Noism夏の新作公演は、「領域」テーマに金森穣と二見一幸のダブルビル公演

Noism Company Niigata 2023 夏・新作公演 Noism0 / Noism1「領域」が6月30日から7月2日まで新潟・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場、14日から16日まで東京・めぐろパーシモンホール 大ホールにて上演される。

これはNoism芸術総監督の金森穣と、ダンスカンパニーカレイドスコープの二見一幸によるダブルビル公演。金森が演出・振付を手がけるNoism0「Silentium」は金森とNoism Company Niigata国際活動部門芸術監督の井関佐和子による新作、二見が演出・振付を手がける「Floating Field」にはNoism1が挑む。

井関はメインタイトルの「領域」について、「ある哲学者が『私たちは類型的な物事を、自ら判断をして決着をつけていると思っているが、実は決着などついてはいなくて、“無意識の領域”に閉じ込めているだけだ』と言っている本を読んで、“無意識の領域”というものに関心を持ちました。一体どれほどの事柄、事物をこの領域に閉じ込めているのだろう、と。フロイトのいう『意識』『前意識』『無意識』 それぞれの『領域』 舞踊家としてこれらの領域の垣根を越えることは可能なのだろうか？ 舞踊団としてこの命題に挑戦をしたいという思いからこのタイトルに決定しました」と語っている。