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ワーナー所属アーティスト集結!武道館で感動フィナーレ

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10月30日と31日の2日間、ワーナーミュージック・ジャパンの創立40周年を記念したライブイベント「100年MUSIC FESTIVAL」が東京・日本武道館にて開催された。

「100年先も色褪せない音楽を届けたい」という思いが込められたこのイベントには、同レコード会社を代表するアーティストが集結。第一夜の30日は、オーディション企画「VOICE POWER AUDION」でグランプリを受賞した指田郁也のパフォーマンスに始まり、Superfly九州男ROCK'A'TRENCHトータス松本コブクロがライブを披露。さらにスペシャルゲストとして山下達郎竹内まりやがそろって登場し、「こういうときにしかデュエットしないので、今日来られた方はラッキーです」と話して「Let It Be Me」を歌った。

翌日31日は、まずオープニングで出演アーティスト全員がステージに登場。豪華絢爛な顔ぶれに早くも場内が沸いた後、すぐさまトップバッター・RIP SLYMEのアクトがスタートした。「ワーナーミュージック・ジャパン40周年おめでとうございます!『100年MUSIC FESTIVAL』に集まったパーティピーポーの皆さん、盛り上がっていきましょう!」というRYO-Zの掛け声に続き、「Good Times」「熱帯夜」といったアッパーチューンで会場を盛り上げた。

その後のSuperfly、馬場俊英the brilliant greenもそれぞれ2曲ずつ自身の楽曲をパフォーマンス。Superflyの越智志帆は「これからもカッコいい曲と優しい音楽を届けていきたいので、応援よろしくお願いします」、馬場は「ワーナーに所属する2年の中でたくさんの出会いに恵まれまして、今日このステージに立つことができ、みなさんと会うこともできました」としみじみ語ったほか、the brilliant greenは川瀬智子のマイペースなMCとファンサービス旺盛なパフォーマンスで観客を魅了した。

そしてワーナーミュージックの洋楽史を振り返るVTRを挟み、イベント中盤に登場したのは竹内まりやと山下達郎。ひと際大きな歓声の中スポットを浴びた竹内まりやは、曲を始める前にイベントに際しての言葉を述べる。「ワーナーには、私たちのように50代のミュージシャンから10代までたくさんの世代のアーティストがいます。最初に、若い世代から多くリクエストをもらう曲をやりたいと思います。皆さんが失恋をしたり弱い気持ちにさいなまれているようであれば、この曲で元気を与えられれば」と話し、「元気を出して」を演奏。さらにもう1曲、「私が51歳のときにふと思ったことを曲にしたものです。温かいリスナーの方々に支えられて、この年齢になるまで音楽を続けていてよかったなぁと思います。今日はお世話になっているワーナーの皆さん、ここにいる皆さんのために歌います」と「人生の扉」を披露した。

ステージから竹内が去った後は、山下達郎がセンターポジションへ移動し、そのまま彼のライブアクトへ。達郎は「私はワーナーミュージックのアーティスト、スタッフを含め全従業員の中で最年長です。言ってみれば牢名主です!」と挨拶し会場を和ませる。また、「デビューして35年目になりますが、武道館で自分の曲をやったことは一度もありません」という言葉にはオーディエンスからも驚きの声が。そんな記念すべき“初武道館”の1曲目に選ばれたのは、1982年発売のオリジナルアルバム「FOR YOU」に収録されている「SPARKLE」。ベテランならではの貫録と同時に、年齢を感じさせない伸びやかな歌声で会場全体を圧倒した。

拍手喝さいを浴びながら、続く「希望という名の光」では、曲中に長いMCを挟んだ達郎。「僕が夏から続けているツアーでは、この曲を作るきっかけをくれたナインティナインの岡村隆史くんと、今病気と闘っている桑田佳祐へ向けて歌ってきました。でも今日はここにいるお客様と、陰で支えているワーナーのスタッフに捧げます」と感謝の言葉を口にする。そして「本当は一言も話さずに歌だけ歌って帰るつもりでした」という彼だが、言わずにはいられないとばかりに思いの丈を激白。「歌は人を幸せにするためにある。でも本当の悲しみの前では、ほんのちっぽけなものにしかなりません。曲の文句にもあるように、夢は必ず叶うものではありません。それでも、決して命を放棄してはいけません。助け合って、励まし合って、みんなで生きていきましょう」と力強く訴える姿に、涙を流す観客や関係者も多く見受けられた。

そして、その後バトンを受け取ったのはトータス松本。「今日は待ち時間がすごいけど、待って待ってみんなの顔を見たらうれしくてしょうがないです」と笑いかけて「明星」「ハッピー アワー」をソウルフルに歌い上げ、続くBONNIE PINKもレーベルへ感謝の意を表しながら「A Perfect Sky」「カイト」を届けた。

いよいよ宴もたけなわとなり、トリを飾ったのは前日と同様コブクロ。「アーティストのみなさんが音楽で温めてくれたステージに立たせてもらって、本当に気持ち良く歌うことができる」と小渕健太郎がコメントし、リリース予定もないという新曲「Blue Bird」、そして「蕾」「桜」を熱唱した。途中、「武道館に初めて立った日のことを思い出した」という2人は涙をこらえきれず号泣。サポートバンドもはけて小渕のアコギ1本で奏でた「桜」は、ステージモニターに歌詞が映され、武道館にはオーディエンスとコブクロの生声だけが響いた。約3時間半のイベントは静かで温かなフィナーレを迎え、スクリーンにエンドロールが流れる間も観客の拍手は止まなかった。

なお、この2日間のライブの模様は11月27日(土)18:00からWOWOWにて放送が決定。豪華アーティストからのメッセージを織り交ぜた、3時間の特別番組がオンエアされる。

WARNER MUSIC JAPAN 40th Anniversary~100年MUSIC FESTIVAL~ セットリスト

10月30日

指田郁也
01. bird
02. 笑ってよ

Superfly
01. Alright!!
02. How Do I Survive?
03. Wildflower
04. Free Planet
05. タマシイレボリューション
06. Dancing On The Fire
07. Eyes On Me

九州男
01. HB
02. music♪
03. Brand New Days
04. 少年⇔未来~映画のようなメモリー~

ROCK'A'TRENCH
01. Jump Star
02. My SunShine
03. Don't Stop The Music
04. Every Sunday Afternoon
05. Music is my Soul

トータス松本
01. マイウェイ ハイウェイ(Acoustic ver.)

山下達郎&竹内まりや
01. Let It Be Me

コブクロ
01. 桜
02. ここにしか咲かない花
03. 流星
04. 風
05. Blue Bird
06. 轍
EN. YELL

10月31日

RIP SLYME
01. Good Times
02. 熱帯夜

Superfly
01. Wildflower
02. 愛をこめて花束を

馬場俊英
01. 勝利の風
02. 私を必要としてくれる人がいます

the brilliant green
01. There wiil be love there -愛のある場所-
02. LIKE YESTERDAY

竹内まりや
01. 元気を出して
02. 人生の扉

山下達郎
01. SPARKLE
02. 希望という名の光

トータス松本
01. 明星
02. ハッピー アワー

BONNIE PINK
01. A Perfect Sky
02. カイト

コブクロ
01. Blue Bird
02. 蕾
03. 桜

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