毎年アニバーサリー&バースデーライブを開催している大塚。今年は「祝・日比谷野音100周年 大塚 愛 LOVE IS BORN ~20th Anniversary 2023~」と銘打ち、デビュー20周年を迎える前日であり、自身の誕生日である9月9日に、大好きな会場だと公言する日比谷野音にてライブを行った。この公演で彼女は往年の代表曲や、ライブ当日にリリースした初のコラボアルバム「marble」の収録曲など20曲を届けた。
台風一過の秋空の下、場内は大塚のデビュー20周年を祝福すべく満員のオーディエンスであふれかえっていた。定刻の17:00を少し過ぎた頃、バンドマスター・磯貝サイモン(Key, G, Cho)、藤井謙二(G /
その後ステージセンターに設けられた階段上で早着替えを行った大塚は、金魚の尾びれを想起させるような濃いピンクのロングスカートで「金魚花火」をしっとりと歌い上げた。また開演時は晴れていた空が曇り空となって野音のステージを覆う中「クムリウタ」が披露され、「曇り空、泣くな 心は本当は強い」という歌詞と野音を覆う空がリンクするひと幕も。グランドピアノの弾き語りで披露された「黒毛和牛上塩タン焼680円」などを経て、「ロケットスニーカー」「Happy Days」がパフォーマンスされると、場内の空気はヒートアップする。さらに大塚は「まだまだGOできる? みんなのGOを確認しておきたいわ」と投げかけつつ、「GO」を披露。力強くギターを弾きながら歌う大塚をあと押しするように、オーディエンスも大きな声で「GO!GO!」と呼応した。
最終ブロックへの突入を前に大塚は「本当にみんなありがとう。ありがとうが止まらない」と感謝の言葉を述べるとともに、「レベルがまた1つ上がりました!」と誕生日を迎えて年齢を1つ重ねたことを報告。そして当日リリースのアルバム「marble」でコラボしたアーティストへの感謝を口にし、川谷絵音の提供曲「マイナーなキス」をライブ初披露した。「モアモア」の後半ではかつて大塚のライブには欠かせない存在であった振付師・南流石とドラァグクイーンのMONDOが登場。さらに「CHU-LIP」のパフォーマンスの際には、楽曲リリース時にライブや音楽番組に出演していた川井健も姿を現し、大塚の歌唱を華やかに彩った。
その後、ドラムによるマーチングとホーンセクションによるファンファーレが奏でられる中、大塚とバンドメンバーが斜め上に向かって敬礼。その視線の先にはどこかで見たことがあるようなピンクのジャージが吊るされており、ステージに向かって降ろされる。大塚は約20年前に着用していたこのジャージを身に付け、「さくらんぼ」をパフォーマンス。ゴールドのテープが舞い上がったり大合唱が巻き起こったりと賑々しい雰囲気の中、大塚から「せーの!」と振られた観客はありったけの声で「もう1回!」と叫ぶ。そして最後に大塚はファンに向かってこの日一番大きな声で「20年、ありがとう!!」と感謝の思いを叫び、ライブを締めくくった。終演を告げるアナウンスが場内に何度も流れる中、「Birthday Song」のサビを歌い続けるオーディエンスに対して、再びステージに登場した大塚は「みんな愛してるよ!」と大声で告げ、ステージをあとにした。
ライブの模様を生配信していたU-NEXTでは、9月23日17:00から9月30日23:59まで見逃し配信が行われる。
大塚愛「祝・日比谷野音100周年 大塚 愛 LOVE IS BORN ~20th Anniversary 2023~」2023年9月9日 日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)
01. 桃ノ花ビラ
02. タイムマシーン
03. ユメクイ
04. フレンジャー
05. PEACH
06. 金魚花火
07. クムリウタ
08. 黒毛和牛上塩タン焼680円
09. maybe I love you
10. プラネタリウム
11. Re:NAME
12. ロケットスニーカー
13. Happy Days
14. GO
15. マイナーなキス (川谷絵音より)
16. 恋フル
17. モアモア
18. TOKYO散歩
19. CHU-LIP
20. さくらんぼ
秘書☆@aio @sousisouai99
やっぱりピアノの向きは反対だったの?🙃
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