RIP SLYME、1年ぶり集結ライブでキラーチューン乱れ打ち

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12月25日、RIP SLYMEが東京・Zepp DiverCity TOKYOにて毎年恒例のクリスマスライブ「RIP SLYME 2012 X'massive」を開催。グループとして丸1年ぶりのライブで初披露の新曲を含む24曲を披露した。

「Wonderful」のアウトロにて5人全員でお決まりのラインダンスを踊るRIP SLYME。

「Wonderful」のアウトロにて5人全員でお決まりのラインダンスを踊るRIP SLYME。

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1曲目「トゥナイト」で最後に出てきたILMARIはサンタクロースの仮装姿。場内は女性たちの黄色い歓声がこだました。

1曲目「トゥナイト」で最後に出てきたILMARIはサンタクロースの仮装姿。場内は女性たちの黄色い歓声がこだました。

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PES(写真左端)は本編最後の「Good Times」にて「♪お台場の思い出を総取り」と歌詞をアレンジ。

PES(写真左端)は本編最後の「Good Times」にて「♪お台場の思い出を総取り」と歌詞をアレンジ。

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久々のRIP SLYMEのライブは、2010年発表の「トゥナイト」からスタート。DJ FUMIYAがレコードを回すステージに、4人のMCはスーツにコートを羽織り手袋、という紳士的な冬の装いで1人ずつ担当バースごとに登場する。2500人のファンは黄色い大歓声で彼らを迎え、フロア前方の密集度もどんどん増していく。

エンジンのかかった5人は、ノンストップでアッパーチューンを連発。「Super Shooter」「JOINT」「TOKYO STOMP」「SPLASH」と怒涛の展開でオーディエンスと騒ぎ倒しながらも「まだまだ休ませませんから!」とメジャーデビュー曲「STEPPER'S DELIGHT」を投下する。そしてMCの進行役であるRYO-Zは「キラキラした汗を流しながら、いい中年になりましたRIP SLYMEです! 久しぶりに気持ちいいぜ!」と晴れやかな笑顔で挨拶した。

その後は、クリスマスソング「星に願いを」で背面セットのイルミネーションが灯ったかと思えば「熱帯夜」で真っ赤に、「黄昏サラウンド」で温かなオレンジ色に染まるステージ。この流れで「Tales」「One(CHRISTMAS CLASSIC Version)」「楽園ベイベー」といったミドルテンポの名曲を送る。次々と人気の高いナンバーが繰り出され、フロアは曲がかかるたびに沸き立った。

MCコーナーでは、RYO-Zが今年のRIP SLYMEについて「今年1年はまあーみんなこぞってソロ活動をしまして、ある種の充実だったんですけど、リップのライブを1回もしてないとはどういうことかと。今年最初のライブがこの暮れだと。でもこれができて良かったぜ。あやうく今年終わるところだったぜ」とコメント。途中にはFUMIYAがRYO-ZとSUの会話の一部を勝手にサンプリングし、即興でトラックに乗せて流すという恒例の遊びも楽しんでいた。

RYO-Z曰く、この日のセットリストは「『DANCE FLOOR MASSIVE』のシリーズを予感させるような、己を省みるダンスミュージックを濃ゆくたっぷりお届けしていく」というコンセプトで、「リップのライブの中でも1、2位を争う過酷なセット」。それを象徴するように「WHAT'S UP?~HOW'RE YOU DOIN'?」からの後半戦は、序盤以上に激しいダンスチューンの応酬。シングル曲「FUNKASTIC」や人気のアルバム曲「Watch out!」「SCAR」、インディーズ時代からパフォーマンスしている「UNDERLINE NO.5」、そして「JACK GOES ON」「Good Day adidas Originals remix」といったリミックスナンバーと、多彩な選曲でファンを喜ばせる。また「Watch out!」でラメ入りのレーザーが場内に張り巡らされたり、「SCAR」でライトが付いていて光る手袋を5人が着用したりと、演出面の新鮮さも事欠かない。本編最後はひと息ついて、観客へのクリスマスプレゼントと言わんばかりの「Present」を送った。

アンコールでは、「東京マラソン2013 チャリティ“つなぐ”『Run with Heart』」のテーマ曲として書き下ろした約2年ぶりの新曲を初披露。まだタイトルも決まっていないというこの曲はグループ初の応援歌で、チアリーディングを模したコールや振り付けが印象的なかわいらしいナンバー。来年早々に発表される予定なので、ファンは続報を待とう。

メンバーたちは「素晴らしいパワーでついてきてくれてありがとう」「素敵なクリスマスを、そしてよいお年を!」とオーディエンスに感謝の言葉を送りつつ、「Wonderful」で5人のラインダンス、「マタ逢ウ日マデ」で観客との全力ジャンプといったアンコールの定番パフォーマンスを見せる。さらにライブ終了の合図としてステージ上に「ADIOS!」というメッセージを出すのもRIP SLYMEの定番。今回は1文字ずつかたどった風船を分担して持ってきては固定し、文字型の風船6つがフワフワと浮いている状態になった。

そしてステージを去る直前、RYO-Zから「皆さん、大事なこと忘れてた。RIP SLYMEは来年アルバムを出してツアーを回ります。楽しみにしててください!」という重大発表が。場内はうれしい悲鳴に包まれ、2013年への期待を込めつつ、この日の5人のパフォーマンスを称える大きな拍手がしばらくの間鳴り止まなかった。

RIP SLYME 2012 X'massive
2012年12月25日 Zepp DiverCity TOKYO セットリスト

01. トゥナイト
02. Super Shooter
03. JOINT
04. TOKYO STOMP
05. SPLASH
06. STEPPER'S DELIGHT
07. 星に願いを
08. 熱帯夜
09. 黄昏サラウンド
10. Tales
11. One(CHRISTMAS CLASSIC Version)
12. 楽園ベイベー
13. WHAT'S UP?~HOW'RE YOU DOIN'?
14. FUNKASTIC
15. Watch out!
16. SCAR
17. UNDERLINE NO.5
18. JACK GOES ON
19. Good Day adidas Originals remix by DJ FUMIYA
20. Good Times
21. Present
<アンコール>
22. 新曲(タイトル未定)
23. Wonderful
24. マタ逢ウ日マデ

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