まゆ（ハク。）が心を撃ち抜かれた曲は

構成 / 丸澤嘉明

ドラムフレーズが好きな曲とその理由

BREIMEN「棒人間」（ドラム：So Kanno）

最初ドラムフィルから始まるのがめちゃくちゃカッコいい！ これは自分の解釈ですが「君のことを考えるともう何もできない情けない、、。でも少しはカッコつけたりしたい」みたいな気持ちがそのままフィルになったのか!?ってくらいどハマりで、そこのフィルを何回も聴きたくなっちゃいますね。

相対性理論「夏至」（ドラム：山口元輝）

ドラムフィル始まりからのリードギターのサウンドがグッとくるのはもちろんなんですけど、2:55～3:00あたりのサビ終わり流れる感じのフィルで締めてアウトロが入り、弾けたようなフィルがすごく魅力的だなと思いました。フィルで締めてフィルで入るのカッコいい、、。
最後に遊び心というか、「あの夏の迷走ラプソディー」と歌う声を引き立たせてる感じがしました。

black midi「John L」（ドラム：モーガン・シンプソン）

この曲は最初から最後までやばいのですが、、（笑）。
すごく忙しいビートを叩いてるのに、たびたび出てくる空白部分がめちゃしびれます！
ライブではそれぞれの楽器が好きなように空白部分で遊んでいてそれもまた面白いです。
3:00～3:30の間のドラムが一番好きで、フィルなのかビートなのかわからないけど周りの楽器とうまいこと合わさってるのが最高です。

君島大空「遠視のコントラルト」（ドラム：石若駿）

めちゃくちゃ大好きな曲です！
この曲のフィルは全体的に食ってる印象があるなあと思ってたのですが（オシャレで大好き）、サビ前はシンプルなスネアのフィルなのが自分的にグッときちゃいました、、。
サビがすっごい綺麗なメロディなのでそこに向かうにはシンプルイズザベストなんだなと思わされました。
最後にかけてドラムがだんだん膨らんでいくのもめちゃ魅力的で心を撃ち抜かれましたね、、天才、、。

自身でドラムフレーズをプレイする際に意識していること

歌詞やイメージに沿ってフレーズを考えてるかもしれないですね。ここは走ってる感じ！とか歌のリズムに合わせてみたりとか、例えば流れるという言葉が歌詞にあれば流れるようなフィルを入れてみたり。ここにはこれしかない！って自分で思えたときはニマニマしながら叩いてますね（笑）。
まだまだ修行中ですが！

自身のプレイスタイルに影響を与えたドラマー

プレイスタイルに影響を受けた方はいないんですけど、君島大空さんの合奏形態のライブに行ったときにドラムが石若駿さんで、初めて生で観れたんですけど、もう口がずっと空いちゃうくらい圧倒されましたね。出る音1つひとつに心が踊ってしまう感じでずっと聴いてたいなあと思いました。
衝撃だったのが、曲中にご自身でシンバルを外して付け替えていて「え！ 今片手でシンバルを、、!? え!?」と1人で見ながら困惑してたのですが、見間違いだったらすみません（笑）。

まゆ

2019年に結成された、大阪を中心に活動するガールズバンド・ハク。のドラマー。2022年1月に初のミニアルバム「若者日記」、2023年8月に1stフルアルバム「僕らじゃなきゃダメになって」をリリース。テレ東系「シナぷしゅ」2024年12月の“つきうた”に選出された「あいっ！」や、映画「6人ぼっち」の主題歌「南新町」で人気を集め、2025年9月に配信シングル「それしか言えない」でTOY'S FACTORYからメジャーデビューした。2026年2月に「“GO”対バンツアー編」、3月に「“GO”東名阪クアトロツアー編」を行う。

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