「めんたいぴりり~博多座版~未来永劫編」が、3月30日に福岡・博多座で開幕した。
「めんたいぴりり」は、実在する明太子製造会社・ふくやと、その創業者がたどった人生をモデルに、戦後の福岡で奮闘する人々を描いたシリーズ。2013年8月にテレビドラマ1作目、15年2月にテレビドラマ2作目が放送されたのち、15年3月に舞台版「めんたいぴりり~博多座版~」が上演され、今年19年1月には映画版「
「未来永劫編」では、ドラマ版と映画版の脚本を手がけた劇団桟敷童子の
劇中では、昭和30年代の博多・中洲市場で明太子作りに情熱を注ぐ海野俊之(華丸)を軸とした物語が展開。華丸と酒井が学生服姿を披露する回想シーンや、大きな機関車の舞台装置も見どころとなっている。
3月30日に行われた囲み取材には、華丸、酒井、大空、相島、藤吉、川原、小松らが登壇。まず華丸は、開幕を前に「いい意味で緊張しすぎず、順調に来ております」と手応えを述べる。続く酒井は「再びこの作品に携われることが本当にうれしいです。短い稽古期間の中で全員がぎゅっと集中して取り組んできました」と稽古を振り返った。
「めんたいぴりり」シリーズに初参加となる大空は「博多座は宝塚時代にお披露目公演をさせていただいた思い出深い場所。久々にその舞台に立ち、鳥肌が立ちました」と胸の内を明かす。相島は「福岡は大好きな街。この作品に出られることが本当にうれしいです」と感慨を述べた。
福岡出身の藤吉は「地元の言葉でお芝居できるのが本当にうれしい。福岡弁の一番うまい女優になりたいという思いがふつふつと湧いています」と思いを口にする。同じく福岡出身の川原が「“博多の夜”に飲み込まれないように、芝居一色でがんばります」と意気込むと、華丸は「夜の話ばっかり。しかも自分から言うなんて(笑)」とツッコミを入れ、記者たちの笑いを誘った。
ドラマ版にも出演していた小松は「福岡発のテレビドラマとして始まった作品が、ここまで大きく花開いたことが本当にうれしい。バイタリティあふれる清々しいお芝居をぜひ楽しんでほしいです」と本作の魅力をアピール。最後に華丸は「プロ野球も開幕し、4月1日には新元号も発表される。偶然ですが、そんな時代のターニングポイントにやらせていただくこのお芝居なので、いろんなことに背中を押してもらっているような気がします。32公演、全力で務めたいと思います」と結んだ。
上演時間は途中休憩30分を含む3時間を予定。博多座公演は4月21日まで行われ、9月22日から29日まで東京・明治座にて上演される。
なおステージナタリーでは、本作の特集を展開中。華丸、酒井、東が“博多愛”を語る座談会に加え、エネルギッシュな稽古に密着したレポートも掲載している。関連する特集・インタビュー
「めんたいぴりり~博多座版~未来永劫編」
2019年3月30日(土)~4月21日(日)
福岡県 博多座
原案:川原健
企画原案・監修:
脚本・演出:
出演:
※初出時、曜日表記に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
「めんたいぴりり~未来永劫編」
2019年9月22日(日)~29日(日)
東京都 明治座
原案:川原健
企画原案・監修:江口カン
脚本・演出:東憲司
出演:博多華丸、酒井美紀 / 大空ゆうひ、川原和久、藤吉久美子 / 原西孝幸(FUJIWARA)※Wキャスト、ワッキー(ペナルティ)※Wキャスト、斉藤優(パラシュート部隊)、ゴリけん / 瀬口寛之、福場俊策、井上佳子、酒匂美代子 / 博多大吉 ※映像出演 / 小松政夫 ほか
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