2010年11月に死去した作詞家・星野哲郎の生誕100年を記念するコンサート「令和・歌の祭典2025 ~作詞家・星野哲郎生誕100年記念~ 時代を彩る名曲の数々」が、昨日9月29日に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で開催された。
「天国の先生に届くように」
星野は「三百六十五歩のマーチ」「函館の女」「アンコ椿は恋の花」「兄弟船」「雪椿」など数多くのヒット曲で知られる作詞家。このコンサートでは彼が生み出した、戦後歌謡界を彩った名曲をさまざまな歌手が歌唱した。出演者は日本クラウン所属の
開演前の囲み取材には、北島三郎、小林旭、里見浩太朗、水前寺清子、瀬川瑛子、鳥羽一郎、小林幸子、大月みやこが参加。水前寺は当日楽屋で足を捻ってしまったため、車椅子で登壇した。
北島は「星野先生には数々の詞を書いてもらって一生懸命歌ってきました。今日は先生のファンの人も大勢いらっしゃいますので、星野先生を思い出しながら皆さんに伝わるような歌を一生懸命歌いたい。全員が張り切っております」とコメント。小林旭は「星野哲郎さんの上手な詞に込められた歌の魂を聴きに来てくださっているお客さんに聴かせようと思っています」と語った。
また里見は「星野先生には歌を2曲作っていただきましたが、皆さんと同じ舞台に立たせてもらってドキドキしております。楽しみにがんばろうと思います」と心境を述べ、水前寺は「一生懸命歌います」と短くも力強い言葉を残した。瀬川は「今日は星野先生のことを思いながら、こんなすてきな大先輩や同じ年代の方たちと歌えて幸せです」と喜びを語り、小林幸子は「天国の先生に届くようにがんばりたいと思います」と意欲を見せる。
大月は「星野先生に曲をいただけたことで大月の目指す女を歌うことができて今の大月があると思っていますが、今日はそんな思いを込めて懸命にお届けしたい」と思いを込め、鳥羽は「星野先生にはたくさんの歌をいただいていますので、がんばって歌わせていただきます」と決意を口にした。
出演者全員で「まつり」を歌ってフィナーレ
会場には約1800人の観客が詰めかけ、ステージは満席に。司会を務めたフリーアナウンサーの宮本隆治と女優の水町レイコの進行のもと、「星野哲郎の歩み」を伝えるVTR上映を経て、第1部は出演者全員による「三百六十五歩のマーチ」で幕を開けた。そして北島三郎が「なみだ船」、小林幸子が「雪椿」、鳥羽一郎が「兄弟船」、松前ひろ子が「函館慕情」を歌唱。さらに黒川英二&松尾雄史「兄弟仁義」、はやぶさ&一条貫太「函館の女」、北川大介&木村徹二「男はつらいよ」、津吹みゆ、羽山みずき、田中あいみ「黄色いさくらんぼ」、川野夏美&瀬川瑛子「アンコ椿は恋の花」、二見颯一&原田波人「おんなの宿」など共演曲も披露された。
第2部では各歌手が自身のヒット曲をパフォーマンス。小林旭が「昔の名前で出ています」、里見浩太朗が「あゝ人生に涙あり」、瀬川瑛子が「命くれない」を歌い上げた。クライマックスは北島三郎の「風雪ながれ旅」。歌唱後に彼は「星野先生にありがとう。船村(徹)先生にも感謝しています。心からありがとうございました」と恩師に感謝の言葉を述べ、ラストは出演者全員で「まつり」を歌って3時間半を超えるステージを締めくくった。
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