「WACK in the U.K. Vol.3」ASP、BiS、モンアイのロンドン公演 元WACK代表・渡辺淳之介も登場

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音楽事務所WACK所属グループのASPBiS豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOLの3組が、8月28日(現地時間)にイギリス・ロンドンにあるライブハウスのThe Underworldで公演を行った。

ユメカ・ナウカナ?(ASP)

ユメカ・ナウカナ?(ASP)

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渡辺淳之介(元WACK代表)

渡辺淳之介(元WACK代表)[拡大]

WACKでは昨年11月よりロンドンで「WACK in The U.K.」と題したライブイベントを開催しており、毎回3組のWACK所属グループが出演している。3度目となる今回は、WACK創設者である渡辺淳之介が代表の座を離れてから初の公演。9月からロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ大学院に留学することが決まっている渡辺は「I'm an "ex-CEO of WACK", Junnosuke Watanabe」と挨拶し、“元WACK代表”であることをロンドンのファンに伝えた。

豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOL

豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOL

豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOL[拡大]

一番手のMONSTERIDOLのライブはQueen「We Will Rock You」が流れると同時にスタートし、観客が手足でストンプを鳴らして合唱。メンバーの4人は観客の合唱を受けながらステージに現れ、同曲と似たリズム構成の「豆んJOY」を1曲目に披露した。「FLASH」ではレオナエンパイアが英語で観客に呼びかけ、MCタイムでも4人それぞれが英語で自身のオリジナルキャッチフレーズを交えて自己紹介を行う。モモチ・ンゲールは「My name is dangerous. Please call me Momochi! “チン毛”は危険です!」と下ネタを炸裂させた。

彼女たちはロデオダンスを取り入れた「イカサマダンス」を陽気にパフォーマンスしたほか、英語詞を採用した楽曲「Bye Bye」などを届け、ロックとポップを行き来するハイブリッドな最新楽曲の数々を織り交ぜたセットリストを展開。アイドルライブでおなじみの「俺の! 〇〇!」というコールを観客に伝授する場面もありつつ、「MUST GO」で気合いの入ったハイトーンを聴かせるなどパワフルにライブを進め、ラストにグループの最初期ナンバーにしてクロちゃん(安田大サーカス)が作詞を手がけたポップチューン「りスタート」を笑顔で届けた。

BiS

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続くBiSは4月から“自給自足アイドル”として活動していることから、トギーが開演前の物販ブースに立って海外ファンと直接顔を合わせ、グッズを販売した。またBiSは2025年に解散することが決まっているため、ロンドンでの公演はラストになる予定。現地ファンのみならず、日本から駆けつけた多くの研究員(BiSファンの呼称)も熱量高く彼女たちのパフォーマンスに声援を送り、一体感のあるライブが繰り広げられることに。メンバー5人は気合い十分とばかりに1曲目「STUPiD」からエネルギーを爆発させつつ、「DADADA DANCE SONG」ではヒューガーが「Everybody jump! Jump!」と煽るなど、日本でのライブと変わらない全力投球のパフォーマンスでフロアを熱くさせた。

またMCでは端的な英語表現でライブを楽しんでもらうよう呼びかけ、日本のファン、海外のファンの心をつかんだ。そして最新アルバム「NEVER MiND」からは「LAZY DANCE」「STiLL BE CHiLD」「R.U.N」とロックチューンを盛り込みつつ、全編英語詞の「HiDE iN SEW」も披露。終盤に代表曲「BiS-どうやらゾンビのおでまし-」をエモーショナルに届け、汗だくになりながらアップテンポなラストナンバー「CURTAiN CALL」まで駆け抜けた。

ASP

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トリのASPはロンドンでのライブを行うのが今回で3回目。ブラックのエナメル衣装に身を包んだ7人の登場にフロアからは大きな歓声が上がり、「拝啓 ロックスター様」で旋風を巻き起こした。また7人はパンキッシュな「the MAN CALLiNG」で親指、人差し指、中指の3本を立てる“革命ポーズ”を掲げてフロアを扇動。「NO REASON」ではメンバーのシャウトとドープなトラックでカオスを生み出し、「Blueberry Gum」でかわいらしいASPの魅力を伝えた。

ユメカ・ナウカナ?が、ならず者(ASPファンの呼称)と次の曲で気持ちをひとつにしたいことを伝えてから始まった「SAKEBE」では、ステージとフロアが一体になり、大勢のオーディエンスが拳を掲げて勇ましいシンガロングを響かせるという、壮観な光景が広がる。ASPはステージのレイアウトがやや狭めかつ、上手側のステージ手前に柱があるといった特殊な構造をものともせず、7人という大所帯ながらも息の合ったパフォーマンスとフォーメーションで一体感のあるライブを展開していく。「Hyper Cracker」ではナ前ナ以がややハスキーな声で気持ちを吐き出すように歌を紡ぎ、観客の視線を釘付けにした。

次回のロンドン公演は

「WACK in the U.K. Vol.3」集合写真

「WACK in the U.K. Vol.3」集合写真[拡大]

3組のライブが終わると渡辺が再びステージに上がり、「Thank you! Did you enjoy?」と観客に笑顔で呼びかけ、アンコールを求める声に「OK, I'm going to sing?」と冗談を飛ばした。3組の出演者をステージに招き入れ、それぞれが英語でファンにメッセージを送ることに。ASPは「ASP、3回目のロンドン。So hot!」「再びここに来られてうれしい、楽しんでくれましたか? ありがとう。たくさんのWACKファンが来てくれてうれしいです」、BiSは「はじめまして! これがBiSです! ありがとう!! ロンドン大好き! BiSはあなた! あなた! あなた!が大好きです」、MONSTERIDOLは「来てくれてありがとう! MONSTERIDOLです! またここに来たいです。本当にありがとう!」と述べた。また渡辺が「残念ながらBiSは解散するのでこれが最後のロンドン公演になります」と発表すると、場内からは「No!」「Boo!」「We want BiS!」と悲しみのブーイングが発生。渡辺が「私もとても悲しいです。寂しいね、でもしょうがないですね」と素直な思いを口にし、トギーは「寂しいです。でもロンドンのみんなにやっと会えてうれしかったです。I love you!」とファンへの愛を伝えた。

なお最後には渡辺が11月27日にThe Underworldで「WACK in the U.K. vol.4」を開催することを発表。常連のASP、初回に登場したExWHYZの参加がアナウンスされ、場内では大きな歓声が沸き起こった。このほかの出演者については追って発表されるとのことだ。

セットリスト

「WACK in the U.K. Vol.3」2024年8月29日 The Underworld

豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOL

01. 豆んJOY
02. 豆柴の大群-お送りするのは人生劇場-
03. FLASH
04. イカサマダンス
05. Lights camera action
06. Shout out to good show!
07. Bye Bye
08. 大丈夫サンライズ
09. MUST GO
10. りスタート

BiS

01. STUPiD
02. DADADA DANCE SONG
03. LAZY DANCE
04. BASKET BOX
05. STiLL BE CHiLD
06. HiDE iN SEW
07. R.U.N
08. BiS-どうやらゾンビのおでまし-
09. CURTAiN CALL

ASP

01. 拝啓 ロックスター様
02. the MAN CALLiNG
03. TOXiC iNVATiON
04. Black Nails
05. NO REASON
06. Blueberry Gum
07. SAKEBE
08. MAKE A MOVE
09. Hyper Cracker
10. M

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公演情報

WACK in the U.K. vol.4

2024年11月27日(水)The Underworld
<出演者>
ASP / ExWHYZ / and more

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ノルNorway @doutorkatasumi

@natalie_mu ォケ♪

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