「スタプラローカリズム」はスターダストプロモーションのガールズユニットが所属するセクション・スターダストプラネットの“地方組”として知られるTEAM SHACHI、たこやきレインボー、ばってん少女隊、いぎなり東北産が集結するイベント。昨年8月に台湾で第1弾イベント「スタプラローカリズム vol.1~狼煙をあげろ!~」が行われ、4組によるコラボパフォーマンスなどで会場を沸かせた。第2弾となる今回は地方組の末っ子・いぎなり東北産がコロナ禍に行ってきた企画「ハイパー運動会」を、スケジュールの都合で参加できなかったたこやきレインボーを除く3組で実施。グループとしての活動を休止している伊達花彩を除く8人のいぎなり東北産チームと、4人組のTEAM SHACHIと5人組のばってん少女隊からなる合同チームが対決した。
大黒柚姫(TEAM SHACHI)の番組「柚姫の部屋」にも出演しているSCRAPの瀬戸口俊介が司会を務め、彼の説明を経ていぎなり東北産、TEAM SHACHIとばってん少女隊による合同チームが入場。開会式ではTEAM SHACHIの大黒、ばってん少女隊の希山愛、いぎなり東北産の橘花怜が選手宣誓を行った。
最初の競技は「ONE FOR ALL, ALL FOR ONE!気持ちはひとつ!大なわとびバトル」と題した大縄跳び対決。各チーム2回ずつ挑戦し跳んだ合計数が得点になるこの勝負では、1回目のターンで先攻のいぎなり東北産チームが4回で引っかかってしまう。後攻のTEAM SHACHIとばってん少女隊の合同チームは48回という好成績を記録。合同チームが好成績だったことへのプレッシャーで、1回目で引っかかってしまった橘が2回目が始まる前に涙を流してしまうというハプニングもあったが、いぎなり東北産チームは励まし合いながら50回連続で縄を跳ぶことができた。TEAM SHACHIとばってん少女隊の合同チームの2回目は67回と最高記録を達成。結果、いぎなり東北産チームが計53点、合同チームが計115点と先輩チームがその力を見せつけた。
続いて行われたのはバレーボール対決「ハイパーバレーボール2020」。ボールを3回以内のタッチで相手のコートに入れられればOKという“ゆるゆるルール”のこのバレーボール対決では、好戦的なTEAM SHACHIとばってん少女隊の合同チームのミスが続き、序盤はいぎなり東北産が優勢に。そのまま丁寧にラリーをつないでいったいぎなり東北産が15点を先取して勝利し、30点を獲得した。3つ目の競技「想いを繋げ!シンプルにチーム対抗リレー」の勝者へ与えられる得点は、ニコ生のアンケート機能による視聴者投票で50点に決定。いぎなり東北産チームは仙台営業所の経費で購入したという滑り止めを靴に施し、走る前に逆転に向けて念入りに準備を整える。対するTEAM SHACHIとばってん少女隊の合同チームは、いぎなり東北産チームのメンバーが憧れているメンバーを同じ回で走らせるという作戦を用意。勝負が始まると序盤はいぎなり東北産チームがリードしていたが、橘がコースアウトしたすきを突いてばってん少女隊の瀬田さくらが追い抜き、リレー対決はTEAM SHACHIとばってん少女隊の合同チームが勝利した。また橘はコーナーにいたスタッフの仕草でコースを誤解したと主張し、いぎなり東北産チームは特別ルールで10点を獲得した。
前半戦が終わり、運動会は一旦休憩タイムに突入。17人はそれぞれが持ち寄った地元の銘菓をブルーシートの上に並べていく。お菓子を食べ、くつろぐメンバーたちだったが、実はメンバーには秘密裏に休憩時間にも「みんな覚えているかな? 水分補給は大切!ポイント選手権」という種目が行われており、スタッフ陣はメンバーたちの水分補給の回数をカウント。その回数がそのまま点数となり、いぎなり東北産チームは37点、TEAM SHACHIとばってん少女隊の合同チームには31点が加点された。
後半最初の種目は5人対5人で戦う「運動会といえば!!こちら!チーム対抗つなひき対決」。この種目では2本先取したチームに50点が与えられる。「ハイパー運動会」の発起人であるいぎなり東北産は「1、2、3」のかけ声でグイグイ綱を引き、1戦目は余裕の表情で勝利。2戦目もいぎなり東北産が圧勝し、いぎなり東北産の葉月結菜は「学校の授業中もずっと作戦を練っていました。綱引きだけは大好きで負けたくないんです。綱引き勝てたのでもう今日はこれで帰ります」とうれしそうに語った。綱引き勝負の結果を受け、TEAM SHACHIとばってん少女隊の合同チームが196点、いぎなり東北産は180点と両者の得点は僅差となった。
ぐるぐるバットやキャタピラなどさまざまな障害物を乗り越えて、9周のリレーをつなぐ「障害物競争リレー」では、粉の中から手を使わずに飴を探すワクワク粉飴で全員が粉まみれに。ゴール手前のクイズのコーナーでは視聴者がコメントでヒントを送り、メンバーとファンの協力プレイで難問を次々と突破した。いぎなり東北産チームはトップバッターの橘が編み出したでんぐり返しでキャタピラを進めるというアイデアでTEAM SHACHIとばってん少女隊の合同チームとの差を広げ続ける。最終的に1周差を付けていぎなり東北産がこの勝負を制した。勝負はついてからも、合同チームのアンカー・上田理子はメンバーと視聴者に応援されながらレースを続行。上田がゴールすると大歓声が沸き上がった。「障害物競争リレー」の結果、いぎなり東北産チームは30点が加点され合計得点は210点に。合同チームは196点のままで、形勢逆転された。
最後の種目はマジックカードが使えるフリースロー対決「左手は添えるだけ…マジックフリースロー!」。ゴールを決めたら相手チームから30点奪うことができる「奪取」やゴールすると得点が倍になる「魔法のチカラ」などさまざまなマジックカードが3枚ずつ各チームに配布され、結果が予想ができないフリースロー対決が行われた。各チーム交互に投球したがなかなかボールはゴールに入らず。最初にゴールを決めたのは脚立を使ってダンクシュートができるマジックカード「一休さんのお膳立て」を使ったいぎなり東北産チームの橘で、粉まみれの笑顔でダンクシュートを決めた。TEAM SHACHIとばってん少女隊の合同チームが投球する相手の壁となりプレッシャーを与えるマジックカード「戦士たちの聖なる壁」を使う中、いぎなり東北産チームの律月ひかるは、意を決してボールを投げる。するとボールは見事ゴールに入り、ゴールしたときに1投前のシュートポイントも加算される「結束のチカラ」のカードを使っていたため20点を獲得した。
「バスケは好きだけど下手だった」というばってん少女隊の春乃きいなは不安げに投球したが、ボールは見事ゴールへ。「スラムダンク」を観て育ったといういぎなり東北産の吉瀬真珠は「おう オレは三井。あきらめの悪い男……」と「スラムダンク」の登場キャラクター・三井寿の名言を言ってからシュートを放ち、手を離れたボールは弧を描いてゴールに吸い込まれた。TEAM SHACHIの咲良菜緒は吉瀬に倣い、メンバーの大黒が考えた「うちらの友情永遠不滅」というセリフを言ってから投球するもボールはゴールに入らず。なかなかゴールが決まらないTEAM SHACHIとばってん少女隊の合同チームは「奪取」のカードを使用。そして坂本遥奈が見事にゴールを決めいぎなり東北産チームから30点を奪った。いぎなり東北産の安杜羽加は外した場合もう一度ボールを投げることができる「アンコール」のカードを使って投球したが、一発でゴール。その結果、いぎなり東北産チームは計20点、TEAM SHACHIとばってん少女隊の合同チームは計40点で、合同チームがフリースロー対決を勝利した。
最終得点は230点と236点でTEAM SHACHIとばってん少女隊の合同チームが僅差で勝利。合同チームにはトロフィーとMIZUNOの高機能衣料シリーズ「ブレスサーモ」が贈られた。いぎなり東北産の橘は「次また一緒にやらせていただけたらムキムキに活躍して、今度は絶対にリベンジしたい」と闘志を燃やし、葉月は「味方になってやりたい。もうここで戦いたくない。東京組とやりたい!」とコメント。TEAM SHACHIの坂本は「グループの垣根を超えてミックスしてやれたらいいね」と提案し、次回の運動会への期待を語る。またMVPに選ばれたいぎなり東北産の橘は「縄跳びで引っかかったのにメンバーも温かかったし、みんなの地方のお菓子もおいしくて地方っていいなと思いました」と瞳をうるませながら述べた。
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TEAM SHACHI&ばっしょーと東北産が本気でぶつかり合った運動会、MVPの橘花怜「地方っていいな」 https://t.co/hiLtsld00b