「ピピン」城田優・Crystal Kayらが歌唱披露「本場のミュージカルを超えて」

413

6月から7月にかけて上演されるブロードウェイミュージカル「ピピン」の製作発表が、本日2月27日に東京都内で行われた。

ブロードウェイミュージカル「ピピン」製作発表より。「Corner of the Sky」を披露するピピン役の城田優。

ブロードウェイミュージカル「ピピン」製作発表より。「Corner of the Sky」を披露するピピン役の城田優。

大きなサイズで見る(全16件)

ブロードウェイミュージカル「ピピン」製作発表より。

ブロードウェイミュージカル「ピピン」製作発表より。

「ピピン」は、ありきたりな人生を送りたくないと悩む若き王子・ピピンが、さまざまな体験をしながら人生の意味を探し求める姿を描いたミュージカル。城田優がピピン役を演じる今回の日本語版公演では、2015年の来日公演を手がけたダイアン・パウルスが演出を担当する。

「Corner of the Sky」を披露するピピン役の城田優。

「Corner of the Sky」を披露するピピン役の城田優。

製作発表は、まずキャストたちの歌唱披露からスタート。リーディングプレイヤー役のCrystal Kayが「Magic To Do」、バーサ役をWキャストで演じる中尾ミエ前田美波里が「No Time At All」を披露し、ピピン役の城田は「Corner of the Sky」を歌い上げた。

「Magic To Do」を披露するリーディングプレイヤー役のCrystal Kay。

「Magic To Do」を披露するリーディングプレイヤー役のCrystal Kay。

「No Time At All」を披露するバーサ役の中尾ミエ(左)と前田美波里(右)。

「No Time At All」を披露するバーサ役の中尾ミエ(左)と前田美波里(右)。

オリジナル版「ピピン」の衣装を着用して登場したキャスト陣だったが、城田は「衣装が小さくて、“城田サイズ”ではなかったので、大きく作り直してもらいました。衣装だけはブロードウェイをすでに超えてます!」と発言し、会場を笑いで包む。また、これまでに何度も歌ってきたと言う「Corner of the Sky」について、「猫には窓辺があり、子供には雪があって、それぞれの場所があるけど、じゃあ僕はどこに行けばいいんだろうか?と、ピピンの心情が吐露される歌です」と解説した。

左からCrystal Kay、城田優。

左からCrystal Kay、城田優。

城田とCrystal Kayは、1986年生まれの同い年で、今年2019年に同じく芸歴20周年を迎える。Crystal Kayは「2年前、友人でもある城田さんからLINEで『再来年、ブロードウェイミュージカルやらない?』と誘われました(笑)。私はニューヨークで『ピピン』を観ていたので、ご縁だと思って参加を決めました」と出演への経緯を明かし、「デビューして20年、今までで一番チャレンジングなことなので、汗水垂らしてがんばります」と決意を新たにした。

左からCrystal Kay、城田優。

左からCrystal Kay、城田優。

「バーサ役の“ばあさん”です!」と第一声からジョークを飛ばす中尾は、「『ピピン』には過去2回出演していますが、今回のバージョンは初めて。今までで一番大変です」と切り出し、自身が歌う「No Time At All」について「私自身の気持ちをそのままぶつけているようなナンバーで、歌いやすい。バーサは、この1曲しか歌いませんので、お見逃しのないように!」と観客に呼びかける。前田が同楽曲について「ピピンに『人生を謳歌しないとだめよ!』と伝える曲です」と話すと、中尾は「劇場で一緒に歌っていただきたいです!」と付け加えた。

本作の演出を担当するダイアン・パウルスからのメッセージ映像が流されると、本作をブロードウェイで観劇していたと言う城田は「『すごーい!』って子供みたいな気持ちにさせられて感銘を受けた作品が、そのまま日本に来るので、皆さんにもこの感動を体験していただきたい。本場のミュージカルを超えて、ダイアンさんには『日本のカンパニーは素晴らしい!』と言ってもらえるよう、日々努力したいです」と真摯に語る。

司会者からミュージカル初挑戦への思いを尋ねられたCrystal Kayは「Oh my god!」と笑顔で切り返す。その様子を見ていた城田は「(Crystal Kayは)今日もずっと緊張してたけど、先ほどは素晴らしいパフォーマンスを観せてくれましたよね」と賛辞を送り、これを受けたCrystal Kayは「あの1曲で『リーディングプレイヤーは、こういう存在なんだ』とお客さんに伝えないといけないので、とても緊張します。オリジナルを超えるくらいのリーディングプレイヤーにしたいです」と意気込んだ。

中尾ミエ

中尾ミエ

前田美波里

前田美波里

アクロバティックな動きが求められるバーサ役について中尾は「オリジナル版の映像を拝見したとき、サーカスのようなパフォーマンスが繰り広げられていて、『これ、私たちはやらないよね?』と聞いたら、『いや、やります!』と言われて、どうしたらいいのかと(笑)。アメリカのスタッフからは『とりあえず懸垂を10回ぐらいできるようにしておいてください』と言われました。70歳過ぎて懸垂ってできますか? ひょっとしたら人生の中で今、一番筋肉付いてるかも(笑)」とエピソードを交えて語る。

前田が「体力的にも1人じゃ無理よね。Wキャストで(中尾)ミエさんがいてくれてよかった」と中尾に視線を送ると、中尾は「(Wキャストは)たとえ何かあったとしても、なんとかなるからね。気分の楽さが違います(笑)」と笑う。これを受けて城田は「シングルキャストって、大変なんだよ(笑)」とCrystal Kayに笑顔を向けた。

ブロードウェイミュージカル「ピピン」新ビジュアル

ブロードウェイミュージカル「ピピン」新ビジュアル

最後に城田は「ピピンは苦悩を抱えている人物で、僕自身もいろんなことに『どうすべきなんだろう?』と思いを馳せています。芸歴20年というのも、ちょうど転機だと思います」と感慨を述べ、「アメリカからスタッフの皆さんがいらっしゃるので、日米の素晴らしい交流を楽しみつつ、締めるところは締めて稽古に臨みたいです」と結んだ。

本作のチケットは、6月10日から30日まで東急シアターオーブで行われる東京公演分、および7月6・7日に愛知県芸術劇場 大ホールで行われる愛知公演分が3月2日、7月12日から15日までオリックス劇場で行われる大阪公演分が3月3日、7月20・21日に静岡市清水文化会館(マリナート)大ホールで行われる静岡公演分が4月20日に一般販売がスタートする。

この記事の画像(全16件)

ブロードウェイミュージカル「ピピン」

2019年6月10日(月)~30日(日)
東京都 東急シアターオーブ

2019年7月6日(土)・7日(日)
愛知県 愛知県芸術劇場 大ホール

2019年7月12日(金)~15日(月・祝)
大阪府 オリックス劇場

2019年7月20日(土)・21日(日)
静岡県 静岡市清水文化会館(マリナート)大ホール

脚本:ロジャー・O・ハーソン
作詞・作曲:スティーヴン・シュワルツ
演出:ダイアン・パウルス

キャスト

ピピン:城田優
リーディングプレイヤー:Crystal Kay
チャールズ:今井清隆
ファストラーダ:霧矢大夢
キャサリン:宮澤エマ
ルイス:岡田亮輔
バーサ:中尾ミエ前田美波里(Wキャスト)

神谷直樹、坂元宏旬、田極翼、茶谷健太、常住富大、石井亜早実、永石千尋、妃白ゆあ、伯鞘麗名、長谷川愛実、増井紬 ほか

関連記事

城田優のほかの記事

リンク