キノコホテル、新作「マリアンヌの休日」はカルト歌謡三昧

2010年6月21日 17:41 3 1 音楽ナタリー編集部

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キノコホテルのメジャー第2弾作品となるミニアルバム「マリアンヌの休日」が、8月4日にリリースされることが決定した。

キノコホテルとは？

マリアンヌ東雲（歌と電気オルガン）を中心とした女性だけの音楽集団。60'sロックンロール、ポップス、パンク、ニューウェイブ、プログレ、ラテンロックなどさまざまな音楽性を取り込んだ独自の世界観を展開し、高い評価を集める。2010年2月にアルバム「マリアンヌの憂鬱」でメジャーデビュー。2012年に自主レーベル・東雲音楽工業を設立し、同年12月に移籍第1弾となる最新アルバム「マリアンヌの誘惑」を発表した。2022年6月に行われたツアー「キノコホテル創業15周年記念『サロン・ド・キノコ～厄除け総決算ツアー』」最終公演をもって、マリアンヌ東雲以外の従業員（メンバー）がバンドから“退職”。同公演の翌日に、退職前の編成による最後の楽曲「パビリオン」がリリースされた。

海辺で寝そべるマリアンヌ東雲のセクシーショットが起用された、ミニアルバム「マリアンヌの休日」ジャケット。

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メジャーデビュー作「マリアンヌの憂鬱」からおよそ半年ぶりに発表される本作では、キノコホテル支配人・マリアンヌ東雲（歌と電気オルガン）がタイトルどおり作曲活動をお休みし、カバー楽曲のみを収録。ただし、世間のカバーブームとは一線を画すマニアックかつカルトな選曲で、平山三紀「真夜中のエンジェル・ベイビー」や大原麗子「ピーコック・ベイビー」、曽我町子「謎の女B」といったディープなナンバーばかりがセレクトされている。オリジナル楽曲が持つ濃厚なムードを残しつつ、さらにパンチのあるサウンドに仕上げたキノコホテルならではのアレンジに注目だ。

ミニアルバムリリース直後の8月13日には、北海道・石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージで開催されるロックフェス「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2010 in EZO」への出演も決定しているキノコホテル。10月には東名阪での単独公演とドイツ・ベルリン公演「サロン・ド・キノコ～秋の人間狩り」も決定しているので、ファンは楽しみにしておこう。