THEATRE E9 KYOTOのプログラム発表、あごうさとし「劇場の特性を強く表現」と自信

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京都・THEATRE E9 KYOTOの2022年度年間プログラム記者発表が、本日3月8日に同劇場で行われた。

「THEATRE E9 KYOTO 2022年度年間プログラム記者発表」より。

「THEATRE E9 KYOTO 2022年度年間プログラム記者発表」より。

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2019年6月にオープンしたTHEATRE E9 KYOTOは、今年で4年目を迎える。記者発表ではまず館長の茂山あきらが、今回発表されるラインナップに多くの若手アーティストの作品が並んでいることに言及しつつ、「演劇を始めとした芸術は、誰かのサポートがないと続けることが難しい。若いアーティストたちが創作を続けていくためにも、皆様には彼らに興味を持っていただき、サポーターになっていただければ」と呼びかけた。

支配人の蔭山陽太は2021年度を振り返り、「多くの皆様に支えていただき、京都の創造発信拠点として活動を継続できた」と感謝を述べる。また昨年、同劇場で芸術監督のあごうさとしの演出により上演された「オペラ《ロミオがジュリエット Romeo will juliet》」で、太田真紀と山田岳が令和3年度文化庁芸術祭賞の音楽部門で大賞を受賞したことに触れ、「THEATRE E9 KYOTOという民間の小劇場上演された作品が高く評価され、その活動が広く認知される契機になったことはうれしい」と喜びの声を上げた。

主催公演には、THEATRE E9 KYOTO×京都舞台芸術協会×DIVE ショーケース企画「Continue 2022」、田中功起「何かの事後の勉強会の上映と、」、「E9アートカレッジ第2期公演」「スガダイロー田中泯」「大友良英田中泯」、あごうさとし×中西義照「建築 / 家(仮)」、studio kNot「雑る」、OOAK#1「アカルナイの人々とか あるかないの人々とか」、KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2022 松本奈々子、西本健吾 / チーム・チープロ 新作公演、八木良太 山城大督 3/9「Sensory Media Laboratory」が並ぶ。

また共催公演には、アソシエイトアーティストに選出された面々による作品と、昨年1月に閉館した東京・原美術館の活動を振り返る記録映画「OUR ART MUSEUM ー品川にあった原美術館の記憶ー」、ビジネスパーソン向けのプログラムBASE(Bank for Art Support Encounters)「BASE ART CAMP」、Madada Inc. 田中泯公演「タイトル未定」がラインナップされた。アソシエイトアーティスト制度は、THEATRE E9 KYOTOが選出したアーティストに劇場と稽古場施設を3年間、無償で提供し活動をサポートするもので、2020年度に選出された新聞家村社祐太朗は来年2月に「とりで」、2021年度に選出されたneji&co.の捩子ぴじんは今年4月に過去作「『Sign』『Cue』」の再演を行う。また2022年度からアソシエイトアーティストとなる福井裕孝ブルーエゴナク穴迫信一も、それぞれ作品を9月と来年1月に発表する。

さらに共催公演として、ゴジゲンキノG-7、かんから館、槇なおこ×万博設計、下鴨車窓、劇研アクターズラボ+サファリ・P「私鉄沿線・B」、劇団三毛猫座、BEBERICA theatre company、笑の内閣、NEW STEP D.A.S、THE GO AND MO'S、8.22企画、千夜語り、JOE Company、LAPITA☆SHIP、ムニ、◯◯×KAIKA、童司カンパニー、ルドルフ、孤独の練習、ニットキャップシアター、お寿司、シアターリミテ、幻灯劇場劇団なかゆび世界劇団遊劇体が作品を上演する予定だ。

これらのラインナップについて、あごうは「私たちは開館以来、“作品を作る劇場”として、舞台芸術を中心に、地域性、現代性、多分野協働などの特性を大事にしてきました。本年度は、その特性をより一層強く表現したプログラムになりました」と自信を見せる。また「公演事業以外では、コロナ禍で舞台上演といった演劇活動が困難となった学生に向けた技術ワークショップの開講と、学生による演劇作品の上演を予定しています。THEATRE E9 KYOTOは開館以来、“100年続く劇場“を目指し、皆様からご支援をいただいてきました。未来の舞台芸術を作る若い方々の問題を、私たち自身の課題として捉えて、取り組んでいきたい」と言葉に力を込めた。

なお、THEATRE E9 KYOTOでは、劇場支援制度・E9サポーターズクラブの会員が募集されている。会員の概要・特典などの詳細は公式サイトを確認しよう。

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THEATRE E9 KYOTO 2022年度年間プログラム

京都府 THEATRE E9 KYOTO

主催公演

THEATRE E9 KYOTO×京都舞台芸術協会×DIVE ショーケース企画「Continue 2022」

2022年4月22日(金)~24日(日)

参加団体:THE GO AND MO'S居留守遊劇舞台二月病

田中功起「何かの事後の勉強会の上映と、」

2022年6月2日(木)~5日(日)

監督・プロデューサー・編集:田中功起
レクチャラー:吉澤弥生、都留ドゥヴォー恵美里
朗読:呉屋直、岡永遠
参加・出演:太田真紀、岡永遠、勝谷拓朗、北方こだち、タカハシ'タカカーン'セイジ、立花光、中西栄味子、中村さやか、能政夕介、橋本清、東岡由希子、松岡咲子、宮木亜菜、やんそる

「E9アートカレッジ第2期公演」

2022年7月8日(金)・9日(土)

構成・演出:あごうさとし

「スガダイロー+田中泯」

2022年7月14日(木)・15日(金)

「大友良英+田中泯」

2022年7月16日(土)・17日(日)

あごうさとし×中西義照「建築 / 家(仮)」

2022年7月29日(金)~31日(日)

演出:あごうさとし
出演:中西義照、中西千恵

studio kNot「雑る」

2022年8月5日(金)~8日(月)

OOAK#1「アカルナイの人々とか あるかないの人々とか」

2022年10月15日(土)・16日(日)

テキスト選出・出演:太田宏
出演:太田真紀、葛西友子
演出:あごうさとし

KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2022 松本奈々子、西本健吾 / チーム・チープロ 新作公演

2022年10月下旬

八木良太 山城大督 3/9「Sensory Media Laboratory」

2022年11月2日(水)~4日(金)

参加:八木良太、山城大督、henachoco

共催公演

neji&co. 「『Sign』『Cue』」

2022年4月8日(金)~10日(日)

福井裕孝「タイトル未定」

2022年9月9日(金)~11日(日)

ブルーエゴナク「タイトル未定」

2023年1月20日(金)~22日(日)

新聞家「とりで」

2023年2月10日(金)~13日(月)

記録映画「OUR ART MUSEUM ー品川にあった原美術館の記憶ー」

2022年5月27日(金)~30日(月)

監督:岸本康

BASE(Bank for Art Support Encounters)「BASE ART CAMP」

2022年8月下旬

Madada Inc. 田中泯公演「タイトル未定」

2023年2月上旬

提携公演

ゴジゲン 第18回公演「かえりにち」

2022年5月7日(土)~10日(火)

キノG-7「モナ美」

2022年5月18日(水)~22日(日)

かんから館「メルティーチーズな明日の私」

2022年6月17日(金)~19日(日)

槇なおこ×万博設計 槇なおこ Soro-Drama「きゃんみりオん」

2022年6月24日(金)~26日(日)

下鴨車窓「新作タイトル未定」

2022年7月1日(金)~4日(月)

劇研アクターズラボ+サファリ・P「私鉄沿線・B」「怪人二十面相」

2022年7月23日(土)・24日(日)

劇団三毛猫座「くじらの昇る海底」

2022年8月19日(金)~21日(日)

BEBERICA theatre company ベイビーシアター「水の駅(仮)」

2022年9月2日(金)~4日(日)

笑の内閣「なんであんたはんは市会議員になれへんのか」

2022年9月16日(金)~19日(月・祝)

NEW STEP D.A.S ストリートダンス公演「SENSE」

2022年9月23日(金・祝)~25日(日)

THE GO AND MO'S 第34回公演「中村の嘘」

2022年10月21日(金)~23日(日)

8.22企画「さくらんぼ畑」

2022年10月28日(金)~30日(日)

千夜語り《其の三》「響く 舞う 詠う」

2022年11月5日(土)

かんから館「タイトル未定」

2022年11月11日(金)~13日(日)

JOE Company×LAPITA☆SHIP 3作品オムニバスプレイ 丈ひとり芝居「新作タイトル未定」LAPITA☆SHIPふたり芝居「冬冬」「Be Happy」

2022年11月19日(土)~23日(水・祝)

ムニ「ことばにない」

2022年11月26日(土)~28日(月)

◯◯×KAIKA 既存戯曲の演出シリーズ Vol.2「特急寝台列車ハヤワサ号(仮)」

2022年12月2日(金)~4日(日)

童司カンパニー「ヒャクマンベンvol.5」

2022年12月9日(金)~11日(日)

ルドルフ vol.9「WORK OF LIFE(仮)」

2022年12月15日(木)~18日(日)

孤独の練習「アノニム(仮)」

2022年12月23日(金)~25日(日)

ニットキャップシアター「補陀落渡海記」

2023年1月6日(金)~9日(月・祝)

階「缶々の階公演」

2023年1月13日(金)~15日(日)

お寿司「ヘレンとgesuidou」

2023年1月27日(金)・28日(土)

シアターリミテ「とめ、はね、はらう。(仮)」

2023年2月17日(金)~19日(日)

幻灯劇場「新作」

2023年2月23日(木・祝)~26日(日)

若だんさんと御いんきょさん「タイトル未定」

2023年3月4日(土)・5日(日)

劇団なかゆび「文化なき国からー喜劇一幕」

2023年3月上旬

世界劇団「タイトル未定」

2023年3月17日(金)~19日(日)

遊劇体 #65「灯灯ふらふら」

2023年3月24日(金)~27日(月)

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劇団なかゆび @nakayubigeki

【お知らせ】
2023年3月、劇団なかゆびは新作『文化なき国からー喜劇一幕』をTHEATRE E9 KYOTOにて上演いたします。 https://t.co/DdtecO0Uhc

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