“ユニバースミュージックプロジェクト”としてMidnight Grand Orchestraを発足させ、4月に配信シングル「SOS」でトイズファクトリー内のレーベル・VIAよりデビューし、7月に1stミニアルバム「Overture」をリリースした星街とTAKU。そんなミドグラの1stライブはバーチャル空間にて実施され、当日は東京・池袋HUMAXシネマズにてライブビューイングも行われた。
ミドグラのシンボルマークが画面上に映し出される中、「GET READY」という言葉を合図にカウントダウンがスタート。オープニング映像が終わると同時に、壮大な宇宙空間が視聴者の前に広がった。ライブの幕開けを飾る「Never Ending Midnights」ではTAKU(G, B, Key)をはじめ、tepe(G)、永山ひろなお(Key)、CHICA(Violin)、杉野裕(Violin)、細川亜維子(Viola)、篠崎由紀(Cello)、BOBO(Dr)、山本真央樹(Dr)が織りなすダイナミックなサウンドに乗せ、星街が繊細かつパワフルな歌声を解き放つ。そして、清らかなピアノとストリングスの音色が広がると、ステージのバックには渋谷をイメージしたかのような未来都市が出現。「SOS」で星街はキュートな振り付けを披露し、TAKUのキーボードとコーラスが楽曲の世界観を彩った。ひと息ついた星街は「この超超超超……豪華なミドグラ専用ステージから最高の音楽を皆さんにお届けできたらと思います」「今日は伝説のライブになると思いますので最後までぜひご覧ください」と視聴者に声をかけ、「どうですか? ステージの居心地は」と質問。TAKUは「最高です!」と声を弾ませた。
短いトークを終えたミドグラは「Allegro」「Rat A Tat」とダンサブルなアッパーチューンを連発し、メインステージから「SOS」のミュージックビデオに登場する“SOSデッキ”を再現したスペースへと移動。TAKUは「やっとライブができてよかったです」と初ライブの喜びを噛みしめる。その後、ミドグラ始動のきっかけについて「『Stellar Stellar』のレコーディングが終わったときに僕のほうからお誘いしました」と振り返り、星街も「『Stellar Stellar』と『3時12分』の制作時期が同じくらいで。もともと私が『アルバムの表題曲をTAKUさんにお願いしたいな』と思っていたら、『TAKUさんのほうも自分の曲をすいせいさんに歌ってほしいみたいです』とマネージャーさんから言われて。それからはトントン拍子に話が進んでいきました」と当時を懐かしんだ。
美しくもどこか儚げな「Tuning(Interlude)」のあと、メンバーはメインステージに戻り、星街は「流星群」を切々と歌唱。そして2人はミドグラの原点とも言える、星街をボーカリストに迎えたTAKUのメジャーデビュー曲「3時12分」、星街の1stアルバム「Still Still Stellar」に収録されているTAKUの提供曲「Stellar Stellar」を間髪いれずに披露した。ライブが残りあと1曲となったところで、星街が「次にライブするときは50曲くらいできてるんですかね」とTAKUに目配せ。すると彼は「もうちょいじゃないですかね」と自信ありげに語る。この言葉を受けて星街は「私自身もミドグラでどんなことができるのかワクワクしているし、皆さんにも今後の展開に注目していただければと思います」と胸を張り、2人は宇宙の旅路を描いた「Highway」を最後に披露して初ライブを成功に収めた。
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「Midnight Grand Orchestra 1st VIRTUAL LIVE "Overture"」2022年8月20日 セットリスト
01. Never Ending Midnights
02. SOS
03. Allegro
04. Rat A Tat
05. Tuning(Interlude)
06. 流星群
07. 3時12分
08. Stellar Stellar
09. Highway
楊(やん) @yan_negimabeya
【ライブレポート】星街&イノタクのMidnight Grand Orchestra「居心地最高!」の豪華ステージで初ライブ(写真25枚) https://t.co/5zPoVlgCT0