70年代アングラ劇団の歌姫、Madam Anonimoが300枚限定新作アナログ盤リリース

Madam Anonimo（マダム・アノニモ）の7inchアナログ「Heureux Temps（ウル・タン）」が、4月2日に300枚限定で発売される。

Madam Anonimoは出身地、年齢ともに不詳のソプラノ歌手。大学紛争の起こった1960年代後半から70年代初頭までアングラ劇団の歌姫として活躍し、アルトサックスプレイヤー・阿部薫らと親交があった。φonon（フォノン）から発売された2019年のデビューアルバム「il salone di Anonimo」は、舞踏、アバンギャルド、ジャズのリスナーから支持を得た。

「Heureux Temps」は、近年DOMMUNEの出演以外に表立った動きのなかったMadam Anonimoの4年ぶりの新作。歌詞対訳をMadam Anonimoとフランス文学者の鈴木創士、写真撮影を裸のラリーズ、ゆらゆら帝国、恒松正敏らを撮影したことで知られる中藤毅彦、プロデュースをモジュラーシンセ奏者の森田潤がそれぞれ担当した。Madam Anonimoは楽曲の徹底した推敲を行ったが、レコーディング自体は一発録りだという。購入はqualiarecord's STOREのWebサイトで。

Madam Anonimo「Heureux Temps」収録曲

A SIDE

・Heureux Temps

B SIDE

・Grândola Vila Morena