティロックチューン「おまえさん」でオーディエンスと盛り上がったあと、義彦(Vo)は、「ひさしぶりに出演させていただいて大変うれしく思います。変わらず盛り上がってくれて、本当に素敵なイベントだと思います。今日は大先輩方と皆さんで、hideさんを思いっきりお祝いしたいと思います!」と呼びかけ、「徒花」につなげた。人気曲「徒花」を情感たっぷりに届けたあと、heidi.は最新アルバム「CORE」から「マネキン」などを披露。来年で結成20周年を迎える彼ららしく、新旧の魅力を凝縮したステージとなった。

heidi.

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義彦(Vo / heidi.)

義彦(Vo / heidi.) [高画質で見る]

DJ-INA「DIEちゃん! しっかり休んで帰ってこい!」

hideの共同プロデューサーであるI.N.A.のDJタイムに突入する直前、木村世治(Sillys、ZEPPET STORE)、TAKA(defspiral)、CUTT(shame、SPEED OF LIGHTS)がバースデーソングを歌いながら乱入し、12月12日に61歳の誕生日を迎えたI.N.A.を祝福。I.N.A.は「hideちゃんにも歌おう」と、12月13日が誕生日のhideにもバースデーソングを捧げた。「ROCKET DIVE」に乗せて「オメデトウゴザイマス!」とI.N.A.が叫び、DJタイムがスタート。「ピンク スパイダー」の最新アップデートバージョンとなる「PINK SPIDER(REPSYCLE ver.)」などが爆音で届けられた。「FISH SCRATCH FEVER」では、病欠となったDIEに向けてI.N.A.が「DIEちゃん! ゆっくり休んでDIEちゃん! しっかり休んで帰ってこい!」とエールを送り、司会の浅井博章や観客をステージに上げて一緒に盛り上がった。

hideと誕生日が1日違いのDJ-INAのバースデーを出演者とファンが祝福。

hideと誕生日が1日違いのDJ-INAのバースデーを出演者とファンが祝福。 [高画質で見る]

DJ-INA

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Photo by Miho Nagai (LINKSOLU,Inc.) / Hiroyuki Ueno (LINKSOLU,Inc.)

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