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15年目RIJF開幕!約100組の熱演光る前半戦

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初日のGRASS STAGEのトリを務めたKICK THE CAN CREW。

初日のGRASS STAGEのトリを務めたKICK THE CAN CREW。

茨城・国営ひたち海浜公園にて、ロッキング・オン・ジャパンが企画制作する野外ロックフェスティバル「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」が開幕した。

記念すべき15回目の開催となる今回は「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」史上初となる4日間開催。従来のDJ BOOTHはBUZZ STAGEに生まれ変わり、今まで以上に多彩なアクトがラインナップされている。ここではフェス前半にあたる8月2、3日の様子をレポートする。

■1日目:8月2日

総合プロデューサー・渋谷陽一の前説で幕を明けた「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」。晴れた空の下、場内最大のキャパシティを誇るGRASS STAGEのトップバッターを務めたのはゴールデンボンバーで、彼らはTOKIO「LOVE YOU ONLY」のSEに乗って登場し「Dance My Generation」「抱きしめてシュヴァルツ」「また君に番号を聞けなかった」などのキラーチューンを連発。最後は「女々しくて」でフィールド全体を踊らせ、会場にやってきた人々のテンションを勢い付けた。

「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」の常連組も多く名を連ねた初日だったが、初出演のアーティストも各ステージを席巻。もっとも暑い時間帯のGRASS STAGEをさらに熱くさせた湘南乃風は、「睡蓮花」「純恋歌」「親友よ」といった代表曲のオンパレードと観る者を鼓舞するようなMCでオーディエンスを魅了する。また、夕方のLAKE STAGEにはEvery Little Thingが登場し、持田香織は「お初にお目にかかります、Every Little Thingと申します。どうぞよろしくお願いいたします!」と律儀に挨拶。しっとりとした「ソラアイ」から誰もが知るヒットチューン「Time goes by」「出逢った頃のように」まで、幅広い楽曲で確かなキャリアと実力を見せつけた。

保坂壮彦(ALL IS LOVE IS ALL)、Hello SleepwalkersKEYTALKCrossfaithフジファブリックがそれぞれステージのトリを飾る中、GRASS STAGEを締めくくったのはKICK THE CAN CREW。11年ぶりの正式なフェス出演としてかねてから注目されていた彼らのアクトは、ド派手な爆発の特効とともに「マルシェ」からスタートした。集まった人の多さにはしゃぐ3人は、「KREVAです!」「LITTLEです!」「MCUです!」「3人合わせて、KICK THE CAN CREWです!!」とPerfumeの自己紹介をマネてみせる。

そして同フェスに初出演したときの思い出話を交えつつ、「スーパーオリジナル」「カンケリ01」「sayonara sayonara」「イツナロウバ」などを披露。曲が始まるたびにフィールドでは大きな歓声が上がり、コール&レスポンスや合いの手がこだましていた。アンコールでは、3人がダウンジャケットを着込んで「クリスマス・イブRap」を届けたあと、「知らない人もいると思うし、これを聴きながら帰るのもいいと思う。強制はしない。ただ、ここにいる俺らのファンに送ります」と「タカオニ2000」をプレゼント。観客は、KREVA、LITTLE、MCUの息の合ったマイクリレーと色褪せない名曲をたっぷりと堪能して帰路についた。

■2日目:8月3日

初日に続き快晴に恵まれ、暑く夏らしい気候となったこの日。GRASS STAGEのトップバッターは過去2回にわたって同ステージの一番手を務めているNICO Touches the Wallsが「おはようございます!」という威勢のいい挨拶とともに「THE BUNGY」「天地ガエシ」などライブ映えするナンバーを連発し、オーディエンスを目覚めさせた。またLAKE STAGEでは「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」初出演となるKEMURI、PARK STAGEでは東京カランコロン、WING TENTとSOUND OF FORESTではそれぞれ「RO69JACK 2014」の優勝アーティストの魔法少女になり隊とATLANTIS AIRPORTが務め、2日目のフェスを熱いパフォーマンスで彩った。

午前中からお昼にかけてのBUZZ STAGEでは、山崎あおい新山詩織片平里菜住岡梨奈という4人の女性シンガーソングライターたちが立て続けに登場。みずみずしい歌声がステージ周辺に広がり、涼やかな空気をオーディエンスに提供した。そのほかエネルギッシュなライブを展開した9nineやカジュアルなファッションでも観客を惹き付けた坂本真綾、セルフカバーベストアルバム「THE SWINGIN' SIXTIES」からの楽曲を惜しみなく届けたthe brilliant green韻シストBANDとのコラボで魅せたCharaなど、各ステージでも多数の女性アーティストによる華やかなパフォーマンスが繰り広げられる。またこのフェスがひさしぶりのライブとなった木村カエラは、のっけから「Butterfly」をプレゼントし観客の心をわしづかみにしていた。

GRASS STAGEにはカエラやNICO Touches the Wallsのほか、改名後初参加となる[Alexandros]やケツメイシ、KREVAといった面々がそれぞれ約1時間にわたるライブを披露。フェスの折り返しを飾ったONE OK ROCKは壮大なロックチューンを奏で、フィールドに一体感をもたらした。

涼しい風が吹き込み、日が暮れ始めると各ステージにてトリを飾るアーティストたちがパフォーマンスを行う。LAKE STAGEのトリに抜擢されたTOTALFATは「PARTY PARTY」でお祭りモードに拍車をかけ、オーディエンスを踊り狂わせていた。そして2日目のトリを飾ったのはサカナクション。フィールドに雨音のSEが鳴り出し、そのまま「Ame(B)」へとつながっていく。レーザーや映像を交えた多彩な演出は昨年に続き健在。フィールドはレイブパーティのような空間へと変わり、観客はノンストップで展開されていくサカナクションワールドに酔いしれる。アンコールで山口一郎(Vo)は「来年もここに戻って来れるようにがんばります」と再会を約束し、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」2日目に幕を下ろした。

なお「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」は、今週末8月9日と10日にも茨城・国営ひたち海浜公園にて開催される。

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