乙女新党がばあさんに！ツチノコツアー開幕戦でコント、ユニット、新曲披露

乙女新党による初のワンマンツアー「乙女新党ワンマンライブツアー2015～ツチノコ探して東名阪▽～supported by SPINNS」が、本日12月19日に愛知・名古屋ライブホールM.I.Dにて幕を開けた。

最新シングル「ツチノコっていると思う...？▽」を携え、東名阪3都市を舞台に繰り広げられる今回のツアー。メンバーの長谷川愛里は療養中のため、ツアーには高橋優里花、田尻あやめ、相原まり、緒方真優、其原有沙の5人で挑むこととなった。

初日の名古屋公演は、このツアーをサポートするファッションブランド・SPINNSの協力によるファッションショーからスタートした。5人は普段のステージ衣装とは異なるカジュアルな服装で登場し、1人ひとりファッションモデルさながらにポーズを決める。全員がそろうとそのままライブパートに突入し、まずは最新シングルのカップリング曲「胸を張ってこう！」など4曲が披露された。その後は今回のツアーにおける目玉の1つ、「劇団乙女新党」によるミニコントへ。

初日の演目「70年後の乙女新党」では、極端な高齢化社会となった日本で現役アイドルとして活躍する80代の乙女新党の姿が描かれた。5人は医療技術の進歩により見た目は10代のままだが、腰は曲がり、体力は衰え、1曲歌いきるのもやっとの状態。海外で暮らすセレブの“愛里ばあさん”を除く5人のおばあさんは、自己紹介ソング「新・乙女新党のうた」を80代バージョンにアレンジした「新新新新新新新……乙女新党のうた」を披露して会場を沸かせるも、途中で力尽きてしまう。ご当地ネタやアイドル用語を取り入れたコントは好評を博し、場内は大きな笑いに包まれた。なお劇団乙女新党は会場ごとに異なる内容のコントを披露するとのことなので、大阪公演と東京公演に足を運ぶファンは楽しみにしておこう。

ライブ中盤には同じく今回のツアーのために用意された試みとして、初披露を含むユニットコーナーも。5人は相原＆緒方コンビ、其原ソロ、高橋＆田尻コンビの3組に分かれ、本来は長谷川とのユニットで歌う予定だった其原は、あたかも長谷川が隣にいるかのようなパフォーマンスを見せた。

また初日のステージでは、3月2日にリリースされるニューシングル「雨と涙と乙女とたい焼き」が初披露された。この曲は1月より日本テレビほかで放送されるテレビアニメ「ナースウィッチ小麦ちゃんR」のエンディングテーマで、作詞に高橋久美子（ex. チャットモンチー）、作曲に日高央（THE STARBEMS）、編曲にヤマモトショウ（ex. ふぇのたす）とrionosを迎えたポップなナンバーだ。

ライブ後半戦は「お受験ロッケンロール」などアップテンポな楽曲が連発され、最後は最新シングル「ツチノコっていると思う...？▽」と本来の自己紹介ソング「新・乙女新党のうた」でフィニッシュ。「新・乙女新党のうた」の長谷川のパートはメンバー全員で歌われ、観客もその場にいない長谷川に向けて盛大なコールを送った。

ツアーはこのあと、明日12月20日に大阪・umeda AKASO、12月23日に東京・ラフォーレミュージアム六本木で行われる。