「一人の俳優のための五人の演出家による上演」は
あごうは、「作品の題材となっているのは、音響家として創作も共にしていた、10代から長くつき合った友人の『死』です。非常に個人的な事柄ですが、結果的には、ある時代の京都の演劇シーン、そこに集う人と創作の熱気を舞台上に再生することになりました」「劇場に死者を招く60分。この企画がなければ存在しえない創作を、一人でも多くの方に目撃していただけるならば幸いです」とコメント。また桑折は、「非常に個人的な記憶を入り口に、普遍的な喪失の物語へと至る今作。大切な方を思い起こす時間に接続していただけるなら、嬉しい限りです」とアピールした。
公演は今後、3月18日に長野・まつもと市民芸術館 小ホール、21・22日に富山・旧宮島村役場、26・27日に東京・水性でも行われる。あごう、桑折のコメント全文は以下の通り。
あごうさとしコメント
俳優・桑折現が強固な意志で進めてきた一年がかりの創作・上演プロジェクト。五番目にして最後の作品である「この春に」が、無事に京都公演を終えられました。
作品の題材となっているのは、音響家として創作も共にしていた、10代から長くつき合った友人の「死」です。非常に個人的な事柄ですが、結果的には、ある時代の京都の演劇シーン、そこに集う人と創作の熱気を舞台上に再生することになりました。また、異なる質感の言葉や身体性を、私や演者の演劇的変遷に重ねて劇中で辿る試みも行っています。
劇場に死者を招く60分。この企画がなければ存在しえない創作を、一人でも多くの方に目撃していただけるならば幸いです。
桑折現コメント
一年間、創作と旅を重ねてきた本企画も5つめのコーナーを曲がり、最後の旅へと歩み出しました。あごうさとしさんとは年齢が近く、つくり手としては駆け出しのころの、血気盛んな時間と場所を共有しており、そのことが作品にも色濃く反映されました。と同時に作中では、僕の創作にも力を貸してくださった方の「死」が描かれ、あごうさんの繊細で大切なものをお預かりしているという、良い緊張感を持ちながら開幕を迎え、舞台に立つことができました。
非常に個人的な記憶を入り口に、普遍的な喪失の物語へと至る今作。大切な方を思い起こす時間に接続していただけるなら、嬉しい限りです。
一人の俳優のための五人の演出家による上演 V「この春に」
開催日程・会場
2026年3月14日(土)・15日(日) ※公演終了
京都府 THEATRE E9 KYOTO
2026年3月18日(水)
長野県 まつもと市民芸術館 小ホール
2026年3月21日(土)・22日(日)
富山県 旧宮島村役場
2026年3月26日(木)・27日(金)
東京都 水性
スタッフ
作・演出:
出演
※U-25チケットあり。
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あごうさとし×桑折現「この春に」が開幕、桑折「大切な方を思い起こす時間に接続して」(舞台写真 / コメントあり)
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