音楽事務所WACK主催の合宿オーディション「WACK合同オーディション2023」が昨日3月19日から3月25日まで開催中。この記事では2日目の昼以降の模様をレポートする。
「WACK合同オーディション」は毎年恒例となっているオーディション企画。今年は候補生19名が参加し、合宿後半からWACK所属グループより現役メンバーのトギー(
夜のパフォーマンス審査における課題曲は豆柴の大群「MUST CHANGE」、ASP「Hyper Cracker」の2曲。「MUST CHANGE」については振付を独自に考えるという課題も追加された。チームはAからGまでの7組で、FチームにExWHYZマネージャーのWACK前田菜摘氏、GチームにGANG PARADEマネージャーのWACK堂前友里氏が緊急参加することになった。昼食後から18:30の審査までの間、各チームは振り入れをこなしつつ、2曲のパフォーマンスを完成させるべく、練習に励んだ。しかしアイカ・ザ・ポリス、ム能セイ、チリチリチーチーチーのEチームではム能セイが体調を崩し、無念のリタイアが決定。アイカ・ザ・ポリスとチリチリチーチーチーは2人で審査に臨むこととなった。
17:00からは渡辺による面談がスタート。昼の審査では厳しい意見を候補生にぶつけた渡辺だったが、“褒めまくり”モードに転じた。候補生たちを「最高じゃん」「最高だよ」と褒め倒すというスタイルで発破をかける。しかし、中には進捗を問われただけで泣き出す者もおり、WACKの育成グループで昨年11月に解散した元WAggのメンバー“ベル・ナルド”ことベル・ドナルドに対しては、「“テラタイリク”が見たい」と声をかけた。テラタイリクとは2021年の「WACK合同オーディション」でベル・ドナルドに与えられた仮称“テラタイリクユウカ”のこと。その言葉にベル・ドナルドは大泣きしていたが、決意を胸に練習へと戻っていった。なお渡辺は“最高じゃん”作戦について、「変われ変われと言い続けてるから、自分も変わろうかなと思って」という理由で採用した面談スタイルだったとのちに明かした。
18:30に夜のパフォーマンスがスタート。各チームは「Hyper Cracker」「MUST CHANGE」の2曲を披露した。1位はム能セイの予期せぬリタイアというトラブルに見舞われた、アイカ・ザ・ポリスとチリチリチーチーチーの2人。またWACK前田氏はベル・ナルド、ノノ3とともに健闘したためボーナスがアップ。一方、WACK堂前氏は歌詞を覚えきれず、同氏、チャンアダルト、hitorikkoのチームは7組中6位という悔しい結果に。そしてゴブ・ゴブ・ゴブ、レオナイクスワイズ、土星のネコのチームは気迫のあるパフォーマンスを見せたが、最下位に終わった。
2日目 夜のパフォーマンス審査 順位
1位 Eチーム
アイカ・ザ・ポリス / チリチリチーチーチー
2位 Aチーム
イャン・GP・マイカ / バグ・ライオン / ブギー
3位 Fチーム
ノノ3 / ベル・ドナルド / 前田菜摘
4位 Dチーム
aho / タマチノミキ / キホンタウン
5位 Cチーム
マジヤスメ・アツコ / マンマン / アンカー・トリプル
6位 Gチーム
チャンアダルト / hitorikko / 堂前友里
7位 Bチーム
ゴブ・ゴブ・ゴブ / レオナイクスワイズ / 土星のネコ
渡辺は変化の兆しが見えてきたと述べつつも、「この中から合格者が出るのかなって気持ち。自分の見せ方、やり方、どうやったら気持ちいのか、人が観てていいと思うのかを考えて。スタッフも観ているし、評価するのは自分じゃないんです。でもまだ自分が先に立っている。僕の会社が思うエンタテインメントは、相手のことを考えて作るものです。相手がめちゃめちゃいいと思ってくれたら高いお金を払ってくれるし、何回も観に来てくれる。それが評価だと思う。BiSHだってまだまだで、もっといろんな人に聴いてもらいたいと思ってる」とコメント。改めて候補生の現状では、求めるレベルに届いていないことを言葉で示した。現実を突きつけられた候補生に対し、渡辺は「評価するのは人なんです。自分じゃないんです」と伝えた。
夕食後には渡辺が候補生たちに向け、約30分の講話を行った。候補生に向けて、「デビューできたとしても、世の中には売れない人たちがいっぱいいるよね。この1週間でどれだけ努力しなきゃいけないかがわかると思う。変化し続けること、新しいものを生み出し続けることが大切」と説明。また3日目からWACK所属グループの現役メンバーが参加することをアナウンスしつつ、「先輩が来るけど、彼女たちも思いっきりできてるかと言えばそうでもない。現役メンバーにも学んでほしいことがある。候補生は覚悟のない人はもう帰ってほしい。この場くらい、しっかり演じてほしいです。ここですら演じられなかったら、スーパースターを演じることなんてできない」と話した。
その後、視聴者投票結果、総合ランキングが発表され、ベル・ドナルドは総合ランキングで1位を獲得。しかし渡辺からは「本日の脱落者を発表します。脱落者はaho、バグ・ライオン、アンカー・トリプル、ベル・ドナルド、キホンタウン、タマチノミキの6名となります」とアナウンスがあり、ベル・ドナルドの脱落が決まった。脱落者は翌日早朝6:15スタートの腹筋対決に参加し、1番になれた場合に限り、合宿に引き続き参加できる。
勝ち残った候補生は、新たに3チームに分かれて3日目の昼のパフォーマンス審査を行うことになった。これまでチーム分けは渡辺から指定があったが、今回は4人組を候補生同士で決めることに。ノノ3が率先して話を仕切り、ほかの候補生も意見をし、無事に3チームのメンバーが決まった。そして翌日の審査に向けて、早速話し合いをし始めた。なお3日目昼のパフォーマンス審査における課題曲は、BOYSGROUPの「Vibes Vibes」。セリフのパートに関しては候補生でアレンジすることが課題として付け加えられた。
3月20日(2日目)脱落者
aho / バグ・ライオン / アンカー・トリプル / ベル・ドナルド / キホンタウン / タマチノミキ
※3日目早朝に行われる腹筋対決に参加のうえ、1位1名のみ救済
3月20日(2日目)視聴者投票ポイント
1位 ベル・ドナルド 1812ポイント
2位 チリチリチーチーチー 804ポイント
3位 マンマン 606ポイント
4位 ノノ3 480ポイント
5位 アイカ・ザ・ポリス 433ポイント
6位 土星のネコ 402ポイント
7位 hitorikko 388ポイント
8位 ゴブ・ゴブ・ゴブ 251ポイント
9位 aho 208ポイント
10位 ブギー 194ポイント
11位 タマチノミキ 181ポイント
12位 マジヤスメ・アツコ 176ポイント
13位 レオナイクスワイズ 157ポイント
14位 チャンアダルト 141ポイント
15位 アンカー・トリプル 118ポイント
16位 キホンタウン 110ポイント
17位 バグ・ライオン 93ポイント
18位 イャン・GP・マイカ 80ポイント
※ム能セイはリタイア
3月20日(2日目)総合ランキング
1位 ベル・ドナルド
2位 マンマン
3位 アイカ・ザ・ポリス
4位 ノノ3
5位 hitorikko
6位 土星のネコ
7位 チリチリチーチーチー
8位 ゴブ・ゴブ・ゴブ
9位 タマチノミキ
10位 ブギー
11位 マジヤスメ・アツコ
12位 イャン・GP・マイカ
13位 aho
14位 バグ・ライオン
15位 アンカー・トリプル
16位 キホンタウン
17位 レオナイクスワイズ
18位 チャンアダルト
ニコニコ生放送「【前半】全て見せます!WACKオーディション合宿2023完全密着 6泊7日の死闘」
配信日時:2023年3月19日(日)14:30~
配信URL:https://live.nicovideo.jp/watch/lv340295940
ニコニコ生放送「【後半】全て見せます!WACKオーディション合宿2023完全密着 6泊7日の死闘」
配信日時:2023年3月22日(水)12:00~
配信URL:https://live.nicovideo.jp/watch/lv340295970
※記事初出時、本文の一部に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
edgar marquez @edmc80
WACK合同オーディション2日目で一気に7名脱落&リタイア、候補生に求められる変化とは - 音楽ナタリー
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