土岐麻子、原宿で乱れる！「乱反射ガール」発売記念ライブ

5月26日にニューアルバム「乱反射ガール」を発表した土岐麻子が、5月29日にラフォーレミュージアム原宿にてワンマンライブ「土岐麻子、乱れる。土岐麻子ライブ2010 アーリー・サマー・乱反射ガール！」を行った。

会場となったラフォーレミュージアム原宿は、普段はアート展や舞台公演などで利用されるイベントスペース。この日は客席に椅子が並べられ、少し大人びた雰囲気のステージセットが特別に用意された。座席が埋まると、バンマスの奥田健介（G/NONA REEVES）を筆頭に、鹿島達也（B）、楠均（Dr）、伊澤一葉（Key/東京事変）という強力なプレイヤーがステージに姿を現した。4人のかなでるイントロのフレーズにあわせ、ラフな80's風ファッションをまとった土岐が登場すると、まずは「Smilin'」からスタート。

新曲「熱砂の女」「乱反射ガール」を含む前半戦では、打ち込みサウンドとの同期演奏など新たな試みにも挑戦し、若干緊張した様子の土岐だったが、いつもどおりのユルいMCを挟み、だんだんとリラックスムードに。中盤、椅子に座ってじっくりと歌い上げたバラードコーナーでは、堂々とした歌声を響かせファンを魅了した。

衣装をチェンジして挑んだ後半戦では、アルバムとは違ったアレンジの「HUMAN NATURE」（オリジナル：マイケル・ジャクソン）、「取材を受けた音楽ライターから人気が高かった」という奥田健介作曲の80's風サウンド「Sentimental」、これからの季節にぴったりなダンスチューン「Flamingo」で会場を盛り上げ、ラストは土岐が初めて“ラブソング”を意識して書いたという「ファンタジア」で締めくくられた。新作「乱反射ガール」には多くのラブソングが収められているが、このきっかけとなったのが「ファンタジア」だという。「乱反射ガール」で初めて彼女の作品に触れた人は、ぜひ過去のアルバムもチェックしてみよう。

アンコールの声を受け、再びステージに上がった土岐は、めくるめくリズムが印象的なジャズナンバー「Take me out to the ballgame」を熱唱。見事なパフォーマンスに、客席から大きな拍手が巻き起こった。そして最後に、大学の授業中に書いた走り書きのフレーズから生まれたバラード「ブルー・バード」を歌い上げ、約2時間におよんだライブは終了。

なお、7月17日にはラフォーレミュージアム六本木に場所を移し、「乱反射ガール」発売記念ワンマン第2弾「土岐麻子、熱する。 土岐麻子ライブ2010 ミッドサマー・熱砂の女!!」が開催される。夏休みシーズン直前の開放的な気分を盛り上げる、熱いライブが期待できそうだ。

土岐麻子、熱する。 土岐麻子ライブ2010 ミッドサマー・熱砂の女!!

2010年7月17日（土）東京都 ラフォーレミュージアム六本木
OPEN 17:15 / START 18:00
一般発売：2010年6月5日（土）

2010年5月29日（土）「土岐麻子、乱れる。土岐麻子ライブ2010 アーリー・サマー・乱反射ガール！」セットリスト

01. Smilin'
02. 熱砂の女
03. SUPERSTAR
04. 乱反射ガール
05. サーファー・ガール
06. She Don't Use Jelly
07. September
08. 私のお気に入り
09. City Lights Serenade
10. feelin' you
11. How Beautiful
～Instrumental～
12. Human Nature
13. Sentimental
14. Flamingo
15. ファンタジア
＜アンコール＞
16. Take me out to the ballgame
17. ブルー・バード