林哲司が作る洋楽、海外ボーカリスト迎えた23年ぶりオリジナルアルバム

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竹内まりや「SEPTEMBER」、杏里「悲しみがとまらない」、杉山清貴&オメガトライブ「ふたりの夏物語」など数多くの名曲を生み出してきたヒットメーカー・林哲司が、リーダーアルバム「Touch the Sun」を本日11月25日にリリースした。

林哲司とは?

1972年チリ音楽祭をきっかけに、翌1973年にシンガーソングライターとしてデビュー。以後作曲家としての活動を中心に作品を発表し、洋楽的なポップスセンスはいち早く海外でも高い評価を集める。1977年にはイギリスのバンドJigsawに提供した「If I Have To Go Away」はアメリカやヨーロッパでヒットを記録した。1970年代後半からは日本のアーティストに数多くの楽曲を提供し、竹内まりや「セプテンバー」、上田正樹「悲しい色やね」、杏里「悲しみがとまらない」、杉山清貴&オメガトライブ「ふたりの夏物語」などヒットを連発。洗練されたメロディとサウンドでヒットチャートや音楽番組に新たな風を吹かせた。そのほか映画「ハチ公物語」「遠き落日」「釣りバカ日誌13」やテレビドラマ「人生は上々だ」「ブランド」などの劇伴も多数手がけ、Jリーグ・清水エスパルスの公式応援歌や国民体育大会「NEW!! わかふじ国体」などのテーマ音楽も担当。2000年代からはチープ広石、吉田朋代とのユニット・GRUNION(グルニオン)でも活動し、2011年4月には杉山清貴とのコラボレーションアルバム「KIYOTAKA SUGIYAMA MEETS TETSUJI HAYASHI REUNITED」を発表した。2014年7月より放送されたテレビアニメ「少年ハリウッド -HOLLY STAGE FOR 49-」ではキャリア初のアニメ劇伴を手がけ、オープニングテーマ「ハロー世界」ほか多くの楽曲を提供した。

林哲司「Touch the Sun」ジャケット

林哲司「Touch the Sun」ジャケット

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Touch the Sun

林哲司「Touch the Sun」
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「片耳で歌謡曲を、片耳で洋楽を聴いて育った世代として、まだ手掛けていなかった、完全な洋楽を意識したアルバムを作りたかった」という林は、ブルース・ガイチ、ウェンディ・モートン、ジョニー・カイザーといった海外アーティストをゲストボーカルに迎え、全編英詞によるオリジナル楽曲を制作。林がこの5~6年の間に書き上げた400曲ほどのメロディスケッチをもとに厳選された11曲が収められ、旧友のドワイト・ウォルドロンがインストナンバー「Shangri-La」を除く全曲に歌詞を付けた。林が永遠のテーマとして掲げる「POP×ART」を追究した、独自のAOR作品だ。

林が自身の名義でアルバムをリリースするのは1992年発売の「POPxART」以来23年ぶり。通算7枚目のオリジナルアルバムにあたる。

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林哲司「Touch the Sun」収録曲

01. Aviator(featuring Wendy Moten)
02. Tell Me Why(featuring Wendy Moten)
03. Touch the Sun(featuring Johnny Keyser)
04. Perfect World, Perfect Girls(featuring Bruce Gaitsch)
05. Where's All My Stuff?(featuring Johnny Keyser)
06. Don't Say You Love Me(featuring Janey Clewer & Tania Hancheroff)
07. Colors of Your Dream(featuring Tania Hancheroff)
08. You & I Forever(featuring Janey Clewer & Tania Hancheroff)
09. Shangri-La
10. If I Only(featuring Joe Chemay)
11. Perfect World, Perfect Girls - Songwriter's Version Bonus Track(featuring Dwight Waldron & Tetsuji Hayashi)

読者の反応

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ショック太郎/無果汁団 @shocktarou

なんと林哲司さん23年ぶりオリジナルアルバム発売!最近、菊池桃子のアルバムを愛聴している自分に思わぬ朗報。ウェンディ・モートンやジョー・シャーメイなどボーカリストの人選にも心が踊ります。
https://t.co/gAv7vv7GIx

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