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「月イチ歌舞伎」スタート!中村米吉が語る、坂東玉三郎の厳しさと優しさ

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「月イチ歌舞伎」舞台挨拶より、かぶきにゃんたろうを手にする中村米吉。

「月イチ歌舞伎」舞台挨拶より、かぶきにゃんたろうを手にする中村米吉。

6シーズン目となる「月イチ歌舞伎」が昨日5月12日にスタート。これを記念した舞台挨拶が同日東京・東劇で行われ、中村米吉が登壇した。

「月イチ歌舞伎」は、全国の映画館で毎月1週間(新作は3週間)ずつシネマ歌舞伎を上映する企画。今期の「月イチ歌舞伎」の幕開けを飾った、坂東玉三郎主演・編集・監修「《シネマ歌舞伎》二人藤娘/日本振袖始」のうち、「日本振袖始」で稲田姫役を勤めた米吉は「稲田姫をやるなんてびっくりで! それまではほとんど玉三郎のお兄さんと接点がなく、楽屋でご挨拶をするときに『お父ちゃん(中村歌六)元気か?』と声をかけていただく程度。本当にびっくりしてお宅に電話したら、『全部私が(面倒を)見るから大丈夫』と。その言葉の通り、一から全部見ていただきました」と当時を振り返る。

また「最初の稽古で見ていただいたときに、玉三郎さんから『歌舞伎の家に生まれたんだろう。生まれただけか』と言われて、そんなスタートでしたから必死でした。ですが、女方の大先輩として厳しく教えてくださるのは本当にありがたいことです」と謝辞を述べつつ、「最後の(玉三郎演じる岩長姫が、米吉演じる稲田姫を襲う)場面で僕は海老反りしていたので、セリが下がったか見えなかったのですが、セリが下がり切ったときに玉三郎のお兄さんが『もういいよ』と小さい声で教えてくださるんです。役に入り込んですごく怖い顔をしているのに(笑)」と裏話を明かした。

さらに米吉は「主演の玉三郎さんが監修も編集もなさっていて、『こうやって観ると素晴らしく見えるはずだ』というのを一番よくご存知の方が編集をしているわけですから、やはりそれは見どころだと思います」と「《シネマ歌舞伎》二人藤娘/日本振袖始」の魅力を語ると共に、玉三郎と米吉が共演した昨年2017年上演の「沓手鳥孤城落月」についても触れ、「なんとこれが来年18年1月にシネマ歌舞伎になるんですよ! 皆様ぜひ足をお運びくださいますようお願いいたします」と挨拶した。

「《シネマ歌舞伎》二人藤娘/日本振袖始」は、5月18日まで全国の映画館にてロードショー。

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