「影踏み」は横山秀夫の同名小説の実写映画化作品。深夜に寝静まった民家へ侵入し現金を盗み出す忍び込みのプロ、通称“ノビ師”である真壁修一を山崎が演じ、修一の弟にして相棒でもある啓二を北村が演じた。劇中では、忍び込んだ先で偶然遭遇した事件をきっかけに逮捕されてしまった修一が啓二と共に事件の謎を探り、真相に迫っていくさまが描かれる。
兄弟役で共演した山崎と北村に対して司会者がその感想を尋ねると、山崎は「僕自身映画に出るのが14年ぶりだったので、匠海くんに空気を作ってもらったというか。やっていて居心地がよかったです」とコメント。一方の北村も「出演者の皆さんの中でダントツ後輩な僕を真っ先に受け入れてくれたのはまさよしさんで」と切り出し「でも、すごく無邪気な一面もあって。手持ちの扇風機で1人で遊んでいらっしゃる姿を僕が見守るという(笑)、優しい現場でした」と撮影を振り返る。北村は撮影中、山崎の自然体な姿が印象に残ったといい「こんなことを言うの失礼かもしれないけど、かわいらしい一面が多いんです。あと、1人でホテルの部屋にいるときにコンコンとドアを叩いて『一杯どうや?』と誘ってくれるのもまさよしさんでした」と先輩の優しさを明かしていた。
登壇者には、ノビ師の主人公にちなみ「共演者の盗みたいところは?」という質問が。大竹に「匠海くんの若さを盗みたいです」と言われた北村は、自身の番になると「まさよしさんの歌声です。この間『Augusta Camp』に一緒に出させていただいたんですけど、真横で体感するまさよしさんの声というのはしびれるものがあって。すごかったです」と答える。北村のコメントに、山崎は「いや、彼も堂々としていましたよ」と応じつつ「(北村への)歓声がすごかったんで、『呼ばなきゃよかった』と思って」と言って笑いを誘う。そして、自身が盗みたいものについては「滝藤さんの髪型」と回答。その理由を「僕も天パーなんですけど、伸ばすと背がないからブロッコリーみたいになるんですよ。だから滝藤さんの背も含めて、ですね」と語り、滝藤に羨望の眼差しを向けた。
そして舞台挨拶の終盤には、11月2日生まれの滝藤、11月3日生まれの北村、11月4日生まれの尾野へのサプライズとして、山崎が3人にプレゼントの花束を手渡した。ひと言挨拶を求められた北村は「さっきロケバスの中で、まさよしさんに『ギターあげるよ』って言われたんです。誕生日近いし、うれしいプレゼントだななんて思ってたんですけど……僕の誕生日知っていたんですね。いいお兄ちゃんを持ったなと思います」と感激の面持ちで感謝を伝える。そして最後に北村は「いろんな形のおっきな愛に包まれた映画です。僕自身も観て、優しい涙が流れました。皆さんも体感していただけたら」と観客に向けてコメント。山崎は「今年でデビュー25周年なんです。主題歌もやらせてもらって、いい歌ができたと思います。やりすぎ感があるかもしれないけど、こういったアニバーサリーでいい作品に関われたことに感謝しております」と思いを語り、イベントを結んだ。
リンク
- 映画『影踏み』 | 2019年11月 全国ロードショー
- 映画『影踏み』 予告編 - YouTube
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音楽ナタリー @natalie_mu
【イベントレポート】山崎まさよしが“弟”にギターを贈る、北村匠海「いいお兄ちゃんを持ちました」(写真18枚)
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