[東京スカパラダイスオーケストラ] 代々木フリーライブに6000人集結
2007年3月23日 0:40
3月22日、東京・代々木公園野外ステージで
このライブは前日21日にベストアルバム「BEST OF TOKYO SKA 1998-2007」がリリースされたことを記念しての開催。彼らにとっては意外にもメジャーデビュー後初めての大規模なフリーライブとなり、絶好の野外ライブ日和の下に開演時間のはるか前から多数の観客が集まった。
客層は、いつものスカパラライブで見られるようなファン層だけではなく、小さな子どもを連れた家族や後方で宴会状態で盛り上がるグループ、さらにスーツ姿のサラリーマンなど実にさまざま。普段とはまた違った趣のライブとなった。
開演時刻の午後2時30分、桜のように艶やかなピンクのスーツに身を包んだメンバーがステージに登場し、1曲目「DOWN BEAT STOMP」の演奏を始めると、全員のテンションは一気に急上昇。そのまま「火の玉ジャイヴ」「世界地図」など、ベストアルバムに収録されたヒットナンバーが続々と披露されていく。谷中敦(B.Sax)はMCで「平日の昼間にこんなに暴れられるのも楽しいよね!」と笑顔で語り、「Natty Parade」では北原雅彦(Tb)が童謡「春が来た」のフレーズを混ぜるなど、メンバーもこのフリーライブを存分に楽しんでいることが伝わってくるステージだった。
ライブ中盤、暑いほどだった気温を少し下げるように始まったのは「追憶のライラック-Trumpet Dub-」。NARGOの美しいトランペットソロが代々木公園に響き渡った後、メンバーにとっても予想外のハプニングが起きた。舞台袖にこの曲のオリジナル版でボーカルを取った
その後もライブは続き、アンコール1曲目では「ゴッドファーザー 愛のテーマ」を披露。そして川上つよし(B)が「桜がなかなか咲かないから自分たちが桜になりました!」と笑わせ、GAMO(T.Sax)は「この公園の中で、カップルに『チッ!』とか言われながら楽器の練習をしたのを思い出します(笑)」と話すなど、10人全員が代々木のファンたちに向かって思い思いの挨拶を行った。最後にハイテンションなナンバー「Come On!」で盛り上がり、記念すべきフリーライブは幕を閉じた。
平日の昼間にもかかわらず6,000人ものファンが詰め掛けた今回のライブ。この後行われる全国ツアー、そしてスカパラが作り出してゆく世界がますます楽しみになるステージだった。
公演情報
TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA FREE LIVE
- 代々木公園野外ステージ
2007年3月22日(木) OPEN 14:30~
<セットリスト>
01.DOWN BEAT STOMP
02.火の玉ジャイヴ
03.5 DAYS OF TEQUILA
04.世界地図
05.WALK BETWEEN RAINDROPS
06.Natty Parade
07.ルパン三世'78
08.花ふぶき~愛だろ、愛っ。~
09.追憶のライラック-Trumpet Dub-
10.追憶のライラック(ボーカル:ハナレグミ)
11.A Quick Drunkard
12.フィルムメイカーズ・ブリード~頂上決戦~
13.White Light
EC01.ゴッドファーザー 愛のテーマ
EC02.Come On!
番組情報
スペースシャワーTV「JUSTA TV SPECIAL 東京スカパラダイスオーケストラ プレミアムライブ」
- 2007年3月25日(日)20:00~21:00
- 2007年3月28日(水)19:00~20:00
- 2007年3月29日(木)25:00~26:00
- 2007年3月31日(土)15:00~16:00
商品情報
CD
- アルバム「BEST OF TOKYO SKA 1998-2007」
2007年3月21日発売
2CD+DVD 3,800円 CTCR-14526B
2CD 3,150円 CTCR-14528
cutting edge
関連リンク
※記事初出時に「「花ふぶき」では北原雅彦(Tb)が~」との記述がありましたが、「花ふぶき」ではなく「Natty Parade」の誤りでした。お詫びして訂正いたします。