上坂すみれ、“遮蔽された闇の中”で大学生活の厳しさ教える

昨日3月30日、上坂すみれが東京・タワーレコード渋谷店B1 CUTUP STUDIOでイベント「革命的ブロードウェイ主義者同盟 秘密地下集会 in タワーレコード渋谷店」を開催した。

このイベントは上坂のニューシングル「パララックス・ビュー」の発売記念イベント。春雨と呼ぶには強すぎる雨が降り、上坂のTwitterアカウント曰く“最高のどんより感”あふれる天気に見舞われた当日のCUTUP STUDIOは超満員の上坂ファン、通称“同志諸君”であふれかえった。

ABC「Valentine's Day」、泰葉「フライディ・チャイナタウン」、オジー・オズボーン「Won't Be Coming Home (S.I.N.)」、星井美希「relations」などの開場SEに続いて、インストナンバー「予感」が爆音で流れ出すと、同志諸君は“ゲバルトの赤い棒”ことウルトラレッドのペンライトを手に「ハイ！ ハイ！」の大合唱を繰り広げる。その声に応えるように「みなさまズドラーストヴィチェ！」とステージに登場した上坂は「今日は屋内だから雨が降っても大丈夫！」とこの日の1曲目「げんし、女子は、太陽だった。」をドロップした。

「改めましてこんにちは」から始まったMCでも上坂はまずこの日の会場について言及。新橋駅前SL広場、東武百貨店屋上と、ここ最近屋外のパブリックスペースでのイベントが続いたのに対して、CUTUP STUDIOが屋内、しかも地下であることについて「遮蔽された、気になるものが一切ない闇の中にひさしぶりにやってきた気がします」と笑顔を見せた。その後、彼女はイベント前日に東京・日本武道館で行われた田村ゆかりのライブで、田村が客席にタオルを投げ込んだことをなぜか興奮気味に語り、自身のこの日の衣装が「パララックス・ビュー」のジャケットでも着用したリメイク振り袖であることに触れると、突然苦笑い。「実は『MCを簡潔にしろ』って言われたから、急いでやらなければなりません」とまるで説得力のない前振りののち「すみれコード」と「テトリアシトリ」を連投する。

この日2度目にして最後のMCは、先日上坂が出席した上智大学の卒業式の話題に。彼女が「上智大学はキレイな学生さんがたくさんいて、その人たちはいつも3人くらいで行動してて、そのうち2人が席を外すとラインストーンでデコったスマホをいじってて」と、その様子を遠巻きに眺めていたのだろう、卒業式での自身の様子をほのめかすトークを展開していると、フロアからこの4月に上坂と同じ上智大学外国語学部ロシア語学科に入学するという同志の声が鳴り響く。これには上坂も「やった！」とガッツポーズ。未来の後輩に「たぶん3カ月くらいで気持ちが折れると思います。出席は厳しいし、課題は多いし、なんか黒いカッコをした人が多いし」「大学生活がんばってください！」とエールを贈った。

そして上坂と同志の集団“革命的ブロードウェイ主義者同盟”のスローガン「生産！」「団結！」「反抑圧！」をフロアと三唱した上坂は「七つの海よりキミの海」「我旗の元へと集いたまえ」「革命的ブロードウェイ主義者同盟」を立て続けにパフォーマンス。今度はロシア語で「万歳」を意味する「ypa!」を同志諸君と三唱し「このあと特典のお渡し会があるから、解散じゃないけど解散！」と、ひとまずフロアをあとにした。

上坂すみれ「革命的ブロードウェイ主義者同盟 秘密地下集会 in タワーレコード渋谷店」
2014年3月30日（日）東京都 タワーレコード渋谷店B1 CUTUP STUDIO

SE. 予感
01. げんし、女子は、たいようだった。
02. すみれコード
03. テトリアシトリ
04. 七つの海よりキミの海
05. 我旗の元へと集いたまえ
06. 革命的ブロードウェイ主義者同盟