大塚愛15年分のシングル曲を野音で熱唱、2019年元日にベスト発売

大塚愛がメジャーデビュー15周年前日の9月9日、東京・日比谷野外大音楽堂でアニバーサリーライブ「LOVE IS BORN ～15th Anniversary 2018～」を行った。

2003年9月10日にシングル「桃ノ花ビラ」でメジャーデビューを果たし、同年12月に発売された2枚目のシングル「さくらんぼ」のロングヒットにより一気に注目を集めた彼女。今年の9月5日に発売された最新シングル「ドラセナ」まで、大塚がこれまでに発表したシングルは合計25作品にのぼる。デビュー15周年を祝した今回のライブは事前に「今年は15年間にリリースした全シングル曲のみ披露します！」と予告されており、大塚はメドレーを含む合計29曲を開放的な野音のステージで熱唱した。

この日のライブでは曲によりホーンやストリングスも加わり、序盤の「ユメクイ」「黒毛和牛上塩タン焼680円」「プラネタリウム」などはレコーディング音源に近いアレンジで披露された。大塚は「金魚花火」でしっとりとしたピアノ弾き語りを聴かせたかと思うと、後半の「SMILY」では“CATS愛”というコンセプトでネコ耳を装着し、レオタード姿の仲間を引き連れてパフォーマンス。そのまま直筆の落書き入りボールをラケットで客席に向かって打ち込むという遊び心あふれる演出も見られた。

ライブ終盤には「フレンジャー」「ロケットスニーカー」「Happy Days」と盛り上がるナンバーが連発され、本編ラスト大ヒット曲「さくらんぼ」でフィニッシュ。アンコールでは15年前のデビュー曲「桃ノ花ビラ」と、最新楽曲「ドラセナ」の2曲が歌われた。そして大塚は2019年元日にオールタイムベストアルバム「愛 am BEST, too」をリリースすることをファンに報告。「『愛 am BEST, too』を聴いて懐かしみながら、皆さんと前へ前へと進んで行きたい」とこの先の活動にも期待を覗かせ、最後は「15年間、私を好きでいてくれてありがとう」という感謝の言葉で締めくくった。このアニバーサリーライブで披露された楽曲は、各サブスクリプションサービスに用意されたプレイリストでセットリスト順に楽しめる。

ベストアルバムには15年の間にリリースされた楽曲からの選りすぐりに加え、新曲「Dear, you」も収録予定。2CD＋DVD盤、2CD＋Blu-ray盤に収められる映像の内容など詳細は追ってアナウンスされる。