折坂悠太がかつてのバイト先で独奏会、柏市の映画館・キネマ旬報シアター支援に向けて

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折坂悠太が10月17日に、かつて働いていた千葉県柏駅前の映画館・キネマ旬報シアターにてライブを行うことが決定した。

折坂悠太

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折坂は音楽活動を本格化させる前にキネマ旬報シアターでアルバイトしており、同シアターが空調設備や配管といった基幹部分の老朽化によるリニューアル工事のためにクラウドファンディングをスタートさせたことを受け、その取り組みを広めるべく、今回の応援公演を企画。シアターにて弾き語りでライブを行い、経費を除いたチケット売上を支援金として映画館に提供する。チケットの予約は本日9月30日よりTicketMeにて抽選で受け付けている。

「折坂悠太 キネマ旬報シアター応援独奏会」フライヤー

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折坂はクラウドファンディングに向けたコメントも発表。キネマ旬報シアターで働いていた当時のことを振り返りつつ「元スタッフとして、表現者として、近隣の者として、今だけは声を大に。協力お願いします!」と呼びかけている。

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折坂悠太 コメント

幼い頃、まだ柏ステーションシアターだったここで初めて映画を観た。
ミニシアターとして新規開館した2013年から、4年間働いた。
快活でも機敏でもない私に、同僚の皆はよくしてくれた。
年季の入った空調設備の電源を入れるのも、仕事のひとつだった。
試写でみた古いフイルムの質感から音楽を思いついて、今はその歌を生業にしている。

馴染みの商店は引退し、林は削られ、本屋も次々閉まった。
景色が均一に、どこか空々しくなっていく。
人間の中にある、何者でもない部分が拠り所をなくし、太文字の宣伝句や、目をひく強い言葉に吸い込まれていく。こういう流れに抗って、シアターは立っている。

あなたにしか、私にしか聞きとれない小さな声。
あるいは、その人がその人でいるための孤独な叫び。
途中で遮られる事はない。およそ2時間、腰を落ち着けて目を澄まし、耳を傾ける。
「あなたが、私が重要だ」と肯定する場所。そういう場所が街から失われるのは、いやだ。
元スタッフとして、表現者として、近隣の者として、今だけは声を大に。協力お願いします!

折坂悠太 キネマ旬報シアター応援独奏会

2025年10月17日(金)千葉県 キネマ旬報シアター シアター1

応援独奏会チケット予約サイト:https://ticketme.io/event/group/9ecfec62-94cb-4c3f-b1a4-3c648b1f0eac/93736760-940d-4607-a402-79e78772eb9d
キネマ旬報シアター クラウドファンディングサイト:https://cinefa.terraceside.jp/projects/3

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どらけけ @dorakekeken

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