最初で最後の競演!? 水樹奈々&平原綾香、キャロル・キング名曲を共に歌う

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本日4月12日に東京都内にて、舞台「ビューティフル」の制作発表記者会見が行われた。

東京都内で行われた舞台「ビューティフル」制作発表記者会見の様子。

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平原綾香と水樹奈々。

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「ビューティフル」は7月26日から8月26日まで東京・帝国劇場で上演されるミュージカル。シンガーソングライターのキャロル・キングの半生を代表曲と共に振り返っていく作品となっており、海外ではトニー賞をはじめ数々の賞を受賞した。今回が初となる日本公演ではキャロル役に水樹奈々平原綾香の2名がダブルキャストで抜擢された。

水樹奈々

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会見はまず水樹、平原による楽曲「ビューティフル」の歌唱からスタート。2人は交互にパートを担当し、伸びやかな歌声を披露した。2曲目「ユーヴ・ガッタ・フレンド」では中川晃教伊礼彼方ソニン武田真治剣幸も加わり、7名で取材陣と一般オーディエンス約200人を歓迎。途中では武田がハンドクラップを促し、オーディエンスを引き込んでいくシーンもあった。

平原綾香

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歌唱披露を終えると、舞台出演者が1人ひとり挨拶。水樹は「初めてのミュージカル、非常に緊張しております。デビュー20周年の大きな節目を迎える年に、このようなチャレンジをさせていただけることが、本当に幸せです。新人になった気持ちで、全力でぶつかっていきたいと思います!」と意気込みを語った。平原は「すごい方々に囲まれて練習し、とても幸せな気持ちになりました。大切な人と、もちろん1人でもかまいませんので、たくさんの方に来ていただけるよう、精進してがんばっていきたいと思います」と落ち着いた様子で話した。

キャロルの友人である作曲家、バリー・マン役を演じる中川は「近年、音楽が主役と言っても過言ではないミュージカルが増えていると実感しています。皆さんがキャロルの楽曲を口ずさんでいただきながら、劇場に足を運んでいただけたらいいなと思っています」とコメント。キャロルの夫ジェリー・ゴフィン役の伊礼は「キャロルを傷つける最低な男です(笑)。傷つけるのは得意なので気をつけてください!」とジョークを交えて会場を沸かせた。

バリーとコンビを組む作詞家、シンシア・ワイル役のソニンは「帝劇の作品では珍しい色というか、音楽をすごく楽しめる作品になると思います。出演メンバーもアーティスト色が強くて、お稽古のときもみんな自由で。そんなところも作品に活きるんじゃないかと思います」と稽古時の様子を明かした。プロデューサーのドニー・カーシュナー役の武田は「私もほんのちょっと歌うんです。でもさっき歌ったときの歌割りを聞けばわかる通り……少なめです。芸能生活27年で培ってきた人柄で、溶け込んでいけたらなと思います!」とコミカルに宣言。キャロルの母親、ジーニーを演じる剣は「音楽が我々に与えてくれるものは計り知れないと思います。特にキャロルの歌に、我々の世代はとても勇気づけられました。キャロルの母親ということで、素晴らしい人物を育てた母をどう演じるか、今からとても楽しみです」と役作りについて触れた。

左から伊礼彼方、平原綾香、水樹奈々、中川晃教。

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質疑応答では水樹がニューヨークに旅行した際、「ビューティフル」のプレビュー公演を観たことが話題に。大いに感動したという彼女は「素晴らしい名曲の数々やライブ感はもちろん、キャロルの生き方やセリフ、立ち振る舞いに引き込まれました」と感想を語った。また平原はキャロルの楽曲について「聴く人の味方になってくれる、一生懸命生きている人を応援してくれる楽曲が多いと感じています」と説明。キャロル役を演じることについては「今も現役の方を演じる難しさや、英語の曲を日本語に訳して歌う難しさを感じています。湯川れい子さんが翻訳してくださった歌詞が素晴らしいので、しっかりと内容を伝えられるような役でいたいです」と歌詞について触れつつ、その役どころを述べた。

このほか「キャロルの楽曲で特に好きなもの」や「帝国劇場初出演時の思い出」なども話題に上がりつつ、質疑応答は終了。最後に平原は「素晴らしいメンバーとこうして並んでいるのが夢のようです。奈々さんと同じステージに立てるのは今日が最初で最後となり、寂しいところではありますが、昔から仲良くさせていただいている奈々さんとダブルキャストとなったこと、うれしく感じております」、水樹は「初めての経験となりますので、ふつつか者ですが、よろしくお願いします……という気持ちでいっぱいです。皆さんの足を引っ張らないよう、私も全力で学んで、吸収して、初めてのミュージカルにすべてをぶつけたいと思っております!」とそれぞれ作品に対する思いを話し、会見を締めくくった。

左から伊礼彼方、平原綾香、水樹奈々、中川晃教、ソニン。

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会見後の囲み取材では個性的な出演陣について話題となり、平原は先日行われた初顔合わせが「わちゃわちゃしていて、お猿さんチームみたいな感じだった」と振り返り笑いを誘った。また伊礼はかつて水樹の楽曲のミュージックビデオに出演したことを回想し、再会を喜ぶ一幕も。さらに水樹はミュージカルの勉強のため、近日中にニューヨークへ行き、さまざまな作品を観劇することを明かす。そしてその場で出演者たちを誘い、和気あいあいとした雰囲気で会話を楽しんだ。

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楊(やん) @yan_negimabeya

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