昨日3月22日に音楽事務所WACKによる合宿型オーディション「WACK合同オーディション2021」の2日目が行われた。
毎年恒例となっている「WACK合同オーディション」。今年は新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が解除された3月21日から27日まで行われ、その模様は全編にわたってニコニコ生放送で生中継されている。合宿に参加する現役メンバーはチャントモンキー(
早朝6時過ぎ、ロビーには候補生が集まっており、正午に控える発表に向けて自主的に練習を行っている。そして6時30分にマラソンがスタートし、候補生20名が一斉に走り出した。折り返し地点では1位のハルナスペースにハンデとして5kgの米が渡され、彼女は米を担いだまま走らされることに。2位から4位に用意されたアイテムはソーダ水で、コユキデーモン、バアユ、ウンコグミカンパニーは炭酸に苦しみながらも飲みきって、ゴールに向かい走っていった。マラソンの順位は、1位から順にハルナスペース、オキタユア、PAST EMPiRE、テラタイリク・ユウカ、キミドリコ、もしもしチャン、サケブサケ、イギー、リコチ・F、カトームセンシティ部、モノノケヒメ・コッゾウ、ワキ・ガ・ドクソン、コトチャン、アユミ・H、コーラ、メインディッシュ・アカネ、バアユ、アクム・ミタカナ?、ウンコグミカンパニー、コユキデーモン。米を抱きかかえて折り返したハルナスペースは1位のまま独走するという結果になった。
マラソン終了後、チームおちんちん(サケブサケ、コユキデーモン、モノノケヒメ、オキタユア)、チームおまんまん(コーラ、リコチ、アクム、PAST)、チームあなあな(メインディッシュ、バアユ、ワキ・ガ、カトー)、チームしこしこ(イギー、ハルナスペース、もしもしチャン、テラタイリク)、チームうんち(ウンコ、キミドリコ、アユミ、コトチャン)の5組は正午に発表するEMPiRE「Have it my way」の自主練に励んだ。そんな中、WACK代表の
5組が練習している間にWAggのメンバーが到着。正午の課題曲発表の立ち会いからオーディションに加わった。そして候補生グループは昨晩から続けてきた練習の成果を発表した。「Have it my way」は現役メンバーも苦しんで練習していた楽曲。渡辺は「みんながんばってきたなと思いました。でも最大の課題としていた“チーム感”を感じられるチームはなかった」と総評を候補生に送る。続けて「間違えたときにニヤッとしてしまう人が多かった。それはあまり気分がよくないよね。ミスをミスと感じさせないことが大切。THEE MICHELLE GUN ELEPHANTがテレビ番組で歌ったときに歌詞を間違えたんですけど、雄叫びでごまかしてたんですね。間違え方がカッコいいです。ミスもチャンスだと捉えていくのが一番いいので意識してほしい。失敗するときは本当にチャンスで、それを生かすのが芸能を掴み取るきっかけ」とミスに対する心構えを説いた。またパフォーマンスについて「基本的なことで、大歓声が上がっている東京ドームで踊っていると思ってほしい。EMPiREがライブでやってる掛け声とかは150%くらいの力じゃないと100%に聞こえない。みんなのパフォーマンスには恥じらいが見られた。中途半端が一番カッコ悪い」と述べた。
発表会の結果は1位がチームしこしこ、2位がチームあなあな、3位がチームおまんまん、4位がチームうんち、5位がチームおちんちん。渡辺は「チームしこしこは、この中では一番まとまっているかな。もしもしチャンはもうちょっと突き抜けてもいいんじゃないですか。チームあなあなは普通に観たら最悪だったけど、一番楽しかった。しこしことあなあながまざってくれるとすごくいいライブになるんじゃないかという雰囲気。チームおまんまんはチーム感がすごく弱かった。個々のことを考えてやっている感じがした。パフォーマンスをしっかりやることに重点を置きすぎて、4人でどうやっていくかが考えられてなかったと思いました。4位のチームうんちは置いてけぼりの子たちが代わる代わる出てきたのが敗因かな。掛け声とかをもっとイメトレしてほしいんだよな。立っている自分がいたときにどうやってカッコよくしゃべるかとかを想像したらそのポーズじゃなくね?みたいなのが多かった。最下位はチームおちんちん。自分たちでもわかってると思うけど、けっこうバラバラでまとまっている感じがしない」とコメントした。これによりチームおちんちんのサケブサケ、コユキデーモン、モノノケヒメ、オキタユアは最下位で脱落が決定。しかし次の課題で1位を獲得すれば全員が救済されることになった。また月ノウサギ(WAgg)によると1位と最下位は渡辺と同じで、2位がチームうんちだった。月ノは2位の選出理由を「『Have it my way』は自分たちが楽しむこと、カッコ付けることが大事。それが見えたので2位にしました」と明かした。午後以降は渡辺が午前中に語った通り、各チームにWAggメンバーが1名ずつ割り振られることに。課題曲はPARADISESの「PLEASE LISTEN TO MY」で、新しい振り付けを考えてパフォーマンスすることが条件となった。月ノが最下位のチームおちんちん、アイナスターが4位のチームうんち、YUiNA EMPiREが3位のチームおまんまん、愛が2位のチームあなあな、ア・アンズピアが1位のチームしこしこにそれぞれ付き、候補生をサポートすることになった。
昼食はカレー。チームおまんまんメンバーおよびYUiNAのカレーのみデスソース入りとなったが、時間内に完食した。その後、各チームは19時の課題曲発表に向けて練習開始。WAggメンバーは先ほどの課題曲発表のフィードバック、候補生に楽曲に込められた思いや候補生1人ひとりのパフォーマンスの印象を伝えるなど、コミュニケーションを取ってから振り入れに移る。チームごとに振り入れの進行具合や、コミュニケーションの内容はさまざま。来たる発表会に向け、各チームはひたすら練習に勤しんだ。なお課題曲「PLEASE LISTEN TO MY」は、昨年行われたWAggメンバーのPARADISES昇格を懸けたオーディション企画「PARADISESの素晴らしき未来」の軸になった楽曲。「ここから始まるシンデレラ物語だよ」「どんでん返しの物語」といった歌詞は、今回のオーディションに参加した候補生の心情にも通ずる内容だ。月ノと脱落が宣告されたチームおちんちんが夜の発表で“どんでん返し”を起こせるのか。
夜のパフォーマンス審査の時間。渡辺は緊張した様子の一同に深呼吸をさせてから審査を開始した。結果は1位がアンズピアのいるチームしこしこ、2位がチームあなあな、3位がチームおちんちん、4位がチームうんち、5位がチームおまんまん。昼に脱落したチームおちんちんは1位になれなかったため、健闘むなしく救済されなかった。
5位のチームおまんまんはYUiNAが「不安なままパフォーマンスしてしまって、ちゃんと踊れず、みんなの様子をうかがいながら進められずに自分もすごく焦ってしまった。私の責任だと思います」と話し、候補生がその言葉に首を横に振る。コーラは「5位になるのも当然で、どうしたらいいかわからなかった」と悔しさをにじませた。渡辺は「お客さんがいると思ってやってくれと言ったはずなのに、最初から不安そうな顔してるわけ。こっちも楽しめるわけないし、その準備もできないまま。YUiNAの責任だって言ってたけど、全員の責任だ。YUiNA以外に関しては、どこからでも変えられるのに。立場は変わらないんだよ。(救済がこれ以上なければ)これで終わるんだよ? 」とストレートな言葉をぶつけた。
続けて4位のチームうんちについて渡辺は「必死さが先に出ちゃってるな。この曲はこれから楽しいことが始まる気持ちを歌った歌だと思うんですよ。それを考えてなかった子が何人かいたかな。全員でこれから始まっていくんだって気持ちが。個々にはいいところがあったけど」、3位のチームおちんちんには「同じ理由です。僕は必死さを求めているわけではなくて、どうやって伝えられるかに必死になってほしいと思っているんです。脱落がかかっていることはあっても、そこを無視してやってほしかった。いろんなところで楽しくさせようと思ったんだろうけど、そうじゃないところで圧倒的なものを見せないと。月ノはもうちょっと考えてほしい」と評価の理由を説明した。続けて渡辺は2位のチームあなあなには「バラバラなところもあったんだけど、楽しもうとしているところが一番評価に値するのかなと。願わくば、自分たちの振りがどんなふうに見えているのか、4人は意識できていない気がしたのと、立ち位置が汚すぎるのでもうちょい直してほしいと思います」、1位のチームしこしこには「この中では一番よかった。一番楽しそうだったし、自然と観ている側の気分が乗るなと思ったのでよかった。残念なところを挙げるとすると、手を叩くところでイギーだけ手が逆だった。そろってなくてもいいんだけど、もうちょっと細かいところを気にしてもいいんじゃないかと思います」という言葉を送った。
順位発表のあと、渡辺は「全体的な雰囲気から『落ちたくない』って気持ちが先行しすぎていると思います。マイナスの感情の中で歌って踊っても絶対に伝わらない。不安だっていいよ、この短時間でやれって言ってるんだから間に合う、間に合わないの次元では言ってない。どういう気持ちで立ち向かうのか、やっていくのか。できるわけないじゃん。ワンマンライブをやるときだって1週間とかゲネプロをやるんだから。これまで俺が『うまかったね』なんて褒めたことないでしょ。そんなの見てない。そんなのはあとから練習すればいいだけだから。落ちたくないとかそんな小さなことにとらわれないでほしい」と全員にメッセージを送った。さらに「今のところ『君を取りたい』って思う子が1人もいない」ときびしい言葉を投げかけ、「本当に短い時間しかないんですよ、2日目が終わりました。だから落ちたくないじゃなくて、もっと観ている人に楽しんでもらいたいっていう前向きな気持ちを伝えてほしいです」「気持ちを切り替えて、自分にできることを。引きずることに何の意味もないので、これまでのことはここで忘れて自分たちがどうしたらいいのか考えてください」と総括した。
夕食のデスソースはYUiNA以外のWAggメンバーに与えられ、アンズピア、月ノ、愛、アイナスターは制限時間内に夕食を終えた。食事を終えた一同は、ニコニコ生放送のカメラに向かって話す権利を1人あたり2分30秒が与えられ、思い思いにアピールを行った。涙ながらに合格への思いを訴える人、アイドルを目指す理由を語る人などシリアスなムードで泣きながら視聴者に応援を呼びかける候補生が多かった。そんな中、コトちゃんは泣きながらアピールしたあとに一発芸を2つ披露し、ハルナスペースはコウメ太夫の「チクショー」ネタで笑いを取った。
アピールタイム終了後、各種投票が行われた。視聴者アンケートによる「今日よかったと思うWAggメンバー」の結果は1位から月ノ、アンズピア、愛、YUiNA、アイナスターの順番に。候補生への視聴者投票の結果は1位からハルナスペース、イギー、もしもしチャン、コーラ、コトチャンと続き、最下位はアユミ・Hとなった。マラソン、食事、スタッフ投票などを加味した総合ポイントでは1位イギー、2位もしもしチャン、3位ハルナスペース、4位テラタイリク、5位PAST、6位コーラ、7位ワキ・ガ、8位メインディッシュ、9位コトチャン、10位オキタユア、11位バアユ、11位リコチ、13位アクム、14位寄緑子、15位サケブサケ、15位カトー、17位コユキデーモン、18位ウンコグミカンパニー、19位アユミ、20位モノノケヒメとなった。
続けて2日目の脱落者が発表された。脱落者の選定はポイントなどを参考にしたうえで渡辺が行う。渡辺は脱落者として、チームおちんちんのメンバーであるサケブサケ、コユキデーモン、モノノケヒメ、オキタユアに加え、アユミ・H、アクムの名を挙げた。脱落者は本日3月23日のマラソンが始まる前の6時15分から行われるBiS「thousand crickets」をBGMにしたスクワット対決に参加し、2位までに勝ち残れば救済される。
なお3日目のチーム編成が発表された。アイナスターチームにワキ・ガ、テラタイリクと救済者2名、月ノチームにメインディッシュ、PAST EMPiRE、コーラ、YUiNAチームにイギー、バアユ、もしもしチャン、アンズピアチームにコトチャン、キミドリコ、カトー、愛チームにハルナスペース、ウンコグミカンパニー、リコチ・Fが割り振られる形となった。このチームが3日目正午にパフォーマンスする課題曲はBiSの「STUPiD」だ。
ニコニコ生放送「【前半】全て見せます!WACKオーディション合宿2021完全密着 6泊7日の死闘」
配信日時:2021年3月21日(日)14:30~
配信URL:https://live2.nicovideo.jp/watch/lv330779980
ニコニコ生放送「【後半】全て見せます!WACKオーディション合宿2021完全密着 6泊7日の死闘」
配信日時:2021年3月24日(水)12:00~
配信URL:https://live2.nicovideo.jp/watch/lv330779981
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「WACK合同オーディション2021」2日目
マラソン
1位 ハルナスペース
2位 オキタユア
3位 PAST EMPiRE
4位 テラタイリク・ユウカ
5位 キミドリコ
6位 もしもしチャン
7位 サケブサケ
8位 イギー
9位 リコチ・F
10位 カトームセンシティ部
11位 モノノケヒメ・コッゾウ
12位 ワキ・ガ・ドクソン
13位 コトチャン
14位 アユミ・H
15位 コーラ
16位 メインディッシュ・アカネ
17位 バアユ
18位 アクム・ミタカナ?
19位 ウンコグミカンパニー
20位 コユキデーモン
視聴者投票結果
1位 ハルナスペース(1002票)
2位 イギー(679票)
3位 もしもしチャン(639票)
4位 コーラ(355票)
5位 コトチャン(326票)
6位 PAST EMPiRE(245票)
7位 オキタユア(201票)
8位 ワキ・ガ・ドクソン(196票)
9位 テラタイリク・ユウカ(179票)
10位 メインディッシュ・アカネ(147票)
11位 バアユ(132票)
12位 コユキデーモン(121票)
13位 リコチ・F(107票)
14位 アクム・ミタカナ?(97票)
15位 カトームセンシティ部(68票)
16位 モノノケヒメ・コッゾウ(42票)
17位 サケブサケ(39票)
18位 ウンコグミカンパニー(25票)
19位 キミドリコ(24票)
20位 アユミ・H(11票)
総合ポイント結果
1位 イギー(60P)
2位 もしもしチャン(56P)
3位 ハルナスペース(53P)
4位 テラタイリク・ユウカ(44P)
5位 PAST EMPiRE(42P)
6位 コーラ(41P)
7位 ワキ・ガ・ドクソン(37P)
8位 メインディッシュ・アカネ(35P)
9位 コトチャン(34P)
10位 オキタユア(33P)
11位 バアユ(30P)
11位 リコチ・F(30P)
13位 アクム・ミタカナ?(28P)
14位 キミドリコ(19P)
15位 サケブサケ(16P)
15位 カトームセンシティ部(16P)
17位 コユキデーモン(15P)
18位 ウンコグミカンパニー(15P)
19位 アユミ・H(9P)
20位 モノノケヒメ・コッゾウ(6P)
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