開幕に際し、詩森は「自分の書いた戯曲だけれど、俳優座さんからお預かりした作品だという思いがいつもあった。外部に求めてもらえるなんて思いもよらなかったわたしが、少し大きめな賞を頂いて、立て続けに依頼をいただいた、そのいちばん最初のほうで依頼してもらったのが俳優座さんで、それで書いたのが『海の凹凸』だった。そのときはもちろん全力で書いたんだけれど、今思うと、全力ゆえに未熟さが際立ち、もっとできたことがあった気がしていた。それでも、この作品は、自分の作品の中でも思い入れのある作品であり続けた。なので、今回、書き直し、自分の手で演出をできることになり、ほんとうに嬉しかった」と喜びを明かす。
また、物語の内容についても言及し、「水俣は悲劇の土地だけれど、たくさんのひとに愛された場所でもある。わたしもその末席にそっと連なっている。そして本番は、稽古場でずっと気配として存在してくれていた大切なひとたちも劇場にじっさいに来てくれる。生きているひとだけではなくおそらく死者も。演劇を愛するお客様も集ってくれる。それに相応しい作品になったと信じて、本番の日々を大切に過ごしていきたい」と思いを語った。
本作には、
詩森ろば コメント
自分の書いた戯曲だけれど、俳優座さんからお預かりした作品だという思いがいつもあった。外部に求めてもらえるなんて思いもよらなかったわたしが、少し大きめな賞を頂いて、立て続けに依頼をいただいた、そのいちばん最初のほうで依頼してもらったのが俳優座さんで、それで書いたのが「海の凹凸」だった。そのときはもちろん全力で書いたんだけれど、今思うと、全力ゆえに未熟さが際立ち、もっとできたことがあった気がしていた。それでも、この作品は、自分の作品の中でも思い入れのある作品であり続けた。
なので、今回、書き直し、自分の手で演出をできることになり、ほんとうに嬉しかった。
そして、これは水俣を書いたふたつめの作品でもあった。
心に期するものが大きい分、もちろんプレッシャーもある。でも稽古を重ねるうちに、この作品をこのメンバーで創れる喜びだけが、積み重なっていった。どのひともすごくチャーミングで立体的な人間を作り上げてくれた。そして水俣にいる大切なひとたちが、いつも稽古場にいるような気配がする。そんな中、毎日とても繊細な稽古をさせてもらった。
水俣は悲劇の土地だけれど、たくさんのひとに愛された場所でもある。わたしもその末席にそっと連なっている。そして本番は、稽古場でずっと気配として存在してくれていた大切なひとたちも劇場にじっさいに来てくれる。生きているひとだけではなくおそらく死者も。演劇を愛するお客様も集ってくれる。それに相応しい作品になったと信じて、本番の日々を大切に過ごしていきたい。
serial number13「海の凹凸」
開催日程・会場
2026年2月27日(金)〜3月8日(日)
東京都 ザ・スズナリ
スタッフ
作・演出:
出演
※U-25チケット、障害者割引あり。
関連記事
serial numberのほかの記事
フォローして最新ニュースを受け取る
ステージナタリー @stage_natalie
詩森ろばが“思い入れのある作品”を新たに立ち上げる、serial number「海の凹凸」幕開け(舞台写真 / コメントあり)
https://t.co/x3bu1nz1Km https://t.co/k3NbjTtlUY