音楽メディアのスタッフが作る、2018年のプレイリスト Vol.3 [バックナンバー]
「SPICE」「バズリズム02」「リアルサウンド」編
音楽のパワーを感じさせる歌声とサウンド
2019年1月10日 17:00 1
2019年を迎えたのに合わせて、音楽ナタリーは“2018年の音楽”を振り返る全6回の企画を毎日更新でお届けする。この企画は、さまざまなメディアで活躍する記者や編集者、番組スタッフなどに2018年の日本の音楽シーンを振り返ってもらい、プレイリストを制作してもらうという趣旨のもの。今回は「SPICE」音楽ジャンル編集長の風間大洋氏、日本テレビ系「バズリズム02」番組演出の渡邉友一郎氏、「リアルサウンド」編集部の泉夏音氏にプレイリストを作っていただいた。
編集・
SPICE音楽ジャンル編集長
風間大洋
風間大洋のプレイリスト(曲名 / アーティスト名)
01. マリーゴールド /
02. Change /
03. まっしろ /
04. ハッキング・ハックイーン /
05. four eyes /
06. Signal /
07. Easy Go /
08. Last Stargazer /
09. All Of Us /
10. 夢みる頃を過ぎても /
90年代の王道感と懐かしさを好んで聴いていた
CDはたくさんいただくし、買うし、ライブにもたくさん行く。そのたびに「この曲いいな」という出会いがあるけれど、タイミングが違えばまた別の曲に惹かれることも多々あるから、その中からベストソング的なセレクトをするのは毎年至難の技である。その点、「プレイリストで」という切り口はいい。ごく私的なものからなんらかのテーマに基づくもの、広く公開する前提のもの……さまざまな選曲があり得る。
今回は、「あんまり音楽を追わなくなってきた友人に最近の曲をオススメする」イメージのもと、「小学生の頃、年に2回くらい会う従姉妹がテープに録音してくれた」ようなごちゃまぜ感で選んだ。結果として、主にリズムの部分ではクールでデッドな音色や質感を、一方メロディや曲展開には90年代のような王道感と懐かしさを、どうやら2018年の自分は好んでいたようです。「マリーゴールド」あたりがまさにそれ。あと、やっぱり今年もロックばかり聴いていた。
SPICE
2015年にスタートしたエンタメ情報サイト。“面白いラジオ番組とニュースサイトの間”をコンセプトに、音楽・アニメ・スポーツなどの情報をニュースやレポート、インタビュー、コラム形式で紹介している。サイトを運営するイープラスは、プレイガイド事業やイベント事業も展開している。
日本テレビ系「バズリズム02」番組演出
渡邉友一郎
渡邉友一郎のプレイリスト(曲名 / アーティスト名)
01. U.S.A. /
02. ノーダウト /
03. フィクション /
04. Black Bird /
05. Sunshine /
06. マリーゴールド / あいみょん
07. ありがとう /
08. 出世しちゃったみたいだね /
09. アンビバレント / 欅坂46
10. Flash!!! /
11. Gifts /
12. 多目的スペースのバラード(大原バカリ子) /
将来日本の音楽シーンを塗り替えそうなアーティストに出会えた年
テレビでは「U.S.A.」のように“誰もが聴いた大ヒット曲”が生まれると、視聴率も上がり「いい年だね」と話すことが増えたりします。2018年は間違いなく「いい年」でした。でもそれは、大ヒット曲が生まれたからだけではなく、「聴き応えある曲が多く誕生した年」「若手が大躍進した年」だからだと思います。マンガ「ONE PIECE」的に言うと“最悪の世代”みたいな(笑)。確実に近い将来の日本の音楽シーンを塗り替えるような活躍をするだろうというアーティストにたくさん出会えた1年でした。そんな方々を多めにしたプレイリストを作ってみました! 改めて音楽のパワーを感じましたし、その熱を伝えられるような番組を2019年も作っていきたいと思います。「多目的スペースのバラード」は完全に内輪ネタですが、名曲ですのでぜひ(笑)。休日の午後、出かけたときに聴くと最高です。
日本テレビ系「バズリズム02」
2015年にスタートした音楽番組。バカリズムをMCに、アーティストのスタジオライブ、トーク、ランキング、クイズなどを放送している。番組主催のライブイベント「バズリズム LIVE」も人気を博している。
リアルサウンド編集部
泉夏音
泉夏音のプレイリスト(曲名 / アーティスト名)
01. Too Proud featuring XZT, Suboi, EK(L1 Remix) /
02. 今夜このまま / あいみょん
03. 彼氏はいません今夜だけ /
04. 新聞 /
05. マリオネット /
06. Tiny Dancers / Aimer
07. aventure bleu /
08. ぼくらのネットワーク / DAOKO × 中田ヤスタカ
09. Summer gate / 佐藤千亜妃
10. 偽りのシンパシー ft.アイナ・ジ・エンド(
11. Only One /
全曲通して聴いてほしい女性アーティストたち
今年デビュー20周年を迎えた宇多田ヒカルをはじめ、あいみょんやDAOKO、コレサワなどのネクストブレイクアーティストまで、女性ソロシンガーによる素晴らしい楽曲が数多く届けられた1年だったように思います。MONDO GROSSOに参加したBiSHのアイナ・ジ・エンドやきのこ帝国の佐藤千亜妃によるソロ曲ではグループ / バンド活動とはまた違ったボーカリストとしての魅力に触れることができましたし、スタイルは異なりますがNakamuraEmiやiriなどヒップホップからの影響を感じるシンガーソングライターの台頭も目立ちました。さらに声優アーティストの活躍も見逃せないものがあります。彼女たちの歌声やメッセージはもちろん、サウンドにも耳を傾けていただきたい楽曲を選びましたので、ぜひ全曲通しで聴いてみていただければと思います。
リアルサウンド
2013年にスタートした音楽情報サイト。“音楽と本気で向き合おう”をコンセプトに、ニュース、作品レビュー、コラム、インタビュー記事を掲載している。
サイトを運営する株式会社blueprintは、2015年より映画やドラマを扱うサイト「リアルサウンド映画部」、2018年より“エンタメ×テクノロジー”がテーマのサイト「リアルサウンド テック編集部」も展開している。
バックナンバー
音楽ナタリー @natalie_mu
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