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最初は困惑、最後は感動!?キリショー以外初聴き金爆アルバム先行披露ライブ

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「あの日君を傷つけたのは」を歌うゴールデンボンバー。

「あの日君を傷つけたのは」を歌うゴールデンボンバー。

ゴールデンボンバーが昨日1月29日に東京・チームスマイル・豊洲PITにてワンマンライブ「ゴールデンボンバー ニューアルバム『キラーチューンしかねえよ』鬼龍院以外のメンバーも初聴き先行披露ライブ」を開催した。

このライブはタイトル通り、楽曲制作者の鬼龍院翔(Vo-karu)以外のメンバーが、明日1月31日リリースのニューアルバム「キラーチューンしかねえよ」に収録される新曲を聴き、その場でパフォーマンスをするという企画。前代未聞のライブの行く末を見届けようと約3000人の観客が集まったほか、多くのファンがLINE LIVEでの生配信を視聴した。

開演前には喜矢武豊(Gita-)が影アナを行い、注意事項をアナウンスしながらライブへの不安を吐露する。そして鬼龍院が登場するオープニングムービーを経て、まずは喜矢武、歌広場淳(Be-su)、樽美酒研二(Doramu)がスタンバイ。すると1曲目の「口上」のイントロが流れ、三輪車に乗り鬼龍院が拡声器を持って現れた。同時にスクリーンには戸惑う喜矢武、歌広場、樽美酒の顔が映し出される。続いて歌謡曲ふうの「燃やして!マイゴッド」が始まり、切々と歌い上げる鬼龍院を横にほかのメンバーは必死に楽器を弾くフリをした。

最初のMCでは鬼龍院が「ゴールデンボンバーのメンバーが音源できても、CDできても聴かないから、先行試聴会で即興で当て振りしてみようかと思った」とライブの趣旨を説明。樽美酒が「こんなに音楽を集中して聴いたことないよ!」と無邪気に笑う一方で、喜矢武は「もう疲れちゃったよ」とブツブツとこぼした。しかし次のブロックが、シングル曲やミュージックビデオが制作されている楽曲で構成されていることを鬼龍院が口にするや否や、喜矢武、歌広場、樽美酒のテンションは上昇。喜矢武は「いきなりチャンスタイムじゃないですか!」と機嫌を直した。

そのあとに続いた「やさしくしてね」「やんややんやNight ~踊ろよ日本~」「水商売をやめてくれないか」「#CDが売れないこんな世の中じゃ」では、喜矢武、歌広場、樽美酒は生き生きとパフォーマンス。4曲を続けて披露したあと樽美酒は「気持ちいいよ! ライブはこうじゃなきゃ」と言い、喜矢武は「終わっちゃったよ。今までそうでもなかった曲も好きになっちゃった」と暴言を吐く。鬼龍院が次に「お前を-KOROSU-」を披露することをメンバーに告げると、樽美酒は「激しいやつだと思うよ! ヘドバン出ちゃう的な。これでそうじゃなかったらオコだよ」と勝手なことを言い始めた。しかしスピーカーから流れてきたのはしっとりとしたピアノの旋律。樽美酒が「待てよ!」と一瞬怒りを見せるが、歌に入るとヘビーロックチューンへと変わり、メンバーはサウンドに合わせて激しくステージを動き回った。お互いの息を合わせながらのパフォーマンスを終え、鬼龍院は「バンドみたい!」「いいねえ、バンド、始まってるねえ」と感激。樽美酒は「これがバンドってやつか!」と叫んだ。

8曲目の「スイートマイルーム」についてメンバーは「これはバラード。確実! 5000円賭ける」「どうだろうなあ、さわやか系な気がする!」と曲調の予想を始める。果たして始まったのは、メランコリックなミディアムチューン。曲中で唐突にベースソロが始まると歌広場が大慌てし、「こういうのが公開処刑って言うんだよ!」と文句を付けた。続く「うれしいかなしい」ではストリングスの音色が聴こえるや否や、喜矢武がアコースティックギターをバイオリンに見立て、樽美酒のドラムスティックを弓に見立てて優雅に弾くフリをした。曲の序盤ではベースもドラムの音も入っていなかったため、ステージ上で怠けていた歌広場と樽美酒だが、いきなり担当楽器の音が聴こえると定位置に猛ダッシュ。その姿に鬼龍院は「メンバーが面白すぎる!」「曲のよさが伝わりますね」とコメントした。

続く「海山川川」の曲調について樽美酒は「演歌かな? いや、マキシマム ザ ホルモン的なのがくるんじゃないかと」、歌広場は「俺は夏のパーティチューンだと思う」と予想。歌広場の予想が当たりアッパーなダンスチューンが始まるも、樽美酒は無理やりデスボイスを入れる。明るい曲調とのギャップに、メンバーも観客も大笑い。曲が終わると、歌広場は「意外と合ってたかも」、樽美酒は興奮気味に「フェスとかいけそうだね! (デスボイス)やりたい!」と鬼龍院に直訴。当の鬼龍院は「1回話し合おう」と樽美酒をなだめつつ、「こういう形になるとは、このイベントをやるまでわかんなかったね」とイベントの意義を感じている様子だった。「誕生日でも結婚式でも使える歌」は誕生日や結婚式で使えそうな汎用性のある歌詞が特長のナンバー。MCでは著作権の使用料が無料であることもアナウンスされ、観客を驚かせた。なお曲が始まる前に喜矢武はタイトルにあわせてアコースティックギターを持っていたが、謎のラップパートが登場する展開に「どうすんのこれ……。歌詞も曖昧すぎんだろう!」と鬼龍院にツッコミを入れた。

時間の経過と共に、疲労のせいかメンバーのトークは雑に。「あの日君を傷つけたのは」が始まる前に歌広場は「『家なき子』のエンディングテーマみたいな」と予測し、樽美酒は自分が叫びたいばかりに「ゴリゴリの激しいの!」と勝手にイメージを膨らませた。そして始まったのは、温かなメロディと優しい歌詞が魅力のナンバー。4人は自然とドラムセットの前に並んで座り、肩を寄せ合い、体を揺らしながら音に身を委ねる。曲が終わると鬼龍院は、「なんだこの雰囲気!」と若干戸惑いつつ、メンバー間に流れる温かな空気にうれしそうな表情。樽美酒が「なんか鳥肌立ったんだけど」とつぶやくと、鬼龍院は「即興にしてはすごいね。ちょっといいグループになってた」と予想外の展開に驚く。普段は手厳しい喜矢武も「好き、これ」と太鼓判を押した。

本編最後のMCで鬼龍院は「このライブやってよかったな。こうしなきゃ生まれなかったものもあるから」と語り、樽美酒が「アルバム出すたびにやりたい! 余計なものも生まれるけど」と意欲を燃やした。そして本編の最後は「ドンマイ」。鬼龍院曰くすでにMVも制作された曲ということで、手探りながらも喜矢武、歌広場、樽美酒は楽器を手にパフォーマンスを繰り広げた。

アンコールでは、アルバムの特典DVDのダイジェスト版が上映されファンは歓喜する。そしてラストナンバーは観客のリクエストを受けて「海山川川」。樽美酒は再びデスボイスを轟かせ、喜矢武はサックスの音色に合わせてギターのネックを吹くフリをする。4人は最後まで予想不可能なステージを展開し、鬼龍院の「全国ツアー、最高のものを作るので絶対会おうな!」という再会を約束する言葉でライブの幕を引いた。

なおライブの模様はLINE LIVEにて2月5日までアーカイブ配信されているので、チェックしてみよう。

ゴールデンボンバー「ゴールデンボンバー ニューアルバム『キラーチューンしかねえよ』鬼龍院以外のメンバーも初聴き先行披露ライブ」2018年1月29日 チームスマイル・豊洲PIT セットリスト

01. 口上
02. 燃やして!マイゴッド
03. やさしくしてね
04. やんややんやNight ~踊ろよ日本~
05. 水商売をやめてくれないか
06. #CDが売れないこんな世の中じゃ
07. お前を-KOROSU-
08. スイートマイルーム
09. うれしいかなしい
10. 海山川川
11. 誕生日でも結婚式でも使える歌
12. あの日君を傷つけたのは
13. ドンマイ
<アンコール>
14. 海山川川

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