「ラウンドトリップ 往復書簡」はコロナ禍で対面が叶わない中、10年以上の交流がある2人が出会いや懐かしい出来事、それぞれの家族、恋愛観や結婚観などをつづった手紙のやり取りを収録したもの。片寄にとっては初の著書となる。本書には2人の手紙のほか、16ページにわたる片寄の撮り下ろしグラビアも掲載されている。
初めて原稿を執筆した感想を問われた片寄は「今までは執筆といってもブログを書く程度でしかなかったので、最初はなかなか言葉が出てこなくて。でもだんだん慣れてきて、書籍化にあたり、まえがきを書いたときはスムーズに書くことができた。書くことの難しさも楽しさも感じられました」とコメント。書籍発売に際して小竹と交わした会話を聞かれると「昨日の夜にラインをいただきまして、発売目前だからか『血圧が上がって寝られない』とおっしゃっていました」と明かした。
片寄は書籍刊行に対するGENERATIONSのメンバーの反応について「さっきグループLINEで報告したら、数原龍友が『まだモテる気かよ』とだけ返してきました」と話し、「『おめでとう』のひと言くらい言いなさいよと思いましたけど(笑)」とツッコみ、まだ返事をしていないことを明かした。
書簡のやり取りの中で、自身が文章執筆が好きなこと、そして周囲には見方を変えることで面白く感じられることがあふれていることを発見したという片寄。書くのをためらったエピソードはあったか問われると「最初はいろんな部分がためらいでしたね。気恥ずかしい気持ちもあったりして。でも、だんだん気恥ずかしさがクセになったのかもしれません」と明かした。また本書の中で「片寄はしれっと恋愛するタイプだ」と記載された部分について、記者に真偽のほどを問われると「なんかそう書かれてましたね(笑)。逆に皆さん、しれっと恋愛しないんですか? 最初はそんなもんですよね?(笑)」と回答した。
執筆の中で苦労した部分について、片寄は「昨年の夏から始まった企画ということもあって、コロナ禍だったので、とにかくネタが少ない時期だった。奇跡よ、起きろ! みたいな感じでネタが降ってくるのを待ってましたけど、それ自体をネタにしようという発想の転換しか道は残されていませんでしたね」と振り返った。
「作家」と呼ばれることに対しては「まったく実感がないです。ちょっとむずがゆい感じがします」と照れ笑い。今後、賞を取ることもあるのではと聞かれると「いやいや、やめてください!(笑) ハードル上がっちゃうので。でもまた何か発表できたらいいな。あとは今後はもっと作詞にも挑戦して、グループの役に立てればと思います」と意欲を見せた。
本書をどんな人に読んでほしいか聞かれた片寄は「今の時代でしかつづれない言葉、今だからこその感情が詰まった作品なので、幅広い世代の方に共感してもらえるのではと。本に馴染みのない方、普段から読む方にも手に取ってほしいです」とアピール。最後に「小竹さんが相手じゃないと出てこなかった言葉や表現がたくさんあったなと思い、すごく感謝しています。今日の夜はどうかぐっすり休んでください」と共著者の小竹にメッセージを送り、会見を締めくくった。
囲み取材終了後、片寄は音楽ナタリーの動画取材に対応。動画では書籍のタイトルに込められた意味や、本を執筆する中で気付いたことなどについて語っている。
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音楽ナタリー @natalie_mu
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