薬物中毒のため1978年に29歳で夭折した伝説のアルトサックス奏者、阿部薫の初の写真集「阿部薫写真集 OUT TO LUNCH」が10月16日に刊行される。
どこまでもスピードを追求し、他に類を見ないサウンドで1970年代の日本のフリージャズに強烈な傷跡を残した阿部薫。没後35年にして初めて発売されるこの写真集は、今もなお伝説として語り継がれている彼の姿が多数の未発表写真で記録されている。
撮影したのは、1973年に崔洋一、篠毅、ヒロヤマガタと共同事務所「JIM」を設立し、吉沢元治、
なお10月5日からは横浜シネマジャック&ベティにて、阿部薫とその妻である小説家・鈴木いづみの生活を描いた1995年公開の若松孝二監督映画「エンドレス・ワルツ」の再上映がスタート。映画の公開にあわせて劇場で写真集の先行販売が予定されている。また東京・青山ブックセンター六本木店、書泉グランデではこの写真集の刊行記念フェア、およびパネル展が開催され、ここでも10月5日から写真集が先行販売される。
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伝説のサックス奏者、阿部薫の軌跡に迫った初の写真集 http://t.co/dkjL94Yg5y