DDサンタやりたい放題！乙女新党ツアー大阪、Xmasソングは関西弁で

乙女新党のライブツアー「乙女新党ワンマンライブツアー2015～ツチノコ探して東名阪▽～ supported by SPINNS」の2公演目が、昨日12月20日に大阪・umeda AKASOにて開催された。

前日の愛知・名古屋ライブホールM.I.D公演を成功に終え、大阪へと移動した乙女新党。ファッションブランド・SPINNSの協力によるオープニングのファッションショーでは、「ENJOY PARTY」をテーマに名古屋公演とは異なるコーディネイトが披露された。またメンバー5人による「劇団乙女新党」のコントコーナーは各公演ごとに異なる内容が用意されており、笑いの本場・大阪でのコントに5人の気合いは十分。名古屋公演では70年後の乙女新党としてヨボヨボの老婆を演じた彼女たちだったが、大阪では当日のライブから数時間後の夜という設定で、季節にちなんだオリジナルコント「幸せのサンタクロース」を演じた。

高橋優里花、田尻あやめ、相原まり、其原有沙の4人が眠っていると、緒方真優にそっくりなサンタクロースがメンバーの眠る部屋へと忍び込む。緒方と同様にアイドルが大好きなサンタがメンバーの寝顔を写真に収めていると、物音に気付いた其原が「サンタさんだ！」と大声を上げ、ほかの3人も起き上がってしまう。「真優ちゃんにそっくりなんだけど」と疑われたサンタは「最近はサンタも人手不足で、イブの日だけでは回しきれないんですよ」とひと足早いクリスマスプレゼントを届けに来た理由を話すも、「今日は夢アド（夢みるアドレセンス）さんとかパティロケ（Party Rockets）さんが大阪に来てるから、メンバーさんに会いに来たんじゃないの？」と詰め寄られ、「け、決して現場を回してきたわけじゃないですよ」と狼狽。最終的に「そうです、私はDD（誰でも大好き）です」と開き直ったサンタはおもむろに大きな白い袋を取り出し、4人それぞれにプレゼントを渡していく。

「まずはあやめちゃん」とサンタが田尻に渡したのは、黄色いネコ耳が付いたカチューシャ。「あやめちゃんはTwitterのフォロワーを増やしたいということなので、これを付けて『フォローしてにゃん、お願いにゃん』と言ってください」と指令すると、サンタは嫌々指定されたセリフを言う田尻をスマートフォンのムービー機能で撮影した。さらに其原には苦手なワサビ入り寿司、相原には電流が走るビリビリボールペンをプレゼントし、サンタは観客とともにメンバーのリアクションを見て大笑い。最後にリーダー高橋に馬の被り物を取り出すと、お笑いコンビ・バンビーノの人気ネタ「ダンソン」を強要した。1人全力で「ダンソン」を踊った高橋に「優里花ちゃん、大阪でスベる怖さがわかった？」と容赦ない言葉を投げかけるサンタにメンバー4人は大怒りでプレゼントを返却。サンタは「しかたないなあ、じゃあ皆さんに魔法をかけてあげましょう」と指を鳴らして退散してしまう。4人には特に変わった様子はなかったが、何食わぬ顔でメンバーのもとに戻ってきた緒方が「みんな気付かない？ ライブが終わったあとなのに力があり余ってない？」と告げると、4人は「そういえば……」となぜか途端に元気になった。力がみなぎる乙女新党は「1曲歌っちゃおう！」と、クリスマスソング「わっしょいクリスマス」をこの日限りの関西弁バージョンで披露した。

大阪公演ではこのほか、初日の名古屋で初披露された新曲「雨と涙と乙女とたい焼き」やユニット曲もパフォーマンスされた。なおコントの最中にサンタが録画した田尻のアピール動画は、実際に田尻のTwitterアカウント（@taziriayame）にアップされている。

ツアーは12月23日の東京・ラフォーレミュージアム六本木での公演を残すのみ。療養中のメンバー長谷川愛里を欠いた5人体制で初のワンマンツアーに臨んだ彼女たちが、ファイナルのステージでどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、ファンは楽しみにしておこう。