電大跡地で冨田勲、メルツバウらギネスに挑戦

東京・東京電機大学跡地にて10月12日に開催されるイベント「DOMMUNE LIVE PREMIUM "KANDA INDUSTRIAL"」の詳細が明らかになった。

このイベントは、9月から東京・3331 Arts Chiyodaで開催されている宇川直宏オーガナイズによる現代美術解析プロジェクト「DOMMUNE UNIVERSITY OF THE ARTS」との連動企画として行われるもの。東京・神田のビルの谷間の更地を使って国内外のアーティストがパフォーマンスを繰り広げる電子音楽イベントで、地上と地下の2つのエリアで同時にライブが行われる。

地上エリアには、世界的なダンスミュージック配信サイトbeatportによって「DJ OF THE YEAR 2014」の1位に輝いた女性DJ、ニーナ・クラヴィッツや、1978年に創立されさまざまなエレクトロニックミュージックをリリースしたイギリスのインディーズレーベル・Mute Recordsの総裁ダニエル・ミラーが出演。グリッチ音楽のパイオニアであるドイツのOvalが、Ametsubをフィーチャーしたライブを披露する。

そして地下エリアでは、モジュラーシンセサイザーだけを使った7時間にわたる実験プロジェクトを実施。この模様を観客はサイレントディスコとして、アツデン社製の高音質ワイヤレスヘッドフォンで視聴する。地下エリアでのプロジェクトは「ワイヤレスヘッドフォン同時再生」のギネス登録を目指して世界記録に挑戦。出演者は冨田勲、ダニエル・ミラー、松武秀樹、MERZBOW、Phewなど12組で、全員がモジュラーシンセを演奏する。

※記事初出時、イベントの開催日時の記載に誤りがありました。「10月11日と12日の2日間にわたって開催」と記載しておりましたが、正しくは10月12日となります。訂正してお詫びいたします。