作詞を手がける広告マン、林哲司プロデュースでソロデビュー

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林哲司の楽曲で多くの英詞を手がけてきたドワイト・ウォルドロンが、ソロアーティストとしてデビュー。林のプロデュースによるミニアルバム「Once...」を本日11月30日にリリースした。

林哲司とは?

1972年チリ音楽祭をきっかけに、翌1973年にシンガーソングライターとしてデビュー。以後作曲家としての活動を中心に作品を発表し、洋楽的なポップスセンスはいち早く海外でも高い評価を集める。1977年にはイギリスのバンドJigsawに提供した「If I Have To Go Away」はアメリカやヨーロッパでヒットを記録した。1970年代後半からは日本のアーティストに数多くの楽曲を提供し、竹内まりや「セプテンバー」、上田正樹「悲しい色やね」、杏里「悲しみがとまらない」、杉山清貴&オメガトライブ「ふたりの夏物語」などヒットを連発。洗練されたメロディとサウンドでヒットチャートや音楽番組に新たな風を吹かせた。そのほか映画「ハチ公物語」「遠き落日」「釣りバカ日誌13」やテレビドラマ「人生は上々だ」「ブランド」などの劇伴も多数手がけ、Jリーグ・清水エスパルスの公式応援歌や国民体育大会「NEW!! わかふじ国体」などのテーマ音楽も担当。2000年代からはチープ広石、吉田朋代とのユニット・GRUNION(グルニオン)でも活動し、2011年4月には杉山清貴とのコラボレーションアルバム「KIYOTAKA SUGIYAMA MEETS TETSUJI HAYASHI REUNITED」を発表した。2014年7月より放送されたテレビアニメ「少年ハリウッド -HOLLY STAGE FOR 49-」ではキャリア初のアニメ劇伴を手がけ、オープニングテーマ「ハロー世界」ほか多くの楽曲を提供した。

ドワイト・ウォルドロン「Once...」ジャケット

ドワイト・ウォルドロン「Once...」ジャケット

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Touch the Sun

林哲司「Touch the Sun」
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広告の分野でクリエイティブディレクター&グラフィックデザイナーとして活躍し、数々の国際的な賞を受賞しているドワイト。1980年年代より林の作品で作詞を担当し、1988年に発表された「ネスカフェ」CMソング「Taste The Love」は全日本シーエム放送連盟(ACC)主催の広告賞で音楽賞に輝いた。林が2015年11月にリリースしたアルバム「Touch the Sun」ではドワイトがインスト曲を除く全曲の作詞を担当している。

Once...

ドワイト・ウォルドロン「Once...」
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ドワイトにとって初のソロ作品となる「Once...」には全6曲を収録。ドワイト本人が作詞・作曲したオリジナルソングのほか、林のアルバム「Touch the Sun」から2人の共作ナンバー「Perfect World, Perfect Girls」「Touch the Sun」も収められている。なおブックレットには全曲の対訳と共に、林によるライナーノーツも掲載されている。

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ドワイト・ウォルドロン「Once...」収録曲

01. ウェイ・アウト・ウエスト Way Out West
02. ワンス(イフ・ユー・セイ・ユー・ラヴ・ミー) Once (If You Say You Love Me)
03. パーフェクト・ワールド,パーフェクト・ガールズ Perfect World, Perfect Girls
04. ビューティフル・スキームズ Beautiful Schemes
05. コンプリートリー・ワイルド Completely Wild
06. タッチ・ザ・サン Touch the Sun

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