aiko、東阪アリーナ巡った「LLP」に幕!360°の熱狂の真ん中で響かせた歌声 伝えた惜しみない愛

6

52

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 16 34
  • 2 シェア

aikoの東阪ライブツアー「aiko Live Tour『Love Like Pop vol.24.9』」の最終公演が、昨日12月31日に大阪・大阪城ホールにて開催された。この記事では、12月7日に行われた東京・国立代々木競技場第一体育館公演の模様をレポートする。

aiko

aiko [高画質で見る]

15年ぶり代々木の真ん中で

会場に足を踏み入れると、来場者の目を奪ったのはアリーナ中央に設置された円形のステージ。バンドセットがドーナツ型にぐるりと配されたその光景に、これから始まる時間への期待感が高まっていったそのとき、突然の暗転とともに「Love Like Pop vol.24.9」のタイトルロゴがステージ上部のビジョンに浮かび上がった。満員の客席から大歓声が注がれる中、ステージ中央からせり上がりで姿を見せたaikoは、「明日の歌」でドラマチックにライブをスタートさせた。

aiko

aiko [高画質で見る]

2層の段構えに形を変えた円形ステージはさながら豪華な2段ケーキのようで、そのてっぺん先に立つaikoがジャケットにたっぷりとあしらわれたチュールを大胆に揺らしながら歌声を響かせる可憐な姿に、オーディエンスは釘付けに。すると彼女は続く「ねがう夜」でステージから四方に伸びた花道へと駆け出し、ファンのすぐそばで声を求める。華やかなホーンの調べに彩られた3曲目の「荒れた唇は恋を失くす」では、ピースや指ハートを繰り出すキュートな振る舞いでオーディエンスを魅了。かと思えば、続く「ぶどうじゅーす」では美しく突き抜けるようなホイッスルボイスで聴衆を圧倒。息つく暇なく多彩な魅力を発散していくaikoのパフォーマンスに、場内はオープニングから熱い高揚感に包まれた。

aiko

aiko [高画質で見る]

5曲を歌い終えてのMCで、aikoは「50歳になって2回目のライブです。よろしくお願いします」とひと言。そして、代々木第一体育館でのワンマンライブは15年ぶりだと語り「めっちゃうれしい! みんなに会えるのが楽しみすぎて具合悪くなりました!」と冗談めかして笑った。

aiko

aiko [高画質で見る]

隅々まで届く歌声と眼差し

めいっぱいの切なさをはらんだ歌声を聴かせるaikoの姿をスモークが優しく包み込んだ「秘密」、空間を忙しなく巡るレーザー光線やミラーボールの光の瞬きが楽曲の世界観を増幅させた「宇宙で息をして」など、こだわり抜かれた演出でもオーディエンスを楽しませたライブ中盤。赤いサーチライトがうごめく中、情熱的なロックサウンドが鳴り響いた「skirt」では、花道に寝転びながら曲を歌い上げ、ハイエナジーなシャウトでも魅せたaikoのタフなパフォーマンスが観客の熱狂を煽る。MCを挟んで披露された「58cm」でも、aikoは手練れのバンドメンバーが繰り出す陽気なサウンドに身を任せてパワフルに曲を歌い上げ、続く「その目に映して」では縦横無尽に花道を行き来しながらその歌声を会場の隅々まで届けていった。

aiko

aiko [高画質で見る]

集まったファン1人ひとりへ向けられるaikoの柔らかな眼差しと気兼ねない言葉の数々が客席中を笑顔にしたMCの中では、1月14日にリリースされる新曲「Cry High Fly」について、aikoが「泣きすぎて自暴自棄になる、みたいなイメージ」とタイトルに込めた思いを明かす場面も。また、バンドが即興でボサノバ風のBGMを奏でる中、aikoがその場で作った絆創膏の“CMソング”でグッズを紹介するという、歌心と遊び心に満ちた時間も観客の心を和ませる。「向かいあわせ」でライブが終盤へと進んでいくと、そんな会場の温かな結束とバンドのタイトな演奏、aikoの伸びやかな歌声、そのすべてが有機的に交わって確かなグルーヴとなり、曲を重ねるごとに場内の空気をますます高揚させていった。客席中から軽快なクラップが送られる中、aikoの自由なフェイクが光った「ヒカリ」ののち、「アップルパイ」ではまっすぐに訴えかけるボーカルが聴く者の心を揺さぶる。「キラキラ」「アスパラ」とパワフルに届けられた2曲でオーディエンスの熱狂が加速したクライマックスを経て、本編最後に届けられたのは「be master of life」。疾走感に満ちた演奏を突如止め、「やだ、終わりたくない!」とステージに寝転ぶaikoに、360°を囲むファンからは「aiko!」という声が何度も送られる。降り注ぐ熱い声援に満面の笑みを浮かべるaikoが大きな一体感の真ん中で思い切り足を踏み鳴らしたその瞬間、舞台の四方からはテープキャノンが降り注ぐ。きらめく光の帯が空間を彩る中、aikoは晴れやかな表情でステージをあとにした。

aiko

aiko [高画質で見る]

「今はこの気持ちでいっぱい」

止まない喝采と大きな拍手に導かれてステージに戻ったaikoは「シネマ」でアンコールを始め、絶えず客席とコミュニケーションを取りながら「磁石」を続ける。そして、ラストナンバーとして「赤いランプ」がコールされると、彼女は「心の底から楽しんで帰ってください。よろしくお願いします!」と訴え、回り続けるステージの真ん中で圧巻のロングトーンを響かせた。渾身のパフォーマンスをもって公演は幕引きかと思われたが、すぐさま「もう、代々木に泊まりたい。このまま雑魚寝したい!」と声を上げたaiko。そんな彼女の訴えをオーディエンスは大歓声で盛り上げ、ライブはダブルアンコールへと展開していった。「ジェット」に「愛の病」、「beat」……息つく暇なく畳み掛けるaikoとバンドのバイタリティあふれる歌唱と演奏に、負けじと声を上げ、手を挙げる観客たち。代々木第一体育館がこれ以上ない高揚感に包まれると、aikoは「すごく寂しいけど、今はこの気持ちでいっぱいです!」と、最後に「シアワセ」をコールする。軽やかにステップを踏みながら、最後までオーディエンスとの交歓を楽しみ抜いたaiko。約3時間におよぶパフォーマンスを笑顔で駆け抜けた彼女は、止まない歓声の中で「ありがとうございます。大好きです、愛してるよ!」と思いを叫び、「Love Like Pop vol.24.9」2日目の夜の幕を下ろした。

aiko

aiko [高画質で見る]

セットリスト

「aiko Live Tour『Love Like Pop vol.24.9』」2025年12月7日 国立代々木競技場第一体育館

01. 明日の歌
02. ねがう夜
03. 荒れた唇は恋を失くす
04. ぶどうじゅーす
05. 蝶々結び
06. 秘密
07. 宇宙で息をして
08. 列車
09. skirt
10. 58cm
11. その目に映して
12. カプセル
13. 向かいあわせ
14. ヒカリ
15. アップルパイ
16. キラキラ
17. アスパラ
18. be master of life
<アンコール>
19. シネマ
20. 磁石
21. 赤いランプ
<ダブルアンコール>
22. ジェット
23. 愛の病
24. beat
25. ドライブモード
26. シアワセ

この記事の画像(全9件)

撮影:岡田貴之、河本悠貴

読者の反応

  • 6

aiko official🥔 @aiko_dochibi

【お知らせ】
音楽ナタリーにてaiko全国アリーナツアー『Love Like Pop vol.24.9』代々木公演2日目のライブレポートが公開されました!
ぜひご覧ください!

https://t.co/SW8Uoz1ja1

コメントを読む(6件)

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 aiko の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。