帝国劇場の廃材がエレキギターになった!「帝劇 Legacy Collection」第4弾として受注販売

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今年2月をもって一時閉館した東京・帝国劇場のマテリアルを用いた商品開発プロジェクト「帝劇 Legacy Collection」の第4弾として、劇場の廃材を利用した「帝劇オリジナルギター」の受注販売が決定。本日10月9日に受付がスタートした。

「帝劇オリジナルギター」全体写真

「帝劇オリジナルギター」全体写真

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「帝劇 Legacy Collection」は帝国劇場の建物としての魅力を再発見し、新たなステージへと継承することを目指すプロジェクト。劇場解体の際に生まれるさまざまなマテリアルを用いた商品開発、劇場内で使用された備品の販売などが行われている。

今回発表された帝劇オリジナルギターを製作するのは神奈川県逗子市のエレキギター製作工房・Kz Guitar Works。同社は代表の伊集院香崇尊氏がQueenのギタリスト、ブライアン・メイが使用するギター「Red Special」を製作するために立ち上げた工房で、現在もさまざまなオリジナルギターを生み出している。

帝劇オリジナルギターのトップ材には実際の舞台上で長年利用されてきた「平台」と呼ばれる台を、ピックガードにはロビー大階段の手摺り下にあしらわれていた、マホガニーの木を挟み込んだアクリル板を使用。ボディ下部には客席で使用されていた席番プレートが配置された。

トップ材には帝国劇場の平台を使用。

トップ材には帝国劇場の平台を使用。 [拡大]

ロビー大階段のアクリル板を使用したピックガード。

ロビー大階段のアクリル板を使用したピックガード。 [拡大]

ギターの基本デザインには平台の風合いを生かすことを目指した、シンプルな構造の「Kz One RS Joint」を選択。ボディバックとネックにはマホガニーを使用し、しっかりとしたギターとしてのサウンドも担保している。

ボディ下部には席番プレートがあしらわれている。

ボディ下部には席番プレートがあしらわれている。 [拡大]

このギターは数量限定の受注生産商品として販売される。受付期間は12月25日までで価格は税込44万円。購入者には客席で使用していたモケット(織物)の新品を使用した特製ストラップ付きで届けられる。なお「帝劇 Legacy Collection」の収益金の一部は「日本舞台芸術ネットワーク」に寄付され、「次世代への継承と持続可能な舞台芸術環境づくり」のために役立てられる。

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読者の反応

伊礼彼方 Kanata Irei @irei_kanata

こういうのいいね。

ベースはないのかな? https://t.co/KJnrliWAb6

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