BiS自給自足ワンマンツアー完遂!解散前最後のライブハウスで研究員がいつも以上に熱狂

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BiSが本日12月28日に東京・新宿MARZでワンマンライブ「ALL FOR BiS, ALL FOR YOU LiVE」を開催した。

BiS

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2025年1月に解散するBiS、年内ラストライブ

「にゃんにゃーん!」と気合入れを行うBiS。

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「ALL FOR BiS, ALL FOR YOU LiVE」は全5都市を舞台にした単独公演で、本公演はそのファイナルにあたる。2019年6月に始動した第3期BiSはメンバーの加入脱退を繰り返し、今年4月からはトギー、ナノ3、ヒューガー、クレナイ・ワールズエンド、イコ・ムゲンノカナタの5人体制になった。そのタイミングからメンバーがマネージメントを兼ねる“自給自足アイドル”として活動しており、この「ALL FOR BiS, ALL FOR YOU LiVE」もメンバー自らが会場を予約し、当日の物販対応なども自身で行ってきた。しかし「これ以上の活動継続は難しい」との判断から、グループは8月に解散を発表。来年1月12日の東京・日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)でのラストライブ「Finale of third BiS」をもって、2019年に始まった第3期BiSの約5年7カ月にわたる活動に終止符が打たれる。

止められない感情を爆発させる研究員

ステージ後方から見た「STUPiD」で組体操を披露するBiS。

ステージ後方から見た「STUPiD」で組体操を披露するBiS。[拡大]

BiSはグループ初期から人気のロックチューン「STUPiD」でライブを勢いよくスタートさせた。研究員(※BiSファンの呼称)は、新宿MARZ公演が最後のライブハウスでのステージになることもあってか普段のライブ以上に血気盛ん。メンバーが大きく動けば、それに呼応するように拳を突き上げて叫ぶ。BiSのライブでは過度なモッシュや定位置から大きく移動する行為が禁止されているが、止められない感情を爆発させる研究員たちの姿がそこにあった。

クレナイのマイク吹っ飛ぶ

クレナイ・ワールズエンドの自己紹介中のBiS。

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クレナイ・ワールズエンドのマイクが目の前に飛んできたことを力説するヒューガー(左端)。

クレナイ・ワールズエンドのマイクが目の前に飛んできたことを力説するヒューガー(左端)。[拡大]

BiS

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ライブ序盤、クレナイ・ワールズエンドはMCで約2カ月におよんだ「ALL FOR BiS, ALL FOR YOU LiVE」を振り返る。2日前の大阪公演の熱狂ぶりに触れつつ、「新宿の皆さんにもすごく期待しております! 物は壊さないようにしてほしいんですけど、まだまだ全然足りてないので、もっともっと声出せますよね? もっといけますよね? よろしくお願いします!」と呼びかけた。また中盤にはBEAT CRUSADERS「IMAGINE?」のカバーが投下され、パフォーマンス中にクレナイのマイクが勢いよく吹き飛ぶハプニングが。クレナイは「汗でツルツルしとったけん」と弁明するも、ヒューガーは「マイクがぶっ飛んできたんですけど!」と話しながら、目の前を通過したマイクがスローモーションに見えたことも付け加えた。

ナノ3「残すところは日比谷野音」

BiS

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ナノ3

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ライブ後半、5人は「this is not a love song」をエモーショナルに披露。「GETTiNG LOST」ではミラーボールを使った幻想的な演出が用意され、観客の感動を誘った。そして終盤にはナノ3がMCを担当。「ライブハウスは研究員とたくさんの思い出を作ってきた場所なので、今日が終わってしまうのは本当に寂しいんですけど、残すところは日比谷野音ですね。ライブハウスでのライブはここが最後なので悔いが残らないように全部出しきって終わりたい」と話し、研究員を扇動する。そしてBiSは「なまえをよんで」「R.U.N」と、ラストアルバム「NEVER MiND」の収録曲を続けて披露。さらにHAWAIIAN6「MAGIC」のカバーも飛び出すロックなステージが展開され、ラストにはBiSから研究員に愛を込めて「LOVE」が届けられた。

第3期BiS唯一のオリジナルメンバー・トギーが語る

トギー

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アンコールでは2019年6月に始まった第3期BiSで現役としては唯一のオリジナルメンバー・トギーが挨拶。彼女は「解散が決まる前までのBiSは、もっと好きになってほしいっていう思いで突っ走って来ました。解散するって発表してからどういうライブをするべきかすごく考えて、よくわからなくなったときもありました。でもライブをしていくうちに、やっぱり研究員に楽しんでもらうために、私たちもBiSを全力で楽しむのが一番大事だなって私は思いました。今日は研究員もBiSも一緒になって楽しめた日だったと思います。ありがとう」と話す。続けて、研究員の中に解散を「自分のせい」だと思っている人もいるかもしれないと切り出し、「そう思った人がいるかもしれないんですけど、本当に私たちは十分のものをもらってきたと思っています。今日こうやってライブに来てくれること、BiSを好きでいてくれること、それが本当にうれしいです。ありがとう」とBiS解散にあたって研究員に罪はないことを伝えた。

ステージ後方から見たBiS「イミテーションセンセーション」パフォーマンスの様子。

ステージ後方から見たBiS「イミテーションセンセーション」パフォーマンスの様子。[拡大]

「BiS-どうやらゾンビのおでまし-」で一足先にサビのダンスを踊ってしまい、思わず笑うナノ3。

「BiS-どうやらゾンビのおでまし-」で一足先にサビのダンスを踊ってしまい、思わず笑うナノ3。[拡大]

トギーはさらに「あと2週間と1日で解散ライブが来てしまうんですけど、その日までの目標があって。BiSが終わるときに『BiS楽しかったな、BiSだった人生でよかったな』って思えるように残りの時間を過ごしたい。みんなは1回でもBiSのライブに来たら研究員だし、1回でもBiSのことを好きになったら研究員だからね。『研究員でよかった』と思ってもらえるような、そんなBiSでいられるように、がんばっていきたいと思います。このあとも一緒に、素敵な思い出を作っていきたいです」と思いの丈をファンに伝えた。そして次に披露する曲が「今日でやるのが最後」とアナウンスしてから、「イミテーションセンセーション」につなげた。そして最後は「BiS-どうやらゾンビのおでまし-」でフィニッシュ。メンバーもファンも汗だく、笑顔でライブが終わった。1月12日の日比谷野音での解散ライブのチケットはローソンチケットで発売中。

BiSと研究員。

BiSと研究員。[拡大]

なおBiSは1月11日に日比谷野音で所属事務所WACKのイベントツアー「Could you still be WACKiNG TOUR」の初日公演にも出演。この日はBiSのほか、ASPBiTE A SHOCKExWHYZGANG PARADEKiSS KiSS豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOLが登場する。

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新宿MARZ公演セットリスト / ライブ写真

読者の反応

ナノ3 @NANO3_BiS

「ALL FOR BiS, ALL FOR YOU LiVE」
5公演全部レポートしていただきました!
本当にありがとうございました😭

ぜひ全公演部読んでほしいです!!! https://t.co/zxTiyss6dK

コメントを読む(14件)

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