コミックナタリーによる「タテ読みマンガアワード 2025」の受賞作品が決定。ゲスト審査員を務めた
「タテ読みマンガアワード」は今読んでおきたいタテ読みマンガをユーザー投票で決定するアワード。昨年12月1日から22日まで投票を受け付けた結果、計12万8312票が集まった。
佐野雄大賞を受賞した「枯れた花に涙を」は、夫が不倫したことをきっかけに莫大な借金を負わされ、子供を失った主人公・樹里と、彼女のもとに突如現れた年下の男の関係を描いた作品。佐野は「セリフ1つひとつのシーンがいい意味で飾り気がなく、妙に作品の世界に惹き込まれ、続きが読みたくなってしまうところが、この作品の好きなところです」と本作の見どころを挙げつつ、「絵のタッチ自体もこの作品に合ったモノトーンなタッチで、世界観も現実から切り離して読ませてくれて、とても僕好みで素敵な作品でした」と評している。
このほか「タテ読みマンガアワード 2025」国内作品部門の1位は天壱、STRAIGHT EDGE、SORAJIMAによる「お求めいただいた暴君陛下の悪女です」、海外作品部門の1位はMon、Antstudio、Kim Roahによる「今世は当主になります」に決定。本日2月18日に行われた会見の模様も追って紹介する。
佐野雄大(INI)コメント
この作品は不倫夫に借金を背負わされ、毎日借金を返すために平日、土日関係なく朝から晩まで働き続けるが、借金がなくなるよりも先に夫からの愛がなくなってしまい、毎日絶望を抱え、自分の輝きを徐々に失いながら生きていく樹里と、その目の前に現れる謎に包まれた歳下の男との出会いから始まる作品です。
彼は度々、樹里の働く花屋さんにバラの花束を買いにくる。
樹里と一緒に働く同僚は確実にこの高身長歳下イケメンは樹里に気があると伝える。
樹里はお金も時間にも余裕がないので、いつもボロい服にすっぴんで過ごしているが、とても美人で品のある女性なので、好意を持たれるのも無理はない。
そんな彼との出会いが、枯れかかっている樹里の人生に潤いを与えてくれるのか。
はたまたただの勘違いなのか、それに愛想もつかされ昔のように優しく接してくれなくなったが、一応夫もいるので、その中で樹里はいろいろなことに悩まされながら進んでいく。
そんな歳下高身長イケメンと働き詰めのアラサー妻との関係は、
この先一体どのようになっていくのかを読み進めていくのがとても面白いです。
僕自身も王道青春キラキラストーリーや甘酸っぱいラブストーリーの作品も好きですが、
どちらかというと苦悩のあるラブストーリーの方が読み応えがあるというか、
その分人間のリアルな心情について考えながら読めるところが、すごく感受性を刺激され、物語の中に入りやすいのでとても好きです。
このストーリーの描写はすごくシリアスで、リアルな描写、少し重たい空気の中にあるドラマチックさが、より人の感性に問いかけてくるようで。セリフ1つひとつのシーンがいい意味で飾り気がなく、妙に作品の世界に惹き込まれ、続きが読みたくなってしまうところが、この作品の好きなところです。
内容もそうですが、絵のタッチ自体もこの作品に合ったモノトーンなタッチで、世界観も現実から切り離して読ませてくれて、とても僕好みで素敵な作品でした。
是非たくさんの人に読んでいただきたいです。
Gae コメント
みなさん、こんにちは。
「枯れた花に涙を」の作家Gaeです。
一生懸命ウェブトゥーンを描いているときに飛び込んできた嬉しいお知らせに、まだ実感が湧いていません。
こんなにも素敵な賞をいただき、とても嬉しく思います。
「枯れた花に涙を」を愛してくださった読者の皆様のおかげです。
投票してくださった皆様に、感謝と愛を込めてこのメッセージをお送りします。
まだまだ皆さんにお届けしたい物語がたくさん残っていますので、楽しみに待っていてください。
本当にありがとうございました!
リンク
音楽ナタリー @natalie_mu
「タテ読みマンガアワード」INI佐野雄大賞は
Gae「枯れた花に涙を」に決定
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「現実から切り離して読ませてくれて、
とても僕好みで素敵な作品でした」
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