近藤駿太(Lienel)

東京ウブストーリー 第7回 [バックナンバー]

北海道出身・近藤駿太(Lienel)の上京物語

Lienelオーディションに合格できなかったらやめようと思っていた

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来たる新生活に向けて住み慣れた街を離れ、期待と不安を胸に東京での暮らしを始める人も多いこの季節。本連載では地方出身のアーティストに「上京」をテーマにエッセイを依頼し、東京に“ウブ”だった頃の思い出をつづってもらいます。

今回は、北海道出身・近藤駿太さん(Lienel)が登場。15歳の若さで故郷・北海道を離れた近藤さんは、上京してから2年間本当に仕事がなく、Lienelのオーディションに受からなかったらあきらめようとも考えていたことを赤裸々に明かしてくれました。これから上京する人はもちろん、かつて上京を経験した人もそうでない人も、近藤さんが紡ぐ上京物語をお楽しみください。

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支えになった家族とのビデオ通話

中学1年生の頃、家族で東京に来ていた時にスターダストプロモーションにスカウトしていただきました。当時はコロナ禍ということもありすぐには決断できませんでしたが、中学3年生の頃に北海道から上京することを決意しました。

上京と呼ぶには少し早い年齢だったこともあり、父もついてきてくれました。
新千歳空港では母と妹に見送りに来てもらい、羽田空港には父が迎えに来てくれました。

上京して最初に感じたのは「感動」よりも「圧倒」でした。
高い建物しかなかったり、夜でもお店が閉まっていなかったり、人が多かったり……とにかく眠らない街という印象でした。

中学3年生での上京ということもあり、転校もしました。
僕は自分から話しかけたりするのがそんなに苦手な方ではないので友達はすぐにできました。

最初は毎日家族とビデオ通話をしていて、妹が家族LINEでビデオ通話を始めて、みんなそこに入るということが多かった気がします。
芸能界に入るために上京したとは言っても最初は仕事もなかったので、仕事の話というよりは学校の話や、東京で起きた軽い事件などで何時間も通話していました。

東京に来て初めての失敗はやっぱり電車です。
北海道では地下鉄だと乗り換えが「大通」か「さっぽろ」の2択だったので簡単でしたが、東京はどの駅でも乗り換えがあり、どこの駅で乗り換えたら良いかも分からず、携帯で確認しながら歩き回ったりしていました。
また、急行とか急行じゃないとかがもっと複雑で、急行か急行じゃないかはまだ電車を見れば書いてあるのですが、急行だと何駅に止まるのかが分からなくて、何回もミスして急行に乗ったりしちゃいました。
でもこれに関しては今でもたまに間違えるのでもっと分かりやすくして欲しいです(笑)。

ピースサインを決める近藤駿太(Lienel)。

ピースサインを決める近藤駿太(Lienel)。 [高画質で見る]



Lienelのオーディションに合格するまで、上京して2年間くらいは本当に仕事がなく、「このまま高校を卒業したらどうしよう」「家族にも無理を言って東京に来させてもらったのに申し訳ないな」というような不安な気持ちでいっぱいでした。高校卒業も迫っていたので、本当に最後のオーディションのつもりで、これで合格できなかったらやめようと思っていました。

上京して2年、東京の生活にも慣れてきたり、Lienelのオーディションにも合格することができたり、そこでやっと東京で生活している人になった感覚というか(笑)。
それまでは本当に田舎から遊びにきた子供が東京を観光しているような日々が続いていました。
ずっと周りを気にしてキョロキョロしたりして、自信がなかったのかもしれません。
それでも今こうしてEBiDANそしてLienelの一員として活動できています。
それはここまで支えてくれた家族やファンのみんなのおかげです。

この春新しく上京する方もたくさんいると思いますが、ひとつ言えるのはこんな僕が上京してもなんとか生活できていたということです。

僕も最初に東京に出てくる時の印象は怖い街でした。
でもいつからか東京に居ると安心する感覚にもなりました。
もちろん地元の北海道が一番安心する場所ではありますが、遠征から帰ってきて東京に着くと「帰ってきたな」という感覚になり、安心できる場所です。
あの頃の不安でいっぱいな僕はもういないですし、今の東京での生活はとても楽しいです。

東京で生活を始めた時の気持ちや、15年生きてきたのに、全てが初めてに感じたあの感覚は今も確かに心に残っていますし、これからもそれを思い出し頑張っていきたいです。

上手く書けているかわかりませんが、僕の当時の気持ちが伝わっていれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

満面の笑みを浮かべる近藤駿太(Lienel)。

満面の笑みを浮かべる近藤駿太(Lienel)。 [高画質で見る]

近藤駿太

2005年9月18日生まれ。北海道出身。EBiDAN(恵比寿学園男子部)に所属する6人組メインボーカル&ダンスグループ・Lienelのメンバー。キャッチコピーは「未体験イケメン」で、メンバーカラーは青。2023年4月29日に神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールで行われたライブ「EBiDAN THE PARADE」でお披露目され、翌30日にデビュー曲「LOVE Communication」を発表した。2026年3月18日に1st EP「Osyan」をリリース。4月から6月にかけて愛知・COMTEC PORTBASE、大阪・NHK大阪ホール、神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールを回るライブツアー「Lienel 5th Live Tour 2026『Osyan』」を行う。趣味は写真撮影(自撮り)、特技は野球。

近藤駿太 (@shuntakondo_official) - Instagram
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